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研修の様子

9月13日(金)ⅢC1101(小)国語科授業実践講座

【講義】国語で正確に理解し適切に表現する資質・能力の育成に向けた「読むこと」の指導と評価

  兵庫教育大学大学院 教授 吉川 芳則

【発表】言葉による見方・考え方を働かせる授業実践

  明石市立朝霧小学校 教諭 一ノ瀬 里紗

【演習】「説明的な文章」における授業の在り方

・目的や意図に応じ、中心となる語や文を見付けて、それらを用いて内容をまとめる学習過程の工夫

<受講者の感想>

・実際に、教材を使って要約や指導計画を考えて、本文の叙述から根拠を探す難しさや批判的・客観的に読むことの難しさを感じました。そのため、指導者である教師自身が、なぜこう考えたのかと根拠をもち、筆者の考えと比べながら教材研究をしていきたいと思いました。

・要約をするときに、目的や相手意識が大事だというのは以前に聞いた事がありました。相手意識をもって授業に取り組んでいましたが、要約することの目的が曖昧であったため、言語活動がいつも紹介になってしまっていたことに気が付きました。吉川先生の話を聞いて、書評型もあることを知り、子ども達が本文の叙述を根拠に自分の考えをもてるように、今後に生かしていきたいと思います。

・単元を構成するにあたって、どのような力を身に付けたいかということを明確にしたうえで、単元計画や授業を組み立てていくことの大切さについて改めて考えることができました。実践発表で年間を見通しての授業計画の話もされていたので、1年の姿を見通した指導を心掛けていきます。

9月13日(金)ⅢC1223(高)看護科教育講座

〔研修の概要〕

講   義 実践的・体験的な学習活動における指導と評価の一体化 
       愛媛大学医学部附属病院 助教 内藤 知佐子 

演習・協議 実践的・体験的な学習活動における妥当性・信頼性の高い評価方法の工夫 
                  

〔受講者の感想〕

  • 評価について日々悩むことが多い中で、評価の方法で改善の余地があることに気づくことができました。また、人間性を育むことの大切さについて改めて考える機会となりました。  
  • 妥当性・信頼性の高い目標と学習評価を設定し、生徒や保護者と共有することで、生徒の成長を促していきたいです。  
  • これからの授業に活かしていける内容ばかりでした。まずは評価におけるルーブリックを見直すところから始めていきたいと思います。  

9月11日(水) ⅢF1303 (小)タブレット端末基礎講座ー授業における教員のタブレット端末活用ー

 

〔研修の概要〕

講義・演習 タブレット端末の基本操作と効果的な活用
       ・文字入力、カメラ・マイク機能 等
       
演   習 一斉学習の場面におけるアプリケーションの活用
       ・授業支援 等
       
演   習 タブレット端末を活用した授業展開
       ・タブレット端末を活用した学習場面づくり
       

〔受講者の感想〕

  • 教員自身が知っておくことで、この場面でこのようにタブレット端末を使いたいという計画が立てやすくなります。今日は、いろいろなアプリの紹介があって早く授業で使ってみたいと思いました。 とてもわかりやすかったです。具体的で、授業に直結していることを教えてくださったので、明日からすぐに使えそうです。タブレット端末を使うことが億劫になっていましたが使いたいなと思えるようになりました。
  • タブレット端末を使うことを目的としてしまうことがありますが、何をするために使うのか、何がしたいからタブレット端末を活用するのかなど考えていきたいと改めて感じました。その考えるプロセスは、教員も子どもも大切にしていなかければならないことだと思います。
  • ICTを使うことが目的ではなく、活用することで子どもの学習に役立てることが目的です。今は導入の場面で使い、そこでストップしていることが多いので、ICTを使うことで、子どもの思考がさらに深まるようにする方法について、これから考えていきたいと感じました。

9月11日(水)ⅢC1224(高)福祉科教育講座

〔研修の概要〕

講   義 「介護過程」における実践的な能力と態度の育成 
                   大阪人間科学大学 教授 武田 卓也 

演習・協議 「介護過程」の授業の充実に向けた実践的・体験的な学習活動の工夫 
                  

〔受講者の感想〕

  • 今後、介護過程の中に「LIFE」を取り入れる方法や、ICTの活用の方法を勉強していきたいと思いました。  
  • 本日の研修内容を実践するときには、介護過程についての理解を深め、生徒の思考力や、気づきにつながる声掛けができるように意識したいと思いました。  
  • 今回の研修を活かして、生徒に実践的な能力が身につくように教えていきたいと思いました。  

ⅢC1103(小)算数科授業実践講座 9月3日(火)

【講義】一人一人の児童の数学的な見方・考え方を育む授業

                                      神戸大学大学院  教授 岡部 泰幸

 【演習】系統性を踏まえたつまずきの解消をめざす授業づくり-図形の構成要素に着目して-

<受講者の感想>

・授業を組み立てる中で、その一時間の目標やねらいを教員が理解できていれば、こちらが意図していない意見を子ども達が発表した時にも共通点を見付けたり、比べたりする声掛けができると思いました。それができたら、教員も子ども達も授業が楽しめるし、一本筋の通った授業ができると思いました。

・研修を受ける前までは、教科書に載っている図が問題の横にあるか、下にあるかなど、その意味を考えたことがありませんでした。教材研究をしっかりと行い、教科書の出題の仕方の意味や意図を正しく理解して授業づくりに取り組んでいきたいです。

・今日の研修で統合的・発展的に考察するという言葉が何度も出てきました。これらが算数科の授業づくりのポイントになると思います。これからは、数学的な見方・考え方を働かせ、統合・発展を意識した授業づくりについて学び続け、それを実践につなげたいと感じました。