塔陵健児のひとりごと~佐用高校からのお知らせ~
白の世界へようこそ
佐用高校のすべてのHR教室と選択教室の黒板が、ついにホワイトボードに生まれ変わりました!
白。
まぶしい。
まさに純白。
教室に一歩入った瞬間、「え、ここモデルルーム?」と思わず二度見。
光を反射して、未来まで映し出しそうな白。
アンミカさん、言うてはりましたね。
「白は200色以上あんねん」って。
ほんまそれですわ。
チョークの白とはちゃいます。
これは“希望の白”。
これは“学びが映える白”。
これは“書いた字が消されても、また挑戦できる白”。
まぶしいのは板だけやない。
これからここで学ぶ生徒たちの可能性も、きっとまぶしいんです。
黒板からホワイトボードへ。
ただの設備更新ちゃいます。
気持ちも、授業も、発想も、
ちょっと前向きに、ちょっと軽やかにしてくれる白。
さぁ佐用高校、
今日からは「白が似合う学校」です。
ほな最後に一言。
白はな、スタートの色やねん。
クリーン作戦延長戦
昨日の始業式が終わったあと、正午からクリーン作戦・延長戦が行われました。
12月22日(月)、1年生全員で取り組んだクリーン作戦。
それでも、あまりにも広い佐用高校のグラウンド。
時間いっぱい力を尽くしたものの、どうしても手が回らなかった場所が残っていました。
その“宿題”に、昨日応えてくれたのが、グラウンドを日々使っている運動部の生徒たちでした。
野球部、ソフトテニス部、陸上部、サッカー部。
始業式を終えたあと、自分たちの時間を使って集まり、側溝にたまった土を黙々と上げ続ける姿がありました。
誰かに言われたからでも、評価されるからでもありません。
「使う場所を、自分たちの手で整える」
その当たり前で、でもなかなかできないことを、自然に実行してくれました。
重たい土をスコップですくい、一輪車で運び、汗をかきながら少しずつ景色を変えていく。
その一つひとつの積み重ねが、グラウンドをきれいにしただけでなく、
佐用高校の“誇れる空気”を、確かにつくってくれていました。
ありがとう。
本当に、ありがとう。
こうした行動は、きっと誰かが見ています。
そして、次の誰かの行動につながっていきます。
自分たちの学校を、自分たちの手で守り、育てていく。
その姿勢を、昨日の運動部のみなさんから教えてもらいました。
このグラウンドで流す汗が、
これからも気持ちのいいものでありますように。
始業式
始業式。
三学期の始まりです。
体育館に集まると、佐用高校の式典ならではの光景があります。
ステージの両サイドに設置された大型スクリーン。
そこに映し出される校歌の歌詞を見ながら、全校生徒が大きな声で歌う――
こんな学校、そうそうありません。
声がそろい、響き合うあの時間は、何度経験しても少し背筋が伸びます。
自分の声が、隣の誰かの声と重なり、体育館いっぱいに広がっていく。
「同じ場所で、同じ方向を向いている」という実感が、自然と生まれます。
今年は午年。
馬は群れで走り、力強く前へ進む生き物です。
一頭ではなく、仲間とともに走ることで、さらに遠くへ行ける。
三学期は短く、あっという間です。
特に三年生は、佐用高校で歌う校歌も、もう数えるほど。
だからこそ、一回一回を大切に。
声を出すことも、前へ進むことも、全力で。
走り出した三学期。
今年も佐用高校は、みんなの声とともに前へ進みます。
校長先生の話から始まる「ケンタッキー・フライドチキン」クイズ
今日は終業式。
校長先生の式辞で登場したのは、なんと ケンタッキー・フライドチキン のお話でした。
「え、終業式でチキン?」と思った人もいるかもしれませんが、実はここに人生のヒントが詰まっています。
では、クイズです。
【第1問】
カーネル・サンダースが、フライドチキンで本格的に成功したのは何歳のときでしょう?
A.30歳
B.45歳
C.65歳
D.80歳
⇒ 正解:C.65歳
65歳のとき、経営していたレストランが倒産。
普通なら「もう終わりだ」と思ってしまいそうですが、彼はそこから再スタートしました。
【第2問】
倒産後、カーネル・サンダースは何をしたでしょう?
A.引退して田舎でのんびり
B.レシピ本を書いた
C.フライドチキンのレシピを持って営業に回った
D.別の仕事に転職した
⇒ 正解:C.営業に回った
しかも、その数は――
【第3問】
フライドチキンを売り込むため、訪ねた店の数は?
A.100軒
B.300軒
C.500軒
D.1,000軒以上
⇒ 正解:D.1,000軒以上
ほとんどの店に断られながらも、諦めずに歩き続けた結果、今のKFCがあります。
【第4問】
カーネル・サンダースの本名は?
