カテゴリ:講座の実施報告
10月5日(木)ⅢC1328 (高)情報科教育講座A
〔研修の概要〕
演 習 プログラムの考え方や読み解き方
・アルゴリズムの表現
・制御構造
演 習 問題解決のためのプログラミング
・事象のモデル化
・アルゴリズムによる効率の違い
・シミュレーションの実践
〔受講者の感想〕
・アルゴリズムの実習に多くの時間を費やしていましたが、実際にコーディングを取り入れた実習を今後は、増やしていきたいです。基本的な内容を生徒に伝えて、あとは生徒が自由にコーディングを行い共有する授業を展開していきたいと思いました。
・以前、COBOLやJavaの指導をしていましたが、穴埋めをする程度でした。自ら作ることが少なかったので、1から考えることがいかに難しいかを実感しました。
・いくつかの例題を基に実習を行いましたが、授業で活用できる題材を見つけていきたいです。生徒がコーディングできそうな題材を提供することが重要だと感じました。
10月3日(火) ⅢF1306 (中)プログラミング教育講座
〔研修の概要〕
講 義 中学校段階におけるプログラミング教育
・小学校段階を踏まえたプログラミング教育
・技術・家庭科(技術分野)におけるプログラミング教育の目標と内容
演 習 技術・家庭科(技術分野)における授業づくり
・「ネットワークを利用した双方向性のあるコンテンツ」に
対応した教材の活用
・「計測・制御」に対応した教材の活用
〔受講者の感想〕
・マイクロビットを使用したことがなく、今回初めて使用した。生徒に指導したい内容を明確にするとともに、その目的に適した教材選びをしてくことの大切さを改めて実感した。慣れた物ばかり使用するのでなく色々なことに挑戦したい。
・これからの社会で必要かつ意欲をもって取り組める教材で幅広い学びの可能性を感じた。決してコードがプログラミングなのではなく、思考の流れこそ大切にしたい。
・いろいろな先生方との交流でたくさんの知識を得ることができた。まだまだ研修等も含めて、自分のスキルを伸ばしたいと感じた。
9月29日(金)ⅢC1215(高)国語科教育講座
〔研修の概要〕
講 義 “よい国語”の授業とは何か
-豊かな言語活動を実現するために-
岡山大学大学院 宮本 浩治
演 習 言葉への自覚を高める言語活動の工夫
-言葉による見方・考え方を働かせる学習活動-
〔受講者の感想〕
- これまでの自分の授業は講義形式にどうしても偏りがちでしたが、これからは積極的に生徒間の意見交換の場を用意し、生徒が自身の考えを堂々と発表できるように支援していきたいです。
- 読解力という言葉が、ただ正しく読むだけではなく、使えるようになる力だと知り、とても勉強になりました。適切な問いやめあてを立てることができるように専門性を高めていきたいです。
- 自分自身の授業について振り返るよいきっかけになりました。今の自分の授業に関する課題は、これからの改善点であるだけでなく、よりよい授業のための糧でもあると考え、希望を持って努力していきたいです。
9月28日(木)ⅢF1303 (小中)タブレット端末活用講座
〔研修の概要〕
講 義・演 習 学びの質を向上させるタブレット端末の活用
−個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実−
発 表 授業や校務におけるタブレット端末の活用
−教育の情報化を推進するための取組−
演 習 タブレット端末を用いた情報活用能力の育成
・情報活用能力体系表例の活用
〔受講者の感想〕
・自分一人ではICTの種類も活用方法も知っていることが限られますが、他の先生方のお話を聞いて実際に使ってみることで、授業で活用できそうなアイデアがいろいろと見つかりました。ICT機器は、自分で使ってみて初めて自分のものになるのかなと思ったので、たくさんの実践例を聞いた時に、まずは自分でも使ってみて、授業に使えるものを取捨選択していきたいと思います。
・これまでの実践では、体育科の学習で、自分の動きを確認してポイントとのズレを認識できるようにしたり、算数科の学習で、イメージしづらい図形の動きなどを視覚化したりするなど、個人で完了する範囲内で活用することが多かったです。しかし、今回の研修を通して、児童同士が活動し、意見を交流したり、自分たちなりに考えを深めていけるような取り組みをしてみたいと感じました。
・タブレット端末を用いてワークシート等を作成することで、子どもの学びの軌跡が残ったり、子どもの変容が見られるような教材、資料、ワークシートづくりをしたいと思いました。
9月22日(金)ⅢF1301 情報モラル教育講座
〔研修の概要〕
講 義・演 習 情報社会に主体的に参画する態度を育む指導
・楽しいコミュニケーションを考えよう(LINE×静岡大学)
演 習 情報モラル育成のための授業づくり
・ひょうごGIGAワークブックを活用した授業づくり
※この研修は静岡大学 塩田真吾准教授に講義・演習をしていただきました。
〔受講者の感想〕
・今までの情報モラル教育では、リスクの発見やリスクへの対応に偏重していたことを改めて感じました。SNSトラブルを回避する上でも、様々な問題を自分事として捉え、そのトラブルの結果、どんなリスクがあるのかを考えさせる取組に注力する必要があると思いました。今後は一方的にトラブル事例を紹介するのではなく、危機予測の観点で、生徒同士が話し合ったり、作業しあったりして考えを深める授業をしていきたいです。
・情報モラル教育の中で、これは危ない、こんなことがあるというようなことはよく話はするが、子どもたちに自分にも起こりうる場面を想像させ考えさせるというやり方は非常に面白いと思いました。今年度から全体の生徒指導という立場になったので今日の手法を指導の面で活用していきたいです。
・場当たりな的なトラブル対応に力を入れていましたが、これからは計画的な情報モラルを含んだ情報活用能力を育てていくことがとても大事だと思いました。
・「してはいけない」「見てはいけない」という指導が多かったので、自分ごととして児童が考えられていなかったと思います。具体的な事例から、場面強制想像法を使って、そうなってしまうかもしれない、という感覚をつかませ、モラルの向上へとつなげていきたいと思います。