祥雲SSHシンポジウム 生物多様性について考えよう
9月26日(土)午後、祥雲SSHシンポジウム&こうみん未来塾「生きもの教室スペシャル」を開催しました。
このイベントは、高校生だけでなく小中学生から一般市民までが集まり、サイエンスについて知識を広げ、思いを語り合おうというもので、令和2年度に開催を始め、今年で7回目になります。「生物多様性」を様々な切り口から考えるため、毎年、その道のプロフェッショナルをお招きしていますが、今年の基調講演のテーマは「クマとの共存」です。
シンポジウム開会前の1時間、「祥雲SSHミニマルシェ」を開催しました。本館前では、有馬高校人と自然科の協力も得て、野菜販売を行いました。右は、祥雲生「農業チャレンジ」のメンバーです。三田祥雲館の農園で育てた枝豆やピーマンをパッケージを工夫して販売しました。
本館内ロビーは科学部お楽しみコーナーです。今年は、「科学部ガチャポン」を導入!! 百円でコイン2枚。カプセルには、天文班、ロボ班、生物班が作ったいろいろなグッズが入っています。その他、生物班による祥雲館の生きもの展示、アップサイクルクレヨン紹介、Robo班によるプログラミング実演などがありました。
2時から大講義棟でシンポジウムがスタート。子どもから大人まで100名を超える聴衆が集まりました。
第1部は、地域団体の発表です。まず、有馬高校人と自然科3年生の意見発表「見る桜から、守る桜へ」。桜などのバラ科植物を食い荒らし全国的に問題になっているクビアカツヤカミキリの駆除を呼び掛けました。ステージ中央で堂々と、とてもかっこいい発表でした。
2番目は、三田祥雲館高校2年次生SS探究Ⅱ生物講座トンボ班の発表。「三田祥雲館のトンボ相と環境」です。昆虫大好き少年たちが、徹底的に校内のトンボを調査し、なんと26種ものトンボを確認しました。採集したトンボはマークを付けて放し、その行動を追っています。3番目は、地域活動団体「ごもくやさん」の生きもの撮影係中田さんです。 プロ級の素晴らしい生きものたちの写真を見せていただき、三田市はこんなにステキなところなんだと再認識する機会になりました。ササユリを復活させた「ごもくやさん」の地道な努力にも脱帽です。まさに三田版「ダーウィンがきた」でした。
そして、兵庫県立大学の横山真弓先生の講演「ツキノワグマとの共存は可能か?~ツキノワグマの出没要因とその対策~」です。クマの現状と課題について、本当にわかりやすく解説していただきました。最近、クマの出没が増えているのは、山が荒廃しているからではなく、クマの個体数が増えすぎているからだそうです。
第3部は、恒例のパネルディスカッション。発表者に登壇していただき、人博の三橋先生をファシリテーターとして、質疑応答、今日の感想などを語り合いました。
今回も新しい視点で「生物多様性」を考える大変よい機会となりました。関係のみなさま、ありがとうございました。