塔陵健児のひとりごと

2025年9月の記事一覧

ブロイラーの観察日記 第2章

昨日、1週間ぶりにブロイラーたちと再会しました。
わずか7日間で体重は約2.5倍に成長しており、生徒たちからは「大きくなった!」という驚きの声があがりました。脚も太くなってきており、先週つけた脚帯がきつくなったため、新しいものに付け替えました。

羽も少しずつ変化しており、翼や尾の方から大人の羽に生え変わってきています。小さな体の中で着実に成長している姿を間近で感じることができました。

さらに今日は、1週間温めた有精卵を割って観察しました。
中には、すでに頭や体、目や脚の形が確認でき、心臓もまだ動いていました。生徒たちはその姿を前に、命の神秘と重さを感じ、「命に感謝して大切に育てたい」という思いを深めていました。

観察を通して、生き物と向き合うことの大切さを改めて実感する時間となりました。

 

 

9月11日 音楽室にて

今日の音楽の授業では、一青窈さんの名曲「ハナミズキ」を歌いました。
この曲は、通信カラオケDAMで“30年間で最も歌われた楽曲”として1位に輝くほど、多くの人に親しまれている歌です。
結婚式でもよく歌われ、愛する人への祈りが込められています。

けれども、ただのラブソングではありません。
「ハナミズキ」が生まれた背景には、2001年9月11日に起こったアメリカ同時多発テロ事件があります。
当時ニューヨークに住んでいた一青窈さんの友人がこのテロに巻き込まれ、
その友人とその恋人の幸せを願い、そして平和を願う気持ちから生まれた歌でした。

当初は激しい言葉も含まれていましたが、それらを削ぎ落とし、
「君と好きな人が百年続きますように」
という、平和を祈るシンプルで美しい言葉へと昇華されたそうです。

佐用高校の音楽の授業では、毎年9月になるとこの歌を歌います。
そして、今日9月11日。先生のお話を聞きながら、生徒たちは真剣なまなざしで、この曲に込められた想いと祈りを受け止めていました。

私たちも、この歌を歌いながら、平和を願う心を大切にしていきたいと思います。

 

県立農林水産技術総合センター・県立農業大学校 見学研修

本日、農業科学科の一年生が県立農林水産技術総合センター県立農業大学校へ見学に行ってきました。

センターでは、農作物についての最先端の試験研究を見せてもらいました。普段の授業ではなかなか触れられないような研究や技術を知ることができて、「農業ってこんなに科学的なんだ!」と驚きの連続でした。

農業大学校では、先生方や先輩から直接話を聞くことができました。「農業は知識だけじゃなく、体験から学ぶことが大切だ」ということを深く理解することができました。実際に施設を見学しながら説明を受けていると、自分も将来ここで学んでみたいという気持ちがわいてきました。

今回の研修を通して、農業がどれだけ奥深くて、未来につながる仕事なのかを感じることができました。これからの勉強にももっと力を入れて、自分の将来の生き方をしっかり考えていきたいと思います。

  

 

3年生 就職希望者 面接指導

本日は、就職を希望する3年生に向けた面接指導を行いました。
今回は学校の先生だけでなく、PTA役員の皆さまや同窓会長にも面接官をお願いし、普段の練習とはひと味違った緊張感の中で挑むことができました。

最初は硬い表情の生徒たちも、面接が進むにつれて自分の言葉で思いを伝えようと懸命に取り組む姿が見られました。
緊張と向き合いながらも、一歩ずつ確実に成長していることを感じます。

就職試験の解禁は 9月16日(火)
いよいよ本番まであと数えるほどとなりました。

今できることを一つひとつ積み重ね、最善の状態で試験に臨んでほしいと願っています。

頑張れ、佐用高校生!
応援しています!

 

佐用高校の歴史を語るもの

おぬし、気づいておったかのう。
生徒昇降口の片隅に、ひっそりと掛けられたオーナメントを――。

木彫りで刻まれた「GUAM」の文字と椰子の木。これは20年ほど前、佐用高校の修学旅行が海外・グアムであった時の名残じゃ。
あの時代を生きた生徒たちが、はるばる持ち帰り、今もなお校舎の壁で語りかけておる。

その横には、もうひとつの証。
2004年11月17日の日付で記された「感謝状」が飾られておる。

in the spirit of friendship and sharing of traditions,
ST. JOHN'S SCHOOL GUAM, USA
presents this Certificate of Appreciation
To Sayo High School


これはすなわち――「友情と伝統を分かち合う心をもって、セント・ジョンズ校(グアム)が佐用高校へ感謝の証を贈る」という意味じゃ。

わしは長くこの学校を見守ってきたが、こうして廊下の片隅に佇む品々こそが、生徒たちの汗と笑顔の歴史を今に伝えておるのじゃよ。

さあ、そこの若者よ、おぬしも目を凝らして探してみるがよい。校舎のあちこちに、まだまだ佐用高校の歴史を刻む「ひそやかな証人」たちが眠っておる。

おぬしが見つけたその瞬間、佐用高校の物語の一部が、おぬし自身の中でまた息づくのじゃ――。

 

肉用鶏(ブロイラー)のひながやってきました!

