本部からのお知らせ

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令和6年度 研究発表大会及び講演会を実施(12/6)

12月6日(金)、神戸市総合教育センターで、令和6年度科学部会研究発表大会及び講演会を実施し、91名の参加がありました。

講演会では文部科学省初等中等教育局教育課程課教科調査官の小林一人氏に「生徒の資質・能力を伸ばすデザイン」と題してお話し頂きました。「賞が取れなかった生徒をどう評価するか、涙ポロポロの生徒」を考えながら、「生徒のどんな力を伸ばしたいか」を頭に浮かべて聞いて欲しいという言葉からスタートしました。

「「令和の日本型教育」の構築を目指して」、「理科学習指導要領のポイント」では、日本の全ての学校に「理科室」があるという環境について触れられ、「生徒が○○できるようになればよい」という学習指導要領であり、「科学的に探究」のキーワードも教えて頂きました。「ICTの効果的な活用」では、「観察、実験の代替ではない」ことに触れて具体的な実験を例に話して頂きました。「「指導と評価の一体化」のための学習評価」では校内研修動画の紹介や観点別学習状況の評価の留意点を伝えて頂きました。私たちが評価に困っている「「主体的に学習に取り組む態度」の評価について」についても丁寧に説明頂きました。最後には、「今後の教育課程、学習指導及び学習評価等」について最新の情報を伝えて頂きました。教員からは、「素晴らしい講演で聞けて良かった」という感想がたくさんありました。(講演資料はあとに添付)

研究発表大会では、各支部の代表の6人の先生方に日頃の取組の成果を発表頂きました。制限時間15人には収まりきれないくらいの素晴らしい発表に、大変参考になりました。準備頂いた6人の先生方、ご発表ありがとうございました。発表後の講評は、兵庫県教育委員会事務局高校教育課の長坂賢司主任指導主事と、小林一人教科調査官から頂き、発表者の素晴らしい面を伝えて頂きました。(発表者とテーマはあとの実施要項に記載)

終了後の、校長と支部長との臨時評議員会において、来年度の全国理科教育大会岩手大会への発表の推薦者は、素晴らしい発表で意見が分かれましたが、協議の結果全国の理科教員へ還元できる内容がよいとのことから、県立宝塚北高等学校の大多和先生の「RC交流回路の生徒実験」を推薦することに決まりました。科学部会の顧問の宮垣覚先生から、全国大会への出場者に支援を頂く「宮垣賞」を、来年7月の総会及び研修会で、大多和先生に渡すことになります。

準備や進行などお世話になりました阪神支部と丹有支部の先生方に感謝申し上げます。

R6科学部会研究発表大会次第.pdf

文部科学省小林調査官講演資料.pdf

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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令和6年度「若手から中堅理科教員のための観察・実験研修会」を実施(10/23)

10月23日(水)生物部会と合同で、兵庫県立総合教育センターと県立社高校において、「若手から中堅理科教員のための観察・実験研修会」を実施し、90人の参加がありました。物理、化学、地学、生物の各3講座と実習1講座の全13の講座で実施し、講師の13人による準備や指導をはじめ、実習教員のご協力のもと、校長も含めて122人の参加の盛大な研修会が実施できました。講座のあと、各教科で情報交換を行い、終了しました。

終了後にアンケートを取りましたが、肯定的な意見が多く、来年度以降も工夫して実施したいと考えています。教員採用候補者試験の理科の2次試験に今年度から実験が廃止され、科学部会の役割は益々重要になってきます。観察・実験を重視して、科学的な探究活動に取り組んでいきたいと思いますので、よろしくお願い致します。

R6観察・実験研修会実施要項.pdf

R6若手中堅観察実験研修会アンケート集計.pdf

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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令和6年度全国理科教育大会東京大会・第95回日本理化学協会総会が開催(8/7~9)

 8月7日(水)~9日(金)に工学院大学新宿キャンパスにおいて、令和6年度全国理科教育大会東京大会・第95回日本理化学協会総会が実施されました。

 初日の7日は、全国理事会の後、文部科学省講話、研究代表者会議並びに研究協議会が行われました。文部科学省講話は、文部科学省初等中等教育局教科調査官の小林一人氏から「これからの理科教育を考えるー個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実を目指してー」と題して、現在文部科学省で話題になっている話を中心に、日本の女子の理工系進学者がOECDの中で最低であることや探究について、観点別学習状況の評価など、興味ある話の講演でした。(文科省講話資料はあとに掲載)

