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オンライン国際交流の報告① 2年次「異文化コミュニケーション」
11月13日(水)に、選択科目「異文化コミュニケーション」を受講している14名の2年次生が、「オンライン国際交流体験プログラム」に参加しました。交流国は、インドネシア、ミャンマー、ベトナムで、交流時の使用言語は英語です。3つのグループに分かれ、自己紹介をして互いを知り合ったあと、双方の国の文化について質疑応答による交流を行いました。
インターネットを使えば、一瞬で海外とリアルアイムで繋がって、互いの顔を見て声を聞きながら交流できる環境が「今ここ」に生まれます。生徒たちはZoomの操作もすぐに覚えて、口頭での会話や表情・ジェスチャーで通じないときは、チャット機能も使って意思疎通をしていました。
今年度の「異文化コミュニケーション」では、「多文化社会で多様性を考えるワークブック」(研究社)をテキストとして使用しているのですが、今回の体験の目的は、この体験で思考したことを、4月から学んできたことや今後学ぶ内容とリンクさせ、より深い思考と学びにつなげていくことです。
授業のレポートから、生徒の声を紹介します。(もっと多くの声を紹介したいのですが、ごく一部だけ。)
・国際交流をする前は、ほかの国の人としゃべるのが嫌だと思っていたし緊張していました。実際にしてみると、英語がわからないことや聞き取れないこと、答えがわからないことが多かったけど、国際交流を終わる頃には、すごい楽しいと思ったし、時間が経つのが早いと思った。英語や答え方がわからなくても、何か話すことで、助けてくれる人もいたので、黙らずにすることが大切だと思った。リアクションをしてくれることですごくいい気持ちになった。
・世界って日本人だけじゃないし、思ったより英語が伝わらなかったけど、身振り手振りを使ったら意外と伝わった。その地域の文化や有名な物が知れて、行きたくなった。みなさん英語がうまくてびっくりした。伝わる、伝わらないじゃなく、伝えようとする努力が大事だった。フレンドリーな方が多くて楽しかった。
・各国でいろいろな文化があると改めてわかった。自分には自国の文化が浸透しすぎてそれが当たり前になっているから、質問をするのも難しかったし、質問の返答のリアクションも難しかった。異文化を認めて共生していくことは大切なことだと授業で学習していたけど、いざ異文化間の交流をするとなった時、コミュニケーションが十分には取れなかったし、相手の文化の仕組みに深い理解ができなかった。もっと英語の勉強をして、いろいろな国の人たちと話して経験を積みたいなと思いました。
なお、このプログラムは、以下の企業様からご案内をいただき、本校が申し込みを行い、実現したものです。ワークシートや参考資料の作成、事前オリエンテーションの実施、全グループへのバイリンガル・アシスタントの配置、当日のZoomのホストはもちろん、司会進行もしていただきました。素晴らしい機会をいただき、ありがとうございました。
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