北須磨ニュース
令和7年度 第2学期終業式
令和7年12月24日(水)、終業式を体育館で行いました。校長先生より訓話がありました。その中で、ノーベル生理学・医学賞を取られた坂口先生は、物事を成し遂げるための大切な精神として、運(うん)・鈍(どん)・根(こん)を大切にしてこられたとお話がありました。「運」とは努力している人に巡ってくるものなので運は自ら作り出すことが出来るもの、「鈍」とは失敗や批判に過度に傷つかず簡単にあきらめない鈍感さのことで、 「根」は長く地道に続ける力であり、その3つが最終的には成果を生むということです。校長訓話の後、生徒たちは生徒のピアノ伴奏のもと校歌を斉唱しました。
終業式に引き続き表彰伝達を行いました。美術部(兵庫県高等学校総合文化祭美術・工芸部門 *来年度全国大会出場、美術工芸甲子園)、書道部(兵庫県高等学校総合文化祭書道展 *来年度全国大会出場、みなぎの書道展、大仏書道大会)・合唱部(近畿高等学校総合文化祭合唱部門)・サブカルチャー部(兵庫県高等学校総合文化祭文芸部門コンクール俳句部門・短歌部門)・放送委員会(兵庫県高等学校総合文化祭放送文化部門決勝アナウンス小部門、創作テレビドラマ小部門)・水泳部(兵庫県高等学校ジュニア選手権水泳競技会 *近畿大会出場)・サッカー部(高円宮杯JFAU-18サッカーリーグ兵庫神戸市リーグ2025 Aリーグ優勝)という多くの部活動の生徒が表彰状をいただき、健闘を称えあいました。生徒会司会のもと、美術部・合唱部・水泳部の生徒が登壇し近畿大会の報告会を行いました。どの部活動も精力的に活動しています。今後の活躍にも期待しています。
主権者教育講演会
主権者教育講演会
12月18日(木)主権者教育講演会を行いました。講師として元神戸新聞社デスク
の金山成美様をお迎えしました。
国や社会の問題を自分の問題として捉え、ユネスコスクールの生徒として、確かな情報のもと自ら考え、自ら判断し、行動する心を育み、選挙などに主体的に参加できる心を育て社会に積極的に関わることができる成人になって欲しいと思います。
テーマ:「溢れる情報の中から正しい情報にたどり着くために」
感想
2年女子:情報社会にいる中で、情報を発信する側も、それを受け取る側のどちらにも情報を扱う責任があるということを改めて感じました。普段使っているSNSでも来年からの選挙でも、しっかりメディアリテラシーを大切にしたいです。
2年男子:自分の家族は選挙の時にそれぞれの意見を言い合っているので自分もしっかりとした意見を言い合えるように立候補者全員をしっかり見てどれが正しいかを判断できるようにしたいなと思いました
1年男子:世の中にあるたくさんの情報の中から正しい情報に辿り着くということで、自分は何か調べ物をする時、一番上に出てくる「AIによる概要」という項目は一応目を通すけど、AIは間違いを提案してくるものだと認識しているから信用はしません。そして、3つほど情報を見比べて納得できるものを信用するようにしています。
1年女子:選挙とかの社会に影響を与える事柄に2年後から関わっていかなければならないといけないのかと思うととても不安だったが、今回の話のまとめで聞いたことを活かして頑張りたいなと思えた。
令和7年度ユネスコスクール国際交流事業
令和7年12月15日(月) 正午に西オーストラリア州のオーシャンリーフ高校から生徒が21人、先生が3人の24人が本校を訪れました。2年前からWebで生徒たちは毎月交流会をしており、今回初来日となりました。本校では50人を超える生徒が手を挙げてオーストラリアの生徒たちと直接交流をし、日本の伝統や文化を生徒たちを通じて発信し、オーストラリアのことを学ぶ良い機会となりました。
最初に歓迎会では、本校の生徒が司会をつとめ、歓迎のあいさつをしました。またパワーポイントを使って本校の学びや部活動を紹介し、オーシャンリーフ高校の紹介では学校のモットーや学びについて説明してくれました。オーシャンリーフ高校(Ocean 海 / Reef サンゴ礁)というだけあってビーチまで5分、趣味はサーフィンという生徒もいました。次に本校合唱部による歌のパフォーマンス(校歌・上を向いて歩こう)、オーシャンリーフ高校からはダンスパフォーマンス披露があり、途中からは本校の生徒たちも交えてのダンスとなり、和気あいあいとスタートしました。本校、津田校長先生からも歓迎の挨拶がありました。