 2日目の8日は、開会式のあと、理科教育功労者表彰がありました。兵庫県からは、県立小野高等学校の小倉裕史校長と県立御影高等学校の秋山衛教諭が受賞しました。(功績の推薦書文の内容はあとに掲載)

 また、記念講演は工学院大学情報学部の田中久弥教授から「DXの本当の意味は何か。DX実践ラボの取り組み」と題して、現在話題のDXについてわかりやすく講演を頂きました。午後からは、実験講習会が行われたあと、9つの分科会に分かれて研究協議が行われました。兵庫県代表として、第1分科会「スペシャリスト育成のための物理教育」に県立小野工業高校の藤原頌教諭が、「黒板実験を通して見えてきた講義と実験の融合」と題して、日頃の黒板を利用した演示実験を通して工夫をした授業の工夫の成果を発表して、質問も活発にあり大変好評でした。(小野工業高校の藤原先生の研究協議発表資料はあとに掲載)

 3日目の9日は、研究発表が9会場に分かれて行われました。理科教育の充実した大変意義ある3日間の大会でした。来年度の同大会は岩手県で実施予定です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

文部科学省講話資料(文科省初等中等教育局 小林一人教科調査官) 060807文科省講話資料(小林教科調査官).pdf

理科教育功労賞(小野高・小倉、御影・秋山)推薦文 R6 理科教育功労賞 受賞者兵庫県推薦文.pdf

研究協議(小野工業高・藤原頌先生)発表資料 黒板実験を通して見えてきた講義と実験の融合 東京大会 最終版.pdf

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令和6年度総会及び研修会を神戸学院大学と「富岳」で実施(7/5)

 7月5日(金)、科学部会総会が実際され、生物部会と合同で合同講演会と施設見学が行われ、生物部会と合わせて約200人の参加がありました。

 神戸学院大学ポートアイランドキャンパスでの合同講演会では、神戸学院大学薬学部学部長のの岸本修一教授から学部紹介の後、有機反応化学研究室の村上遼助教から「海水からCO2を直接吸収する『カーボンニュートラル』」という演題で講演を頂きました。研究の難しさと環境に役立つ最先端の取組を興味深く聞かせて頂きました。

 総会では、神戸支部長の県立神戸甲北高校の足立幸謙教頭の司会で、会長の県立小野高校の小倉裕史校長と、県教委高校教育課の井俣由貴史指導主事の挨拶で始まり、淡路支部長の県立津名高校の仲山恵博校長の議長で、令和5年度の事業報告と会計報告・監査報告、令和6年度役員、令和6年度事業計画と予算案について協議され、会長の小倉校長と事務局長の小野高校の長尾浩平教諭から説明があり、議事はすべて可決されました。

 午後からは、神戸学院大学薬学部の施設見学と、理化学研究所計算科学研究センター「富岳」の見学を行いました。薬学部の何千万円の実験機器や研究室の説明を受けて薬学部の施設について知り、「富岳」の見学では多くの質疑応答がなされて今でも世界に誇るコンピュータのすごさを実感しました。各学校に持ち帰って、生徒達にも伝えていきたいと思います。

 準備や運営を頂きました、神戸支部と淡路支部の先生方、本当にありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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令和5年度研究発表大会及び講演会を実施(12/8)

12月8日(金)、神戸市総合教育センターで研究発表大会及び講演会を実施し、約100人が参加しました。開会式では、副会長の山崎高等学の武田校長による開式のことばのあと、会長である小野高等学校の小倉校長からのあいさつで「理科教員が最先端の技術や理科に興味を持って観察・実験して、理科好きの生徒や思考力・判断力・表現力及び学びに向かう態度を身に付けさせるよう取り組んでいきましょう」と伝えました。