A.ジョン・サンダース
B.ハーランド・デヴィッド・サンダース
C.トーマス・サンダース
D.ウィリアム・サンダース
E.小倉 裕史
⇒ 正解:B.ハーランド・デヴィッド・サンダース
「カーネル」は名前ではなく、名誉称号なんですね。
ここでちょっとトリビア
・あのフライドチキンのレシピは 11種類のハーブとスパイス。
今も厳重に管理され、すべてを知っている人はいないと言われています。
・カーネル・サンダースが有名な「白いスーツ」を着るようになったのは、
自分を覚えてもらうための戦略だったそうです。
・世界で最もKFCを食べている国は、実はアメリカではありません。
校長先生の話が教えてくれたこと
年齢や失敗は、挑戦をやめる理由にはならない。
うまくいかなかった過去より、
「次に何をするか」が人生を決める。
今日でひと区切り。
でも、終業式は「終わり」ではなく、次の始まりです。
この冬休み、
自分は何に挑戦するのか――
カーネル・サンダースなら、きっとこう言うはずです。
「まだ遅くない。むしろ、今からだ。」
よい冬休みを。
覚悟はスーツに出る。責任は年金に宿る。
今日は、3年生にとって社会への第一歩となるイベントが、
なんと二つ同時に開催された。
ひとつは――スーツの着こなし講座。
もうひとつは――年金セミナー。
どちらも、教科書には載っていないが、
これから生きていく上で避けて通れない話だ。
まずはスーツの話だ。
人は、出会ってわずか6秒で相手を判断する。
しかも、その判断材料の55%は「見た目」。
言葉や声が38%、話の中身はたった7%だ。
「中身で勝負したい」
その気持ちはわかる。
だがな金太郎…じゃなかった、君たち。
中身を見てもらうためには、まず外側で門を開けなきゃならない。
卒業すれば制服はなくなる。
誰も「これを着なさい」とは言ってくれない。
だからこそ、自分で選び、自分で責任を持つ。
それが社会だ。
そしてもう一つ――年金セミナー。
「まだ先の話」と思ったやつ、正直に手を挙げろ。
……まあ、そうだろう。
だがな、年金は国が勝手に集めてる金じゃない。
憲法に基づいて、
世代と世代が支え合うための約束なんだ。
今の自分が払うことで、
誰かの今日が守られ、
いつかの自分の未来も守られる。
楽な道はない。
うまい話もない。
でも、正面から向き合えば、
社会はちゃんと応えてくれる。
今日の二つの話は、
「社会に出る覚悟」を問われた時間だった。
スーツを着ることも、
年金を納めることも、
全部――大人になるってことだ。
逃げずに行こう。
胸張って行こう。
君たちなら、大丈夫だ。
オラたちの一日だゾ!~大人への第一歩とドロドロ側溝~
今日は佐用高校、学年ごとにイベントてんこ盛りの日だったゾ〜。
3年生はまずお金のお話。
使う?貯める?増やす?
「うまい話はない!」「ローリスク・ハイリターンはない!」って、オラでもわかる大事な話だったゾ。
闇バイトとか、こわ〜い話も出てきて、みんなちょっと背筋ピーン。
租税教室では、「税金ってみんなで支え合うものなんだゾ」って、大人への準備をした感じ〜。
2年生はバスに乗ってレッツゴー!
大学、専門学校、会社見学に進路相談会。
将来の自分を想像して、「オラ、何になるんだろ〜?」って考える一日だったゾ。
1年生はクリーン作戦!
側溝の砂をザクザク、落ち葉をシャカシャカ。
ドロまみれになりながら、「学校をきれいにするのも大事な仕事だゾ!」って、体で学んだ一日。
勉強も、進路も、掃除も、全部まとめて佐用高校の一日。
オラたち、ちょっとずつ大人に近づいてる…かも?
…知らんけど!ブリブリ〜!
葉牡丹アート、オラわくわくすっぞ!
今日はな、普通科の選択科目「草花」で作られた
葉牡丹アートの話だぞ!
一つ目の動画は、生徒たちの作品だ!
さてさて……なんて書いてあるかわかっか?
よーく見ねぇと読めねぇけど、そこがまたワクワクすっぞ!
一枚一枚、葉っぱの色や形を考えて、気合い入れて作ってるのが伝わってくるよな。
こういうのを見ると、「ああ、修行の成果が出てるなぁ」って思うんだ。
二つ目の動画は、春本先生の作品!
さすが先生、安定感がちげぇ!
技のキレも構成も、まるで達人の一撃みてぇだな!