農業科学科1年生の「農業と環境」の授業に、新しい仲間がやってきました。ふわふわで小さな肉用鶏(ブロイラー)のひなたちです。これから約2か月間、生徒一人ひとりが一羽を担当して飼育し、10月末には解体実習を通して「命」や「食」の大切さを学んでいきます。

初日の今日は、自分の担当のひなを決め、健康観察や体重測定を行いました。さらに、個体識別のための脚帯も装着。小さくて愛らしい姿に思わず笑顔がこぼれますが、その一方で「落とさないように」「ケガをさせないように」と、手のひらに力を込めすぎないように細心の注意を払っていました。

日々の記録はスマホやタブレットを使ってTeamsやOnenoteに残していきます。小さな変化を見逃さず観察し、2か月後にはどれだけ成長しているのか、きっと大きな驚きと学びが待っていることでしょう。

ひなも生徒も、みんな大きくなぁれ!

 

紀州・道成寺 安珍・清姫伝説

以前のあなたは優しく手を差し伸べてくれた
以前のあなたは優しく頭をポンポンしてくれた
でも最近はどう?
手を差し伸べてくれることもなく、ポンポンしてくれることもない
もう私に飽きたの
もう私は捨てられたの
もう私は過去の人なの
私はいつもあなたを待っていたのに…

 

どろどろどろどろどろどろ、、、、

ぐおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ、、、、

おのれ安珍、、 

にっくき安珍、

愛しさ余って憎さ百倍
恋の炎はすべてを焼き尽くす、、、
やがて大蛇になった手指消毒液は炎を吐きつつ燃え尽きていった

新型コロナウイルスの流行時に多くのご家庭や学校で備えられた手指消毒液。
その多くはアルコールを主成分とした「引火性液体」であり、消防法上も注意すべき危険物に分類される場合があります。

【廃棄にあたっての注意事項】

  1. 排水溝や流しに直接流すことは絶対に避けてください。火災や環境汚染の危険があります。
  2. 新聞紙や古布に染み込ませ、火気のない屋外で揮発させてください。
  3. アルコールが完全に蒸発したことを確認した後、可燃ごみとして処分してください。
  4. 処分方法について不明な点がある場合は、必ず自治体や消防署に相談してください。

アルコールは便利な反面、取り扱いを誤れば重大な事故につながる恐れがあります。
期限切れの消毒液を廃棄する際には、正しい知識と手順を守り、安全に処理をお願いいたします。

 

佐用高校美術館へようこそ

……フフフ。ようこそ、ようこそ。
ここは知る人ぞ知る、佐用高校の中にひっそりと存在する「佐用高校美術館」。

表立って看板などはございません。
しかし目を凝らせば――廊下の片隅、階段の踊り場、入ったことのないあの部屋の中にも……作品たちは静かに息づいているのです。

寄贈された絵画、かつての先輩方の熱情を映した油彩、そして今を生きる生徒たちの瑞々しい作品。
それらが、気まぐれに、しかし誇らしげに並んでおります。

今回わたくし館長がご案内するのは――25枚。
さて、あなたはそのすべての場所を突き止めることができるでしょうか?

「お気に入りの一枚」を見つけた者は、幸運に恵まれると申します。
どうぞ、校舎を歩きながら探してみてください。
フフフ……あなたの足音を、作品たちはすでに待ち受けているのですよ。

                        

9月1日 進学希望者説明会

昨日の始業式の後、3年生進学希望者を対象とした説明会が行われました。
内容は、出願に向けての大切な確認ばかり。

★提出期限日(消印有効か必着か)
★必要書類のチェック
★担任の先生への報告・連絡・相談の方法
★申請書類の取り寄せ(各自での対応)

これらをしっかり把握しておくことが、受験の第一歩です。

最近は就職希望者の面接練習の話題が多かったですが、
進学希望者もここからが本当の勝負!
自分の一生を考え、悔いのない選択をしてください。

「受かるかどうか」だけでなく、
「本当に行きたい学校か」「自分を伸ばせる環境か」を大切に。
未来を決める大切な決断です。

全力で準備していきましょう。
そして、笑顔で春を迎えましょう!

 

二学期スタート!ALT着任式&始業式

二学期が始まりました。

今日は新しいALTの先生をお迎えする着任式と始業式が行われました。
新しく来てくださったのは、アメリカからお越しのパティス・マリ先生。
英語と日本語で挨拶をしてくださり、これからの授業がとても楽しみになりました。

続けて行われた始業式では、校長先生から「基礎を大切にすること」のお話がありました。
生徒指導部長からも、二学期のスタートにおける大切な心構えについてメッセージをいただきました。

こうして、二学期がスタートしました。

 

今日、学校に来れた人、まずは自分をほめてあげましょう。
今日、学校に来たけどしんどかった人、今日、学校に来れなかった人、
自分を責めることはありません。

しんどいときは誰にでもあります。
誰かに合わせなくてもいい、自分のペースで、ゆっくり進んでください。
いやいや、「今じゃない」と思うなら、進まないという選択肢もあります。

まずはちょっとだけ休む、
それも、ちゃんとした一歩です。

二学期も、あなたらしく。
佐用高校は、そんなあなたを待っています。