千種高等学校ブログ  Vol.Ⅱ

 本日の千種高校

地域の温もりを肌で感じて…

 第48回文化祭・こくう映画祭2022の3日前となりました。今週は最後の追い込みでフルスロットルで準備が行われており、疲れが溜まっている生徒や教員も多くいます。各学年のステージ発表は、今年も動画を用いたものが多いと聞いていますが、編集を担当する生徒は「昨日は4時間しか寝てません…」と気力でなんとか学校に来ている状態の生徒もいるようです。教員も一日中走り回っており、退勤時間も遅くなりがちになっています。1つの学校行事を成功させるために、頑張ってくれていることは非常に嬉しいのですが睡眠時間を確保し、体調を壊さないよう注意してほしいです。
 さて昨日、私は町内のあちこちに車で郵便物を届けに走り回りました。途中、目的地が分からず車から降りて「すみませ~ん、〇〇さん宅はどこら辺の家か分かりませんか?」と地域の方に話しかける時がありました。対応してくださったお婆さんは、実山椒を収穫しておられ「ここから半里ほど下(しも)じゃ」と教えてくださいました。「半里?」と思いつつ「ありがとうございます!」とお礼を言って、「山椒のいい香りがしますねぇ」と話を続けると、「食べるんやったらあげるで」と貴重な実山椒をくださいました。また、別のお宅へ郵便物を届けた際「暑い中、ご苦労さんです!」と冷たい缶コーヒーをそっと手渡してくれる方もおられました。初対面の私に色々なものをくださり驚きました。それと同時に、「なんて優しく温かい所なんだ…」改めて地域の方々の温もりを肌で感じ、この街がより好きになりました。
 今でこそ都会の人かのように姫路に住んでいますが、元々は但馬の田舎で育った私…、幼少期にご近所さんから優しくしてもらった経験が脳裏に浮かんできて懐かしい感覚が蘇りました。そして千種の子たちは、幼少期から「人に優しくされているから人に優しくなれるんだな」と改めて感じました。
 千種高校校門付近には、校務員さんの手によって「祝!全国大会出場、がんばれ千種高校」「小さな学校で大きな夢を!千種高校」の生徒を励ますのぼりが掛けられました。生徒や地域の方々、多くののぼりに励まされ最後まで生徒とともに頑張り抜きたいと思います。

 

様になってきたぞ!【50回生・アクティブ類型】

 本日も弱い雨が降ったり止んだりの一日で半袖では肌寒かったですね。関東甲信越地方では、早くも梅雨入りしたと発表されました。この感じだと、関西圏も例年より早い梅雨入りになりそうです。私は最近、週末の文化祭・映画祭の天気予報が気になって気になって…一日何度も予報をチェックしていますが、降水確率は40~50%で雨が降る可能性が出てきました。千高生の想いが天に届き、雨雲が去ることを願いますが、天気ばかりはどうしようもない…柔軟にしなやかに対応したいと思います。
 さて、文化祭(2日目)のオープニングを飾る1年生(アクティブ類型)の和太鼓演奏に向け、今日は山田先生のご指導のもと体育館ステージで仕上げの練習が行われました。全員が初めて触れた和太鼓授業から今日で3回目ですが、表情も少しずつ自信が見られ、その自信が太鼓の力強さにも表れてきました。「様になってきたなぁ…いいぞ!」私は、短い時間の中に生徒たちの成長を実感しました。休憩時間中も互いに教え合ったり、個人練習を繰り返し取組む向上心溢れる生徒たち…、もちろんまだリズムが上手くとれない生徒もいますが、一生懸命な姿勢に今日も心が温かくなりました。
 本番までの授業は本日で終了…。あとは前日のリハーサルで少し太鼓を打つ程度で本番を迎えます。多くの観客の前での初演奏に上手く力が発揮できるか分かりませんが、暖かい眼差しで見ていただきたいです。よろしくお願いいたします。

 
 
 
 

