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【祥雲SSHシンポジウム】祥雲星空教室スペシャル 宇宙への挑戦

 

12月13日(土)に

三田市子ども未来育成課「こうみん未来塾」と共催で

祥雲SSHシンポジウムを実施しました。

本校で毎年2回開催しているイベントで、

今回は「祥雲星空教室スペシャル~宇宙への挑戦~」というタイトルで

天文学についてのシンポジウムでした。

小学生から大人まで、計150名以上が集まり、宇宙に関する様々な話題を楽しみました!

 

シンポジウムの前半は様々な団体の研究発表でした。

まずはじめは、こうみん未来塾探究コース「天文・宇宙」クラスで活動した

小学生3名が自分が取り組んだことを発表しました。

自分が興味を持ったことをや調べたことを堂々と発表していて、

内容も興味深いものでした。

続いては、本校科学部天文班が

「トランジット法による系外惑星の検出」という題目で研究発表を行いました。

惑星が恒星の前を通り過ぎる際に、恒星の光が惑星に隠されてわずかに減光する

「トランジット」という現象を利用して、系外惑星を検出するという内容で、

今年の総合文化祭自然科学部門地学分野で優秀賞を受賞しました。

こちらも堂々とした発表がとても印象的でした。

そして、3番目は関西学院大学理学部物理・宇宙学科の研究室紹介として、

関学の大学生が自身が研究している超小型衛星VERTECSについて

発表しました。

生徒から「 自分たちが作ったものが宇宙に飛んでいくことにとてもロマンを感じた」という感想もあり

とてもわくわくする、大学で研究するのが楽しみになるような発表でした。

シンポジウムの後半は基調講演として

明石市立天文科学館館長の井上毅先生による「天文学入門~人生を楽しくする天文学~」という題目で

公演をしていただきました。

動画や1円玉を使いながら天体や宇宙のスケールをわかりやすく説明してくださり、

宇宙の広大さを改めて実感しました。

また、先生ご自身がオーストラリアまで行って観測した「皆既日食」についても紹介してくださり、

「人生の中で忘れることのできない数秒間」を様々な思いでとともに、柔らかい語り口でお話ししてくださったのが

とても印象的でした。

今後、世界で起こる皆既日食スケジュールも紹介してくださったので、

興味を持った人はぜひ見に行ってほしいなと思います。

 

シンポジウムの後半は

校内での天体観測と関学の天体ドーム見学の予定でしたが、

あいにくの曇りで校内での天体観測は中止となり、

本校天文班による天文クイズと、

天体ドームの施設見学のみとなりました。

しかし、関学では物理・宇宙学科 松浦研究室の

松浦周二教授ご本人が研究紹介をしてくださり、大変貴重な機会となりました。

全体を通して、子どもから大人まで宇宙について学べる大変充実した会となりました。

今回のシンポジウムでご協力いただいた方々、参加していただいた方々、

本当にありがとうございました。

このイベントは毎年開催しておりますので、

来年こそは、三田祥雲館高校で一緒に天体観測を楽しみましょう!!