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分教室の日々 2023

WORK喫茶サービス 校内アビリンピック団体戦

 3月14日(木)、2年生の最後のWORK喫茶サービスの授業日に、校内アビリンピックの団体戦を行い、先に行った校内アビリンピック個人戦の1年生および2年生の上位入賞3名ずつ、計6名で接客チームとなって、お客様をお迎えするための技能を競いました。

 接客役の生徒たちのドキドキした様子、カウンターの慌ただしい様子、お客様役の生徒たちの協力する姿勢、どれをとってもこの一年のそれぞれの生徒の成長を感じることができました。この一年で培った力を、次年度もさらに高めていけることを願っています。

 

TARO COFFEE 今年度もありがとうございました!

 しばらく技能練習を重ねていたため、久しぶりの営業となった2月29日(木)、TARO COFFEEは今年度最後の営業日を迎え、お足元悪い中にもかかわらずたくさんのお客様にお越しいただきました(しばらくお待ちいただいた方々、申し訳ありませんでした。また、心より感謝申し上げます)。

 忙しい時間の中、2年生たちは臨機応変にそれぞれが役割をこなし、この一年での大きな成長を感じることができました。また、3年生がお店づくりの一環で作成したメッセージカードも大変喜んでいただくことができました。

 お客様方々が「ありがとう」「おいしかったよ」、そして「また来年度もよろしくね」と生徒たちに声をかけてくださり、大いに生徒たちの励みになりました。今年度、本当に多くのお客様にお越しいただき、時に至らない点もあったかと思いますが、生徒たちの成長の場として温かく見守っていただき本当にありがとうございました。TARO COFFEEは次年度5月末頃より営業再開となります。来年度もどうぞよろしくお願いいたします!

 

分教室球技大会

 2月28日(水)に分教室球技大会を開催しました。

 4チームに分かれて総当たり戦を行い、そして今年度は教員VS生徒という試合も行いました。勝敗を素直に受け入れることや公正な態度で戦うことなどを意識して、スポーツマンシップに則って一戦一戦全力で戦うことができました。そして、チーム全体で協力してプレーでき、たくさんの笑顔が見られたことが何よりでした。

 天気にも恵まれ、3学年揃っての楽しい思い出になった大会となりました。

「認知症サポーター養成講座」を受講しました!

 2年生のWORK福祉技術では、地域包括支援センターの方々にお越しいただき、認知症サポーター養成講座を実施しました。

 認知症という病気について基本的なことから、認知症の方と関わる時の3つの「ない」【驚かせない・急がせない・自尊心を傷つけない】や話しかけるときのポイント【前から・笑顔で・ゆっくりと・わかりやすい言葉で・短い文章で・やさしい態度で】について教えていただきました。

卒業生が進路について語る会

 全学年対象に「卒業生が進路について語る会」を行いました。

 今年4月「株式会社ニプロン」と「スギスマイル株式会社」に就職した卒業生2名が講演に来てくれ、仕事のやりがいやうれしかったこと、仕事で大変なことや工夫していること、在学中に努力したこと、社会人と学生との違い等、詳しく話をしてくれました。

 

 在校生からは「仕事でミスをしたときはどうしていますか?」「お給料は何に使っていますか?」などの質問があり、一つ一つ丁寧に答えてくれました。先輩のお話に、在校生はメモを取りながら真剣に耳を傾けていました。

 先輩から社会に出て感じたことや在学中にすべきことなどのアドバイスをもらい、生徒はそれぞれに気持ちを新たにした様子でした。

 「株式会社ニプロン」「スギスマイル株式会社」両企業には、仕事の調整と当日同行して頂き、ありがとうございました。

9期生 アビリンピック校内予選会(ビルクリーニングの部)

 令和6年6月に行われる『アビリンピック兵庫大会』に向け、校内予選会を行いました。『アビリンピック』とは、障害のある人が、日頃培った技能を互いに競い合うことにより、その職業能力の向上を図るとともに、企業や社会一般の人々に障害のある人に対する理解と認識を深め、その雇用の促進を図ることを目的として開催されている障がい者技能競技大会です。

