みかげブログ

カテゴリ:普通科改革支援事業

普通科改革支援事業 成果発表会にて発表しました

9月22日(金) に文部科学省により開催された、普通科改革支援事業に関わる成果発表会に参加し、昨年度から今年度にかけて取り組んできた本校の事業成果を発表しました。当日は、本校と同じく令和4年度に本事業が採択された全20校の取り組みに関する発表があったことに加え、発表会の会場となった京都市立開建高等学校の授業見学もあり、多くの新たな知見を得ることができました。引き続き、本校の事業運営に活かしていきたいと考えております。

第2回カリキュラム開発会議

9月21日(木)の午後、弘前大学の若松先生と摂南大学の鎌田先生をお迎えし、文部科学省事業「新時代に対応した高等学校改革推進事業(普通科改革支援事業)」にかかわる第2回カリキュラム開発会議を行いました。令和6年度より御影高校に設置する「文理探究科」独自のカリキュラムについて協議し、その内容ついて議論を深めました。

全国から視察に来られています!

8月に引き続き、9月6日(水)にも、佐賀県立の高等学校の先生方が来校され、本校の取組みを視察されました。今年度も北海道から九州まで全国の高等学校の先生や団体等がお見えになっています。

御影高校は文科省より「新時代に対応した高等学校改革推進事業(普通科改革支援事業)」に指定されているため、全国の高校から視察のご依頼を多数いただいております。お越しいただいた先生方には、可能な範囲で、生徒の様子をご覧いただいたり、担当教員よりお話をさせていただいたりする機会を設けております。また、同時に、来られた先生方の学校のご様子等も広くうかがっております。お越しいただいた先生方の学校からご教示いただいた内容も含め、本校の事業運営を引き続き豊かにしてまいりたいと考えております。遠路はるばるお越しいただいた先生方、まことにありがとうございました。

 

クリエイション講座 Dコース

クリエイション講座 Dコースは、本校の教育コーディネーターも兼任いただいている竹中敏浩先生をお招きし、地震と防災をテーマとして掲げ、六甲山の麓にある御影高校の立地を活かした活動を軸としたフィールドワークを含む講座を実施しました。

DAY1は、六甲山や阪神淡路大震災に関するレクチャーやそれらに関連する実習を実施しました。御影(みかげ)という名前の由来を学んだ後、六甲山を構成する岩石が花こう岩、いわゆる「御影石」であるため、その地形の成り立ちが地震に関連しているのだということを学びました。

DAY2は、淡路島でのフィールドワークを実施しました。フィールドワークでは、淡路SAより六甲山を臨み、先日学習した六甲山の成り立ちを確認した後、北淡震災記念公園では、野島断層を見学し、実際の地層のずれを見ることができました。また、震災当時消防団に所属されていた総支配人の米山さんから震災当日の被災の様子を直にお聞きすることが出来ました。昼食の後訪れた「うずの丘 大鳴門橋記念館」では、精巧に作られたジオラマでうず潮の原理を学び、地形と月の引力が生み出す現象について考えることができました。

DAY3では、DAY2の振り返りをした後、近隣の石屋川公園へフィールドワークに出かけました。石屋川は天井川であることや、日本で最初の鉄道トンネルが掘られた場所であることを学びました。その後、本校のグラウンドで砂を採取し、採取した砂から、花こう岩の風化を学びました。顕微鏡で見ると、花こう岩の特徴である石英やカリ長石のかけらがはっきりと確認できました。花こう岩は、活断層の多い地域では風化が進み、阪神間で水害を生じさせてきたいうことも実習を通じて理解できました。

この講座を通じて、地形の成り立ちと地震や活断層は関連していること、特に、六甲山と阪神淡路大震災には繋がりがあること、また、この御影の地は、御影石の名の由来となるほど御影石の生産が盛んであったことや、六甲山からもたらされる水が「水害」につながったり、「宮水」として活用されたりするという両側面をもつこと等、様々な新たな発見を得ることができました。

クリエイション講座

「この夏の体験で、学びがもっと面白くなる!」

御影高校では、1年総合人文コース生徒、および、1年生・2年生の希望者を対象に「クリエイション講座」を開講します。

このクリエイション講座は、新学科「文理探究科」で展開する「選択STEAM講座」の開講を見越し、先行実施事業として取り組むもので、文系・理系の別を問わず、社会の課題を学際的に考える学びの講座として実施します。

今年度は、A~Fコースまで多彩な6講座を各3日間、延べ18日間の実施を予定しています。

今後、随時実施レポートをアップロードしていきますので、ご期待ください。