21回生修学旅行17 ④自然コース 午前
然別湖ネイチャーセンターに到着しました。長靴に履き替えて、トレッキングに出発です。
火山の噴火や低温と雪が、然別湖周辺の特徴的な風景を生み出してきた様子を、目で見て学んでいきます。
高山帯でしか見られないようなコケや地衣類、ハイマツなどを観察したり、地名や植物の利用法から、アイヌの言葉や文化まで知ることができました。
永久凍土から出てくる水は、なんと0.1℃。指先がしびれるような冷たさです。
風穴からは冷たい風が吹き出てきます。詳しい仕組みは、午後からのビジターセンターで教えていただきましょう。
残念ながら出会うことはできませんでしたが、ナキウサギやシマエナガの鳴き声、糞のあと、獣道やキツツキの空けた木の穴などから、たくさんの生き物たちの生活の様子を感じることができました。
今回入った山の中には、たくさんの動植物、火山活動の跡がありました。しかし近年は、自分本位な行動でコケを踏み荒らしてしまうなど、自然環境を壊す行為が見られるそうです。ガイドの松本さんからは、自然はひとつの塊となっている、環境そのものを大切にすることで、ナキウサギたちのような生き物、ここでしか生きられないような生き物たちを育むことができるんです、というお話をいただきました。
湖畔でお昼を食べて休憩後、次の場所へ出発です‼