 学年内で順位を出し金賞・銀賞・銅賞・敢闘賞・努力賞に該当する5名に賞状を渡しています。日々の練習からとても集中して取り組み、同じ授業に入っている3年生からのアドバイスは大変参考になったようです。予選会当日は、緊張した表情でしたが落ち着いて取り組めた生徒や失敗をして悔しい思いをした生徒もいましたが、一人ひとり練習の成果を十分に発揮できた校内選考になりました。

  引き続きWORK(ビルメンテナンス)の授業では、清掃作業の技術だけでなく社会に出て必要な力が身につけられるよう努めてほしいと思います。

9期生 5日間の現場実習を終えて

 1月から2月にかけて企業と事業所に協力をいただき1年生が現場実習を行いました。現場実習の振り返りでは、【現場実習で体験した作業】【現場実習で学んだこと】【今後学校生活で頑張りたいこと】などをPowerPointにまとめ、発表しました。「楽しかった」「自分に向いている作業、苦手な作業が分かった」「いい経験をさせてもらえた」と前向きな感想が多く聞かれました。

 企業・事業所の皆さま、お忙しい中現場実習を受け入れてくださりありがとうございました。今回の経験を活かして2年生、3年生でもさらに成長していけるよう、毎日取り組んでいきたいと思います。

マラソン大会を実施しました

 3年ぶりに武庫川河川敷にて開催された武庫荘総合高校マラソン大会に分教室生徒も参加しました。前日の雨の影響もあり、走路は良い状態ではありませんでしたが、12月後半から体力づくりや体育の授業で取り組んできた持久走の成果を一人一人が精一杯発揮してくれました。男子は約8km、女子は約5kmというコースで、スタート前にはとても不安そうな表情を見せていましたが、ゴールした時には、みんな達成感に満ちたとてもいい顔になっていました。「しんどくなっても歩かずに走り続けた!」と報告してくれました。

 

令和5年度尼崎市支え合いを育む人づくり支援事業報告会を開催しました

 出張喫茶TARO COFFEEの活動は、「尼崎市支え合いを育む人づくり支援事業」の助成金を活用して実施させていただいており、その日ごろの感謝の意をこめて、1月30日(火)に尼崎市営時友団地の集会所にて令和5年度尼崎市支え合いを育む人づくり支援事業報告会を開催しました。

 当日は尼崎市役所の方々だけでなく、時友団地にお住まいの方々もたくさんお越しいただき、大盛況の中で報告会を開催することができました。3年生の生徒にとっては最後の出張喫茶となりましたが、忙しい状況の中でも生徒たちが状況をみて臨機応変に対応する力に、この3年間での成長を感じることができました。地域の方々に育ててもらうこの取り組みを続けていき、皆様によりよい時間を還元できるよう、今後も分教室一同励んでいきたいと思います。

佐賀県の方がによる視察

 1月26日(金)に佐賀県教育委員会の方、佐賀県の特別支援学校の校長先生が分教室の視察に来られました。

 教育内容の説明や授業、施設の見学を通して分教室の教育活動に大変興味を持っていただきました。授業見学では、1学年の総合的な探究の時間を見学していただき、武庫荘総合高校の産業社会と人間の授業で学んだ感想を生徒に質問していただきました。質問をされた生徒は難しかったことや頑張ったことをじっくりと考えながら答えていました。武庫総の生徒300人を前に2分間スピーチをした生徒には、大変感心して褒めてくださいました。また、3学年の総合的な探究の時間の学年発表会も見学していただきました。発表の生徒は、緊張しながらも素晴らしい発表を披露し、大きな拍手をいただきました。

 佐賀県教育委員会の方、佐賀県立大和特別支援学校の校長先生、大変お忙しい中、また遠方よりお越しいただき、ありがとうございました。