祥雲SSHシンポジウム
三田祥雲館高校ではSSH事業の取組みとして、三田市こうみん未来塾と連携し「祥雲SSHシンポジウム」を毎年2回開催しています。高校生を中心に、小・中学生から大学生、地域の方々まで、多世代が集まりサイエンスについて学び、語り合う場です。各回とも、第1部に学校や地域団体の研究や活動発表、第2部に基調講演、第3部にディスカッションや質問タイムを設けています。
令和5年度第1回 9月23日(土)「動物園から見る生物多様性」
第1回目のテーマは「生物多様性」です。1部は、本校科学部生物班の「海水を避ける海の貝:タマキビガイ」に関する研究発表、地域活動団体の里山の保全や標本として未来へ残すための剥製づくりのお話がありました。
第2部基調講演は、横浜動物園ズーラシアの村田園長による「動物園から見る生物多様性」です。動物園には、娯楽だけではなく、教育や調査研究、野生生物保護の役割があることを学びました。
最後に、人博の三橋先生がファシリテーター、発表者4名をパネラーとして「生物多様性」について話し合いました。小学生からもたくさんの質問があり、様々な考えを知ることが出来ました。
おまけ: 「ためになるけど面白くないのが学校、面白いけどためにならないのがディズニーランド、面白くてためになるのが動物園!!」だそうです。みなさん、動物園に行きましょう!!
令和5年度第2回 12月16日(土)「宇宙への挑戦」
2回目のテーマは「宇宙」です。三田天文クラブ、関西学院大学理学部宇宙・物理学科のご協力での開催です。1部では、三田こうみん未来塾の「天文・宇宙コース」の塾生である小中学生の研究発表と関西学院大学松浦研究室の大学生による研究紹介でした。
基調講演は、JAXAの岩田先生による「リュウグウから火星へ はやぶさ2の成果とMMX計画」です。はやぶさ2プロジェクトに関わっておられる岩田先生には、毎年ご来校いただき、最新の話題をお話頂いています。
シンポジウムの後は、昨年新しく設置された関学の天体観測ドームの見学と本校里山駐車場での観望会を計画していました。が、残念ながら曇っていたため、観望会は中止となりました。今年で3年連続の観望会中止です。天気はままなりませんね。下の左の写真は、観望会の代わりとして、科学部天文班の生徒が星空クイズなどをしているところです。関学のドームの見学は実施できました。学生さんたちに解説していただき、「身近なところで、こんなにすごいことをやっているんだ」と一同、感激して帰りました。