音楽聴きながらスクールランチ【49回生】

 今日は朝から雨が降ったり止んだり…最近、毎朝水田の水量が気になり田んぼの様子を見るのですが、イネ苗が水没しかかっていましたよ。田植え後は水が少なく困っていたのに…。自然相手の農業、一定量の水を保つことすら難しいと感じる反面、気温の変化や水量の増減にも負けず育っているイネを見ていると、なんか元気をもらいますね。本校生も、日々色んな変化がありストレスを抱えていると思いますが、柔軟にしなやかに生きてほしいと思います。
 さて、新型コロナウイルスの感染状況は少しずつ減少傾向にあるようですが、依然高い水準にあり本校でも様々な対策を講じています。一昨日は、校舎内各教室のドアノブやスイッチなど様々な生徒が触れる場所や機材等に光触媒加工を施していただきました。また、先週の生徒家庭学習日には全職員ですべての教室の机・イス・教卓、トイレ等にも光触媒加工でコーティングしています。どれだけ効果があるか分かりませんが、少しでも安心してもらえる環境づくりに尽力しています。
 感染拡大防止策の一つとして、給食の時間は今もなお同じ方を向いての「黙食」が続いていますが、2学年では会話しないかわりに好きな音楽を聴く取り組みを続けています。最近では、google classroomで生徒から聴きたい曲をリクエストして順番に流すようにしています。「自分がリクエストした曲はまだですか!?」と問い合せがあるほど、みんな楽しみになっているようです。素晴らしい試みだと思います。
 私も今年度から週に一回程度、2年生の給食指導に行かせてもらっていますが、私が当番の日は1990年代の曲を連発します。「終わりなき旅」(Mr.Children)とか「チェリー」(スピッツ)とか「もう恋なんてしない」(槇原敬之)とか…。今の生徒からしたら「何ですか??」という曲ばかり、しかも給食中の曲にしては暗すぎる…。最近の流行りの曲が全く分からんからゴメンよと思いつつ、それでも、文句一つ言わず黙々と会話なく給食を食べる生徒たちに感謝です。

 
 
 

千種太鼓でオープニング祝う!【カルチャー部】

 本日、宍粟市千種市民局(ライブリーちくさ)のオープニングまつりが行われ、本校のカルチャー部の生徒たちが出演しました。実は、カルチャー部は過去3年間、新型コロナウイルス感染拡大防止のためすべての校外イベントが中止…、現部員は誰一人校外での演奏が未経験でした。しかも、文化祭準備と重なりなかなかメンバーが揃わず、満足いく練習が出来ていない中での初出演でした。多くの聴衆を前にしての演奏に「緊張する~っ」と声に出す生徒もいましたが、声に出さずともその緊張感は伝わってきました。
 最初の出演は、オープニングセレモニー前で玄関前スペースで行われました。福元市長様、富田副市長様、中田教育長様はじめ多くの関係者が見守る中、迫力ある千種太鼓の音色が披露されると会場は大きな拍手に包まれました。太鼓を叩く生徒たちの顔は晴れやかになり、演奏後はみんなとてもいい顔をしていました。また、オープニングセレモニーの中で、愛称名「ライブリーちくさ」の名づけ親である本校3年の上山莉歩さん(千種中出身)が紹介され、この愛称名に込められた想いを立派に答えていました。素晴らしいです!その後、3Fではステージイベントが続き、カルチャー部による軽音楽演奏「千本桜」が披露されると、ステージ演奏の最後も千種太鼓「魂」で締めくくりとなり、本校生大活躍のオープニングまつりとなりました。カルチャー部の皆さん、素晴らしい演奏をありがとう!
 千種町内の多くの方々が久しぶりに集まったイベント…、少しづつ従来の行事や賑わいが戻りつつあることを心から嬉しく思いました。来週11日(土)は、いよいよ本校の第48回文化祭・こくう映画祭2022が行われます。18時45分からの映画祭(第2部・グラウンドで開催予定)は、事前申込みなくても当日受付でご覧いただけるように致しました。是非、ご家族お誘いあわせの上ご来校ください。お待ちしております。
※千種高校内の駐車場スペースに限りがございますので、ライブリーちくさ等の駐車場にご案内させていただく場合がございます。あらかじめご了承ください。

 
 
 