ところで葉牡丹って知ってっか?
寒さに強くて、冬でも色あざやかに育つ植物なんだ。
厳しい季節でも、しっかり根を張って、美しく咲く。
……なんだか、オラたちにも通じるもんがあるよな。
寒い時期でも、コツコツ続けりゃ力になる。
気づいたときには、ちゃんと形になってるんだ。
というわけで――
メリークリスマス!
そのとき…
本日、防災避難訓練を実施しました。
今回の訓練は、休み時間にスマートフォンの緊急地震アラートが鳴るという想定からスタートしました。
先生が近くにいない場面でも、自分で状況を判断し、身を守る行動がとれるかが大きなポイントです。
地震の揺れだけでなく、地震による火災の発生も想定し、生徒たちは速やかに前庭へ避難しました。
慌ただしい中でも、「今、何を持って逃げるべきか」を考える場面がありました。
スマートフォンは? 連絡手段として、情報を得るための大切なツールです。
いざというとき、ちゃんと手に取れていましたか。
避難後は消防署の方から講評をいただき、続いて体育館2階からの要救助者救出デモンストレーションを見学しました。
実際の動きを目の前で見ることで、災害対応が決して他人事ではないことを改めて実感しました。
地震は、日時も場所も選んでくれません。
だからこそ、「その瞬間、どう動くか」を日頃から考え、備えておくことが大切です。
今日の訓練が、もしものときに命を守る一歩につながることを願っています。
地域とともに
地域とともに学び、地域の中で育つ――
そんな佐用高校らしさが、ぎゅっと詰まった一日となりました。
「地域と高校の協働による輝く人づくり支援事業」として、農業科学科と家政科の成果発表会が行われました。
農業科学科の発表では、佐用小学校の各学年とのサツマイモ・イネ・大豆の種まきや収穫を通した交流、相生市立双葉小学校81名を迎えてのアグリスクール、南光自然観察村での草刈り、南光ひまわり祭りでの栽培支援など、地域と密着した取り組みが次々と紹介されました。
「地域の人と一緒に汗をかくこと」「子どもたちの笑顔に出会うこと」その一つひとつが、学びを教室の外へと広げてくれたことが伝わってきました。
家政科からは、さらに多彩な実践が報告されました。
2年生の課題研究では、佐用もち大豆を生かした商品開発、皆田和紙を用いたうちわづくりなど、地域資源を大切にした挑戦が並びました。
フードスペシャリスト分野では、高齢者を対象とした食生活改善プランやレシピ考案、校内レストラン・高校生レストランの実施、日本語学校との交流を通じた「日本の食」を楽しむ取り組み、一人暮らしレシピBOOKの作成など、暮らしに直結する学びが紹介されました。
保育基礎では誤飲防止や栄養バランス、3年生の課題研究ではファッションショーへの挑戦、ヒューマンサービス分野では高校生訪問サービスなど、人に寄り添う実践が続きました。
どの発表にも共通していたのは、
「町全体を笑顔にしたい」というまっすぐな思い。
地域の中で学び、地域の声に耳を傾け、自分たちにできることを考え、行動する。
その積み重ねが、生徒一人ひとりを確かに成長させ、佐用高校を地域にとって欠かせない存在へと育てています。
これからも、佐用高校の学びは地域とともに続いていきます。
糸の記憶、年の瀬に
年末になると、学校の景色は少しだけ音を帯びはじめます。
今年も廊下に、ずらりと並んだ「こと」。木の色、糸の張り具合、静かに置かれているだけなのに、どこか凛とした存在感があります。
1年生の音楽の授業では、これから1月・2月にかけて、ことに挑戦します。
初めて触れる楽器に、最初は戸惑いながらも、糸をはじいた瞬間に広がる音に、きっと驚くことでしょう。
一音一音は控えめでも、重なれば確かな響きになる。ことの音色には、そんな日本の音楽らしい奥ゆかしさがあります。
ちなみに2年生は三線に挑戦。
こととはまた違う、南の風を感じさせる音。
学年が上がるごとに、出会う音楽の世界も少しずつ広がっていきます。
廊下に並ぶことを眺めていると、年の瀬が近づいていることを実感します。
カレンダーをめくるたび、「今年もあと少しだな」と感じるこの頃。
年内に学校へ来るのも、もう数日しかありません。
忙しかった一年、思うようにいかないこともあった一年。
それでも、こうして季節の風物詩に出会える時間が、学校にはあります。
静かな廊下に並ぶことのように、今はまだ音を出していなくても、心の中には確かに何かが積み重なっているはずです。
もうすぐ新しい年。
その前に、少し立ち止まって、この一年を振り返ってみませんか。
静かな音が、やがて確かな響きになるように。