歓迎会後、本校生徒たちが準備していた自作のネームカードや折り紙などを渡し、グループで自己紹介の時間となりました。最初は緊張した面持ちでしたが、生徒たちは自分たちの英語をフルに発揮し伝えようと頑張っていました。
ここから、2つのグループに分かれて、茶道部・剣道部・美術部・書道部の活動に参加しました。部活動の生徒たちもこの日のために、活動内容が伝わるように英語を用意し、美術部や書道部では作品制作のための準備を前もって行ってくれていました。
(茶道部)
(剣道部)
(美術部)
(書道部)
部活動体験の後は、日本の伝統・文化を学び、会議室へ戻って記念撮影をしました。もうこの頃には参加生徒たちはすっかり打ち解けて笑顔も溢れとても楽しく過ごしました。交流中は同時に写真部の生徒たちもたくさんの写真を撮影してくれました。
記念撮影の後、校内散策の時間となり焼き芋、ぜんざい、柚子みそおにぎりをボランティア部の生徒が中心となってふるまいました。ちょうどお腹がすいた時間ということもあってとっても甘いとろけるようなお芋と餅入りぜんざい、炊飯器のご飯もからっぽとなり大盛況でした。
並行して校内ではサイエンス部、吹奏楽部、放送部、合唱部、体育館では卓球部、男子バレーボール部に部活動体験や見学を行いました。
また、1年4組の教室ではけん玉・こま・だるま落とし・かるた・羽子板・お手玉・あやとり・黒ひげ危機一髪など生徒が家から持ち寄ったおもちゃで遊び、大盛り上がりでした。1年4組の生徒が教室の準備をしてくれました。
楽しかった交流会もいよいよお別れの時となりました。本校生徒とオーシャンリーフ高校の生徒たちはスピーチを交換し、とても有意義な会になったことを感謝しあいました。
本校の生徒から、手作りの箸置き・本校マスコットキャラクターのきーちゃんバッヂ・きーちゃんステッカーのセットをプレゼントしました。箸置きとバッヂはソフトボール部の生徒・吹奏楽部の生徒・ボランティア部の生徒などが中心となって心を込めて作りました。可愛いステッカーは美術部が製作しました。オーシャンリーフ高校の生徒と何度も握手をしハグをし、中には涙を浮かべている本校生、オーシャンリーフ高校の生徒がいました。とても楽しかった分、名残を惜しんでいました。
オーシャンリーフ高校の団長からも校長先生へプレゼントを贈ってくださいました。中には、西オーストラリアの植物の写真集・現地の動物の絵本・文具・絵葉書・Noongar(先住民)の絵のしおりなどが入っていました。図書室前に飾っています。ありがとうございました。
半日という短い時間ではありましたが、生徒たちはこの体験からたくさんのことを学び、この時間は心を通わせられた忘れられない貴重な宝物になったことだと思います。この経験を生かして世界に目を向け立派な国際人になってくれるように期待しています。(ユネスコ委員会)
令和7年度 シェイクアウト訓練&防災講演会
11月28日(金)6限 シェイクアウト訓練と防災講演会を実施しました。
緊急地震速報を想定した放送を流し、生徒と教職員で素早く机の下に身を隠しました。
教職員は安全確認と非常時の指示の確認を行い、教室内の落下物がないか確認しました。
その後、本校二回生の俳優で語り部活動をされている安藤千代子様をお招きし、「災害時にできること ~阪神淡路大震災より~」の演題で講演していただきました。
1クラスが直接お話を聞き、他の20クラスは各HR教室にて、同時配信で視聴しました。
阪神淡路大震災当時の鮮明で貴重なお話を伺い、生徒たちは真剣な表情で耳を傾けていました。
普段の防災訓練では意識しきれない、災害の厳しさと命の尊さを改めて考える貴重な時間となりました。
安藤千代子様本当にありがとうございました。
令和7年度「たねだんごプロジェクト」
北須磨高校ではユネスコハイスクール活動の一環として、「たねだんごプロジェクト」を実施してきました。
「たねだんご」は、さまざまな種類の花の種を混ぜ合わせた泥だんごの名称です。その始まりは、東日本大震災で被災した保育園でした。小さな子どもでも花を植えやすいように…というところから、復興支援の一つとして根を広げ、今では全国各地に広まっています。
今年度は、秋のオープンハイスクールと名谷駅での配布に加え、すみれ保育園(須磨区中落合)の園児と花植え交流も実施しました。
〇たねだんご作り:久々に土を触った人もいたかも!?北須磨生、丁寧に土を丸めています!