講演は、大阪公立大学大学院工学研究科 物質化学生命系専攻応用化学分野 有機機能化学研究グループ 前田壮志准教授から、「有機色素の開発最前線」をテーマに話して頂きました。内容は、合成染料の歴史と反応機構、機能性色素の研究の最前線、有機薄膜太陽電池の作り方と構造や、有機薄膜太陽電子の起電メカニズムが2種類の有機化合物の薄膜で発電できるのかなど、科学の歴史から最先端の研究まで、興味深く教えて頂きました。

研究発表では、7組9人の成果をまとめた発表があり、その発表も大変熱心に研究された成果発表で、会場からも質問があり盛り上がりました。講評では、兵庫県教育委員会事務局高校教育課の長坂主任指導主事から1人ずつ丁寧に助言を頂きました。閉会のことば、副会長で北摂三田高校の吉野校長で、来年度は令和6年12月6日(金)に同会場での実施を伝えて締めくくりました。

準備や運営を頂きました西播支部、但馬支部の校長先生や科学部会会員の皆様のご協力で無事に終了しました。ありがとうございました。終了後の臨時評議員会で、来年度の理科教育大会東京大会の発表には、「黒板実験を通して見えてきた講義と実験の融合」のテーマで発表しました県立小野工業高等学校(定)の藤原頌先生を推薦することになりました。発表頂いた全ての先生方、代理で発表頂いた市立西宮東高等学校の牛谷教頭先生に感謝申し上げます。

光電変換材料としての近赤外吸収色素をもちいることで、透明な有機太陽電池ができることなど、利用価値の高い近赤外吸収色素の開発に注目されていることも教えて頂きました。

研究発表のタイトルと発表者
1 「非SSH校における理系探究活動の実践報告―普通の理系が普通に科学するー」県立須磨東高等学校 久森洸希
2 「主体的・対話的に学ぶ授業を目指して」西宮市立西宮東高等学校 弘中洋介 (代理発表 牛谷隆久教頭)
3 「サイエンストライやる事業による小高連携の取り組み」県立豊岡総合高等学校 中家卓也
4 「黒板実験を通して見えてきた講義と実験の融合」県立小野工業高等学校(定) 藤原頌
5 「授業実践報告『中和の量的関係』」県立龍野高等学校    宮本佳代子
6 「青少年のための科学の祭典 丹波会場大会について」県立篠山産業高等学校 宇治宮隆文
7 「力学の理解度を実験で確認する」県立舞子高等学校 壺井宏泰、森田雄摩、甲斐大介

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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若手から中堅理科教員のための観察・実験研修会を開催(10/12)

10月12日(木)、県立教育研修所において、「若手から中堅理科教員のための観察・実験研修会」を、科学部会と生物部会の合同で実施しました。今年度は、会場の都合で例年よりも1週間早まったこともあり、受講者は例年よりも少なく72名となりましたが、今回は私立高校の先生が11名も参加いただき、公立と私立の垣根を越えて実施して交流ができたことを大変嬉しく思います。講師の教員が13人を含めて、準備や片付けを手伝っていただいた実習教員の先生方、運営をしていただいた理科の校長先生方を含めて、約105人の研修会となり、大変お世話になりました。

この研修会は、大量退職の時代を迎えた10年前に、観察や実験のノウハウを若手から中堅教員に伝えて、観察や実験を取り入れた理科教育を継承して欲しいとの思いから、平成26年度から始められて今年10年目を迎えました。理科の専門科目だけでなく他の科目も受講できる素晴らしい機会となり、最後には各科目において情報交換会が行われました。参加した先生方からは、「参加して良かった」「このような研修は毎問い受講したい」と感想を述べられていました。兵庫県全体の高校に観察・実験の研修のノウハウがさらに広がって欲しいと願っています。

実施要項 R5観察・実験研修会実施要項.pdf

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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令和5年度 科学部会役員名簿

科学部会総会で承認されました、令和5年度の役員についてお知らせします。

会長、副会長だけでなく各支部長や評議員、常任幹事、幹事が協力して、科学部会を盛り上げていきますので、ご協力をお願い致します。

1人でも多くの会員になっていただき、今後の理科教育や生徒のために頑張っていきたいと思います。

01 R5科学部会役員名簿(最終).pdf

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令和5年度全国理科教育大会和歌山大会・第94回日本理化学協会総会の開催(R5.8.2~4)

