校長日誌(31年度)

校長日誌(31年度)

家庭クラブ全国大会開催

8月1日(木)・2日(金)の2日間にわたって、姫路市文化センターで「第67回全国高等学校家庭クラブ研究発表大会」が開催され、兵庫県内は勿論のこと全国から来られた約1500名の高校生や教員が家庭生活や地域社会の向上を目指して研究を深めてきた成果を発表する素晴らしい機会となりました。大会テーマは「全国へ 幸せ運ぶコウノトリ 笑顔と思いをつなげよう」。兵庫県では4年前からこの全国大会に向けて準備を進めてきており、世界遺産姫路城を有する日本屈指の町で全国の皆さんとの連帯を深めると共に、24年前の阪神・淡路大震災で全国から寄せて頂いた様々なご支援に対する感謝の気持ちを届ける場ともなりました。

【1日目】
朝、センターの玄関に足を踏み入れると、まず出会ったのが山高生諸君の元気な挨拶。全国からのお客様をさわやかな笑顔で出迎えてくれました。そして、各校家庭クラブ作品の展示場所でひときわ異彩を放っていたのが、本校森林環境科学科及び但馬農業高校共同で製作した木や花のオブジェ。この装飾を背景にして沢山の人が写真を撮っていました。オープニングは、高砂高校ジャズバンド部による演奏。さすが伝説の部による演奏だけあって会場すべての聴衆が引き込まれていきました。そして、1日目の目玉は「ホームプロジェクト」に関する研究発表。全国7地区からの代表がそれぞれ家族や地域への愛情がたっぷり込められた、しかも科学的な深い分析に基づいたデータや資料が満載のいずれも見応え・聴き応えのあるものばかりでした。夕刻迫る頃に行われた、小ホールでの生徒交流会は、「兵庫県五国クイズ」と称するビンゴゲームで大いに盛り上がり、私たち兵庫県の者も大いに楽しむことの出来る企画でした。

  
  
  

【2日目】
2日目の今日は、総会の後「学校家庭クラブ活動」の研究発表が行われ、やはり全国7地区から選ばれた学校が地域防災や地域活性化のための活動を発表し、どれも皆学校愛・地域愛に溢れた素晴らしいものばかりでした。午後の部の最初を飾ったのは、西脇高校生の皆さんによる「播州織ファッションショー」。これが本当に高校生によるものであろうかと自分の目を疑うほどの舞台運びで、全国から来られた聴衆の皆さんも目を丸くしながら大きな拍手喝采を惜しみなく送って下さいました。表彰式及び閉会式が終わって皆さんが帰られる時も、素晴らしい衣装に身を包んだ皆さんがロビーで見送り、この大会の裏方となって支えてくれた兵庫県内の高校家庭クラブ員共々、「ありがとうございました!」と感謝の心で全国大会のフィナーレを飾ってくれていました。来年は富山県、再来年は徳島県で開催されます。地方ならではの特色満載の素晴らしい大会となることを願っています。また、令和3年度には「高等学校農業クラブ」の全国大会が兵庫県で開催される予定で、その準備が既に一昨年度から始まっています。兵庫ならではの演出にどうぞご期待下さい。

  
  
  
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