福祉探求科だより
介護過程講演会
8月27日(火)3,4限を活用し、神戸女子大学の木村教授より介護過程の講演会を実施していただきました。「介護過程」とは、利用者が自分らしい生活を送れるよう、現状の課題解決を目的に、どのような介護が必要か検討して実践に移すためのプロセスを言います。前半は木村先生から、介護過程の展開のための知識や技術を教えていただきました。
情報を収集する中で、書式に当てはまらない項目も大切であること、これまでの記録も参考にするが、「今」ではないということ、目の前の利用者さんを精一杯理解しようと試みることが重要であると気づくことができました。
後半は神戸女子大の4回生の実践発表がありました。介護過程の展開において、利用者さんの失われていく記憶を取り戻すためのアルバム作りをされたそうです。利用者さんの思い出にまつわる写真や言葉を綴っていき、回想法の手法で寄り添っていくという事例研究でした。利用者さんとのコミュニケーションの中で出てきた言葉を大切にして、アイデアを出され、利用者さんと一緒に作り上げていくという過程がとても印象的でした。
3年次は9月から15日間、各施設で最後の実習を実施予定です。1,2年次生も同時に校外実習となります。受け入れ先の実習施設さまにはお忙しい中ご指導いただきますこと、心より感謝申し上げます。どうぞよろしくお願いいたします。
福祉探求科1年次VR認知症体験講座を実施しました。
暑い日が続きますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。福祉探求科では夏季補充授業を実施しています。
7月26日(金)福祉探求科1年次を対象に、朝日新聞社グループで展開している「認知症フレンドリー講座 ~認知症を正しく理解するために~」を受講しました。
この講座は、認知症治療の専門医が監修しており、認知症の方のインタビューや、バーチャルリアリティー(VR)というテクノロジーなどを使って認知症の方の考えを知ることのできる内容となっています。本人が見えている世界を疑似体験できる大変貴重な機会となりました。この講座を受けることで、「本人視点」で物事を考えることができるという効果があります。
1年次生は、実際のVR体験にワクワクするとともに、このような恐怖を感じておられるのか、と寄り添いの気持ちも生まれていたようです。お忙しい中、講演に来てくださりありがとうございました。
「福祉用具・介護ロボットフェスティバル2024」に参加してきました♪
福祉探求科1~3年次生は、補充授業の真っ最中ですが、7月25日(木)は、アクリエひめじで実施されていた介護に関するイベントに参加してきました。
「見て・触れて・体験できる!」がコンセプトとなっており、たくさんのブースを体験することができました。パラスポーツ体験ゾーン、ノーリフティング体験ゾーン、モビリティゾーンなど、魅力あふれる展示になっており、どのブースでも生徒たちは熱心に話を聞かせてもらっていました。
1年次生は9月から初めての実習に臨みます。いろいろなイメージを膨らませて多くの経験をしてきてもらいたいです。7月30、31日はオープンハイスクールで体験授業を実施します。中学生のみなさん、お待ちしております!
福祉探求科3年次の様子です
7月19日に終業式を終えましたが、福祉探求科は7月22日から補充授業を実施しています。
その中で、7月24日(水)に「ひょうごの達人招聘事業」として、社会福祉法人福成会 清流園の施設長 笠井さまにお越しいただき、「障害の理解~自閉症から学ぶ~」についてご講演いただきました。強度行動障害が起こる要因や対応など、詳しい症例をもとにお話しいただき、生徒たちもしっかり学ぶことができました。現場の経験だけでは通用しない、基本に却って学校での知識、教科書から学ぶことも大切であるということをアドバイスいただきました。
笠井さまには1期生の頃からお世話になっており、福祉探求科の生徒の成長を見守っていただいております。9月から始まる1,2年次の実習でもお世話になります。今後ともどうぞよろしくお願いします。
福祉探求科1年次の様子です
6月後半になりました。福祉探求科3年次生は6月実習を終えて帰ってきました。お世話になった施設の方々、誠にありがとうございました。また9月度の実習もお世話になりますが、どうぞよろしくお願いいたします。
さて、福祉探求科1年次生は、車いすの実習に入りました。どのように操作し、どこに注意を向け、またどのようにコミュニケーションを取りながら介助するか、といった練習を校内で実施しました。
生徒同士ではありますが、安全面に配慮しながら緊張感を持って実習していました。
オープンハイスクールは7/30、31を予定しております。体験授業もありますので、ぜひご参加ください。
福祉探求科学校説明会を実施しました
6月1日学校説明会を実施しました。学科の概要、施設見学、在校生徒へのインタビューなど福祉探求科を知っていただく機会となりました。休日の貴重な時間を使ってお越しいただいた中学生、保護者の皆様誠にありがとうございました。
次回は7月30,31日にオープンハイスクールを実施予定です。
福祉探求科の学び(1年次の様子です)
令和6年度福祉探求科1年次生が入学して2か月が経とうとしています。
ぴかぴかの実習服に身を包み、実習室での学びがスタートしています。
まずはベッドメイキングを完璧に!回数を重ねるごとに着実に技術が身についています。新しいことにたくさん出会い、吸収している1年次生。これからが楽しみです。
福祉探求科の学びについて(2年次)
こちらは2年次の学びの様子です。
2年次生活支援技術では、利用者がベッドに寝たままのシーツ交換を練習しています。1年次の最初に習ったベッドメイキングは2人1組でしたが、今回の手技は一人で行います。何度も何度も練習し、技術を磨いていく様子をみて、頼もしい限りです。
また、5月初旬には分教室の生徒たちが見学に来てくださいました。利用者役としてご協力くださり、いつもより緊張した様子で実習にのぞんでいました。5月下旬には実技テストを実施します。全員合格できるよう頑張りましょう。
福祉探求科の学びについて(3年次)
令和6年度がスタートし、はや2か月が過ぎようとしています。
3年次は6月に実施する介護実習の準備真っただ中です。
授業では、「医療的ケア」の経管栄養の手技をマスターしようと、毎日放課後練習にも取り組んでいます。5月中旬からは看護師の方にも来ていただき、直接ご指導いただく予定です。
実習でお世話になる施設の皆様方、どうぞ今年度もよろしくお願いいたします。
介護福祉士国家試験結果報告
3月25日(月)介護福祉士国家試験の結果が発表されました。
36名の受験者全員合格をいただくことができました。これまでご指導いただいた施設の皆様をはじめ、多くの方のご支援があったからこその結果だと感じております。本当にありがとうございました。今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。