8月2日(水)~4日(木)の3日間、和歌山県御坊市において、全国理科教育大会和歌山大会が実施されました。

10年前に兵庫県西宮市で開催されて以来の近畿地区での開催で、兵庫県の科学部会から20万円の開催支援をして、コーディネーター、座長、助言者なども派遣して協力しました。

1日目は、御坊市民文化会館で全国理事会のあと、「これからの理科教育を考えるー学習評価の在り方から授業改善を考えるー」と題して、文部科学省初等中等教育局教育課程課教科調査官の真井克子氏から文部科学省講話が行われました。

 

 

 

 

 

 

 

2日目は、午前中は開会式、表彰式、総会のあと「宇宙開発利用の現状」と題して公益財団法人日本宇宙少年団専務理事 スペースワン株式会社最高顧問の遠藤守氏から記念講演が行われました。教育功労者表彰は、全国から30人の貢献された人たちが表彰を受け、兵庫県からは、県立御影高校の森本成己校長と県立北摂三田高校の吉野浩司校長が表彰を受けました。おめでとうございました。

 

 

 

 

 

 

   

 

 

 

 

 

 

午後は、和歌山県立紀央館高等学校に場所を移して、9分科会に分かれて研究協議が行われました。兵庫県からは、第3分科会の「物理教育における生徒が主体的に取り組む実験・実習」の意見提示者として、県立須磨東高等学校の飯田洋祐先生が、「演示を大切にした体感して現象を理解する物理授業を目指して」と題して発表し、他府県の理科教員からも感動されていました。また、コーディネーターとして、県立北摂三田高等学校の吉野校長、県立姫路飾西高等学校の福田校長、県立西宮甲山高等学校の田中校長には、各分科会のスムーズな進行に協力頂きありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3日目は、和歌山県立紀央館高等学校で、9会場に分かれて研究発表が行われました。兵庫県からは、県立大学附属高等学校の那須健治先生が「ものづくりの視点を取り入れた高校化学の授業展開 3Dプリンター活用を通じて」と題して発表し、助言者からも探究に繋がる取組であるとの評価を受けました。また、座長として県立赤穂高等学校の大角校長、県立北条高等学校の臼井校長、発表助言者として県立但馬農業高等学校の岸本校長に協力頂き、ありがとうございました。午後からは、コース別研修が行われました。

 

 

 

 

 

 

兵庫県からは17人の参加があり、意義ある3日間になりました。

 

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令和5年度科学部会総会及び研修会の開催(R5.7.7)

7月7日(金)、西脇市にあるオリナスホール(西脇市民交流施設)において、科学部会総会と生物部会との合同での研修会が行われました。生物部会と合わせて、約180人が参加しました。

合同講演では、株式会社いけうち アグロ事業部課長の彦坂陽介氏から「西脇市から宇宙へ~宇宙に農場を作ろう~」と題して講演を頂きました。霧を使って、トマトやにんじんなどを育てるのは水耕栽培よりも利点があり、宇宙開発にも使用されるなど、最先端の「霧」を使った技術を聞いて興味関心を受けました。

科学部会総会では、令和4年度の事業報告と決算報告、令和5年度の役員承認、令和5年度事業計画と予算案が示されました。今年は、全国理科教育大会和歌山大会が8月に実施され、近畿での開催で兵庫県としても協力し、多くの参加を依頼しました。

午後からの分散会では、北播磨の様々な12の施設において、事前に登録した希望する施設での実施となりました。初めての試みで、昨年度の東播磨支部長の西脇北高校の三谷校長の1年前からの準備に感謝致します。

新型コロナウイルス感染症も落ち着きあり、科学部会での取組がこれまで以上に活発に実施できることを期待しています。                                

科学部会会長 小倉 裕史

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

分散会の12施設

1 杉原紙研究所、2 にしわき経緯度地球科学館テラ・ドーム、3 パナソニック エコテクノロジーセンター、4 アライドマテリアル播磨製作所、5 (株)千石、6 県立農林水産技術総合センター、7 県立フラワーセンター、8 神戸大学大学院農学研究科附属食資源教育研修センター、9 (株)いけうち、10 シミックファーマーサイエンス神戸ラボラトリー、11 日清紡マイクロデバイスやしろ事業所、12 兵庫教育大学地学教室 竹村静夫研究室

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