最高の仲間と次なる目標へ【女子バレー部】

 先週末の県総体で、ライフル射撃部の2名が近畿・全国大会に出場を果たしたとお伝えましたが、時を同じくして女子バレー部の3年生も最後の県総体に臨んでいました。部員わずか5人…、1人は他の部から応援してもらっての県総体でしたが、4名の3年生がそのチームを牽引してきました。そのメンバーは、奥田朝妃さん(千種中出身)、上山莉歩さん(千種中出身)、池垣春香さん(波賀中出身)、井口優美さん(波賀中出身)で、これまでもお伝えしてきた通り、明るく笑顔の絶えない仲良し四人組です。
 対戦相手は神戸星城高校でした。第1セット、序盤リズムがつくれず大きくリードを許しますが、後半は追い上げて18-25で先取されます。しかし、第1セット後半から本校らしいコンビネーションが発揮され、選手たちに「いける!」と気持ちが高まっていきます。その言葉どおり、第2セットを25-17で勝利…、セットカウント1-1で第3セットを迎えます。第3セットは、中盤まで一進一退の攻防が続き一時は5点をリードする展開となりましたが、最後は力尽き逆転負けとなりました。さぞかし悔しかったのでは?泣いた?と話を聞くと、「楽しかった!」「出し切れた!」と4人とも笑顔で話をしてくれました。3年間の公式戦を終えて、主将の池垣さんは「自主性を重んじた練習に難しさも感じたが、全体的には楽しかった」と振り返れば、上山さんは「田中先生の指導でびっくりするほど成長できた」と顧問の先生に感謝していました。奥田さんは「仲間の大切さを実感する3年間でした」と周囲に感謝していました。県総体での1勝は叶いませんでしたが、バレーを通じて最高の仲間と出会い、互いに声を掛け合いながら自分たちのバレーができたことはこれ以上ない喜びですね。心から「お疲れさん、ありがとう」と言いたいです。
 看護師や管理栄養士、医療事務など生徒たちの進路目標は違いますが、今後も、それぞれの進路実現に向けた挑戦は続きます。明るく爽やかで頑張り屋の皆さんを今後も応援しています。ひとまず、お疲れ様でした!

 

クリンソウを撮る【48回生・アクティブ類型】

 今朝の千種町は12℃(午前7時時点)、朝は半袖では少し肌寒いですが、今日も澄み切った青空が広がる素晴らしい陽気となりました。千種町周辺の三室山、後山、日名倉山等の山々も青空にくっきりと映え、最高に気持ちいいですね。こんな爽やかな陽気が続いてほしいと思う反面、水田の水管理のためには時々雨も必要なので、複雑な気持ちです。
 さて、昨日3,4限の3年生、教科「アクティブ」(写真)では、少し足を延ばしてちくさ高原のクリンソウ群生地まで行き、今しか撮影できないクリンソウの写真撮影を行いました。千種高校に在籍していても、3年間クリンソウを見たことがない生徒も多く、生徒たちに是非この景色を見てもらいたいと提案しました。森林浴しているかのような遊歩道を歩き森林の中を進んでいくと、ピンク色の可愛い花が生徒たちを出迎えてくれます。生徒たちは、見たことがない幻想的な景色に近づいて、様々な角度でクリンソウを撮影していました。多くの一般の方々に、「こんにちは!」と爽やかな挨拶ができる生徒たち…私は自然の美しさと生徒たちの姿に心が洗われる気持ちになりました。
 兵庫県レッドデータブックでBランクに指定されているクリンソウですが、千種を象徴する絶景の一つです。6月中旬頃まで開花していますので、生徒の皆さんも是非見に行ってくださいね。

 
 
 

