生活創造科(~2019)

2016年1月の記事一覧

山崎高校の防災体験活動はすごい!!

12月18日、山崎高校の防災体験活動を実施しました。
本校のそれは、すごいのです。
そして、今年度はさらにバージョンアップして…。

何がすごいかというと、第1に、企画・運営を生徒自身が行っているということ。(生活創造科2年生が担当)
第2に、全校生徒のみならず、地域の方々も巻き込んで取り組んでいるということ。(今年度は兵庫県立大学とも連携して行いました)
第3に、内容が充実しているということ。(学年ごとにメニューを変えて行っています)

まず、1年生。
地域の高齢者のお宅に伺い、避難誘導。避難所を想定した同窓会館で、段ボールの椅子を作成。温かい飲み物とアルミブランケットを配布。グループごとに交流しながら防災ゲーム。地域防災についての調査報告。
地域の高齢者が、災害時についてどんな不安を持っておられるのか等、自治会にご協力いただき、生活創造科2年生全員で手分けし、1軒1軒調査に伺い、交流を重ねてきました。そこで気づいたことや考えたことを1年生や地域の方々の前で発表しました。


次に2年生。

「食から防災を考える」ということで、9月に講演会・実習会を行い、そこで学んだことを生かして炊き出し献立を生活創造科生が考えました。今年度は「豆ご飯」と「そうめん汁」。炭水化物だけでなく、たんぱく質やミネラルも補給でき、保存性の高い食材を使用し、ポリ袋を使った湯せん法による衛生的な調理・配布をたくさんの生徒に実習してもらえるよう企画・準備しました。

男子生徒は、土嚢作り・薪割りも体験。

同窓会より寄贈していただいた大鍋で、普通科女子による豚汁炊き出しもしました。
右上写真は、森林環境科学科が作った丸太ストーブ。上に鍋を置いて加熱することもでき、非常時に役立ちます。このデモンストレーションもありました。

さて、3年生。
まず、今回の地域調査(1年生のところ参照)においてレクチャーいただいた兵庫県立大学の大学院生から、地域とのつながりの大切さについてお話を聞き、その後防災についてのクラス対抗クイズ。


次に、AEDを用いた心肺蘇生法の実習と担架・三角巾法の実習。
消防署の方にも来ていただき、(担当の生活創造科2年は事前研修をし)実施しました。

どれも大変充実した体験活動となりました。
地域は自分達の力で守るという意識が、生徒一人一人の中で大きくなったと実感しています。
(この活動は、NHK、毎日新聞、ケーブルテレビ他で取り上げられました。)