〇11/8(土)オープンハイスクール:たくさんの中学生、保護者のみなさまが手に取ってくださいました。
〇11/11(火)すみれ保育園の園児と花植え交流:一生懸命に、たねだんごを植えてくれました。春までのお世話は園児のみなさんにお願いします!
最後は高校生がきれいに整えます!
〇11/13(木)花だんに飾るプレートづくり:とっても上手にお絵描きしてくれました!2歳児~5歳児まで、思い思いに色を塗ったり、お花の絵を描いてくれました。
〇11/14(金)名谷駅で配布:たくさんの地域の方にお配りしました!「たねだんごって何?」「どんな花が咲くの?」地域の方とたくさんお話しさせていただきました。お声がけいただき、ありがとうございました。
☆春に素敵なお花が咲きますように☆
ご協力いただいたみなさま、ありがとうございました。
令和7年度 芸術鑑賞会&県立高校ふるさと共創プロジェクト事業を行いました
11月4日(火)、明石市民会館大ホールで津軽三味線「あべや」様をお招きし、芸術鑑賞会を行いました。
生徒は2限まで授業を受け、現地に移動しました。
今年度は「県立高校ふるさと共創プロジェクト」の一環として
本校から明石市民会館まで移動しながらゴミ拾いを行いました。
管理委員が中心となり、ゴミを分別して回収しました。
地域の美化に貢献して、これからもユネスコスクールとしての取り組みを通じて地域に目を向けながら自分たちに何ができるのか考え続けていける生徒を育てていきたいと思います。
また芸術鑑賞会では、津軽三味線の響きわたる力強い音色に引き込まれ、新鮮で伝統文化に触れる良い機会となりました。
津軽三味線の特徴を知ることができ、演奏者の方の身体全体を使ったダイナミックな演奏に舞台を見つめる生徒も多く見られ、真剣に芸術に向き合う時間を共有することができました。
たねだんご配布のお知らせ
みなさまのお越しを、お待ちしております
秋季オープンハイスクール!
11/8(土)オープンハイスクールが開催されました。
天候にも恵まれ、秋らしい一日でした。
オープニングでは合唱部が歓迎の歌を届けました。
そのあと、体育館での説明会、校内を生徒が案内する見学ツアーが行われました。
説明会では、生徒会による制服紹介や学校行事の説明、ボランティア生徒によるパネルディスカッションが行われました。
見学ツアーでは、各年次の授業を見学したり、特別教室を見て回りました。
説明会、見学ツアー終了後は部活動体験もありました。
中学生、保護者合わせて800名近くのみなさまに来校していただきました。
来年の春にお会いできるのが楽しみです!
体育大会!
9/26(金)、体育大会が行われました。
途中で少し雨もありましたが、
概ね曇りで、むしろ快適に過ごせる一日でした。
クラス対抗や年次対抗の種目でそれぞれ白熱していました。
今年度からリレー種目の予選を前日の予行にて実施しました。
生徒の負担軽減が目的です。
涼しかったこともあり、今年度は誰も熱中症になることなく終えることができました。
体育大会に注いだ情熱を、
これからの生活につなげていきます。
54回生KIIBL(キーブル;総合的な探究の時間)
1年次は総合的な探究の時間で、2年次、3年次の自分の時間割を作成します。
自分の時間割を作成することは、キャリア教育の一環でもあります。入学当初から、自分は社会でどう貢献したいかを考え、自分の適性や進路希望と照らし合わせながら、真剣に考えてきました。
一人ひとりの時間割完成まであと少し、という段階です。
今回は関心のある学問、
それに属する学部・学科研究を行いました。
今日は、これまでに学んだり調べたりした知識を
自分なりに表現する、他者に伝える、アウトプットする授業です。
来週はクラス全体で、代表者5名による発表会を実施します。
本校ではこれからも、自分の「好き」や「もっと知りたい」を見つけてもらうため、様々な機会を用意していきます。自身と向き合うのは苦しさも伴いますが、その都度、積極的に取り組んでほしいと思います。