地元企業からのご支援に感謝…【こくう映画祭】

 今日から6月、ワクチン接種の副反応のため登校できなかった生徒も復帰し、一学期の後半戦に向け仕切り直しの一日です。全校集会では、松浦校長先生から最後の県総体を終えた3年生に向け「お疲れ様でした」と労いの言葉がありました。そして、ある総体会場で納得がいかず、ずっと泣いている選手を目の当たりにされ、感じられたことをお話されました。「悔しい気持ちを押し殺す必要はない…その気持ちを次に繋げればいい」と語られ、皆さんの挑戦を支えていきたい「ちょっとやってみよう!」を大切にしてほしい。そして、やらないで後悔するよりやって後悔する生き方をしてほしいとお話されました。高橋生徒指導部長からも、講話の途中でMANIWAの「やってみよう」という曲が披露され、全校生でその歌詞を聞き入りました。そして、日常の小さな挑戦を自分に課し、自分磨きをしてほしいと話されました。
 さて、本日「こくう映画祭2022」の募金の知らせを聞かれた地元企業(株)ニチフレ千草の寺浦正人工場長様と平田良文様がわざわざ来校くださり、募金をお預かりしました。ニチフレ千草様には就業体験実習だけでなく、就職先としても大変お世話になっている地元企業ですが、こうしたご支援・ご厚意に心から感謝いたします。ありがとうございました。10日後の文化祭・映画祭に向けて生徒も教員も目が舞いそうな忙しい日々ですが、支援いただいている皆様に感謝し行事の成功に向け頑張って参ります。(株)ニチフレ千草様、本日はありがとうございました。

 

太鼓の達人を目指せ!【50回生】

 本日もワクチン接種の副反応による影響で20名近い生徒が登校できませんでした。また、登校できた生徒も少ししんどそうな生徒がおり、腕が上がりにくい生徒も見られました。明日からは、全員が回復し元気に登校してほしいです。
 さて、6月11日(土)の文化祭・映画祭に向けて各クラス、部活動、授業など急ピッチで準備が進められていますが、今日は発表に向けた1年生アクティブの2回目の太鼓の授業日でした。慣れない手つきでバチを握りしめ、特別非常勤講師の山田清輝先生から太鼓のノウハウを教わります。リズムに合わせて何度も同じ練習を繰り返し、今日一日でかなり上達していました。しかし、本番の発表までの残りの授業は1回しかありません。少ない授業の中で、どこまで仕上げられるか分かりませんが、生徒たちは上達したいという向上心に満ち溢れており、本当に素晴らしいと感心しました。
 1年生アクティブ類型(12名)による和太鼓演奏は、文化祭2日目のオープニングで披露されます。保護者の皆さま、どうか温かく見守っていただきますようお願いいたします。山田先生、厳しいスケジュールで大変申し訳ありませんが、ご指導のほどよろしくお願いいたします。

 
 
 
 

新聞掲載されました!【小中高合同田植え】

 今朝の神戸新聞に小中高合同田植えの記事が掲載されました!世代間で田植えする姿は微笑ましく、小中学生にとっても高校生にとっても相互に高い教育効果があると感じます。日本一のお米づくりに向けて、本校の生徒たちの水管理当番もスタートしています。この水田に児童生徒の愛情が注がれ、今年も美味しいお米が収穫できればと思います。

㊗近畿・全国総体出場!【ライフル射撃部】

 昨日、3回目の宍粟市ワクチン接種(12歳~17歳)が行われ、本校の生徒の約6割の生徒が接種を行いました。そのため、本日は通常授業ができないと判断し家庭学習日として対応させていただきました。生徒の皆さんは、副反応で発熱症状等が出ている人もあるかも知れません。安静にして明日からの通常授業に備えてほしいと思います。
 さて、昨日、一昨日の2日間、様々な競技で県総体が行われましたが、県立明石西高等学校で行われた県総体ライフル射撃大会では、今年も本校から近畿・全国インターハイ出場者が誕生しました。女子の部で2位(604.1点)となった猶原宏海さん(3年・千種中出身)は2年連続で全国出場、同3位(594.1点)の藤原唯羽さん(3年・一宮南中出身)は初出場となりますが、最後の県総体でその実力を発揮しよく頑張ってくれました。男子では、公式戦の自己ベストをマークした田中祥一朗くん(3年・山崎東中出身)が7位と健闘しましたが、全国大会へはあと一歩(2.2点)及ばず悔しい結果となりました。
 ライフル射撃部は4年連続で近畿・全国インターハイ出場となり、2年連続で複数人の出場となりました。日頃から、互いに切磋琢磨し良い雰囲気で練習が積み重ねられているからこその結果ですね。猶原さん、藤原さんの頑張りはもちろんスゴイですが、私はライフル射撃部全体の結果だと思います。二人が近畿・全国大会でさらに活躍できるように、今後もチーム全体で盛り上げていってほしいです。ライフル射撃部の皆さん、お疲れ様でした。