塔陵健児のひとりごと~佐用高校からのお知らせ~
初の花壇植栽に挑戦しました!
3月10日、園芸クラブの堤さん、椿野さんが、校内の花壇の植栽に初めて挑戦しました。
今回使用した花材は、パンジー、デージー、トクサ。色とりどりの花をバランスよく配置しながら、丁寧に植えていきました。まだ少し寒さの残る季節ですが、花壇が明るくなり、学校に春の気配を運んでくれています。
ちなみに、トクサの花言葉は**「率直」**。まっすぐに伸びる姿のように、これからも素直な気持ちで活動していきたいですね。
次回は、向かい側の花壇の植栽にも挑戦する予定です。これからどんな花壇ができていくのか楽しみです。
自転車の安全利用を呼びかけ ~青切符制度導入に向けた啓発活動~
自転車の交通ルールを改めて見直してもらうため、佐用警察署と佐用交通安全協会の皆さまと協力し、生徒会が中心となって啓発活動を行いました。
今回の活動では、自転車の交通違反に対して反則金が科される「青切符制度」の導入について知ってもらうため、登校してくる生徒にチラシを配布しました。特に自転車通学生を中心に、全校生徒へ交通ルールの大切さを呼びかけました。
毎日の通学で利用する自転車だからこそ、一人ひとりが交通マナーを守ることが大切です。これからも安全で安心な通学環境をみんなで守っていきましょう。
熱戦!球技大会 〜1年生、大健闘の巻〜
さてさて、本校で球技大会が行われました。体育館やグラウンドでは、あちらこちらで熱戦が繰り広げられ、まるでちょっとしたスポーツ番組のような盛り上がり。見ているこちらも思わず「おぉ!」と声が出る場面がたくさんありました。
結果はこちら。
男子フットサル
優勝 1年4A組
準優勝 2年5組
女子バレーボール
優勝 1年3・4AB組(合同チーム)
準優勝 1年2A組
男女混合卓球
優勝 1年4A組①
準優勝 2年3組
いやあ、それにしても今回は1年生の活躍が見事でした。上級生相手にもひるまず、元気いっぱいにプレーする姿が印象的でした。
中でも注目は、女子バレーボールで優勝した1年3・4AB組の合同チーム。各クラスの女子の人数が少ないために結成されたチームでしたが、クラスの壁を越えて声をかけ合い、見事にチームワークを発揮。これぞまさに「一致団結」というやつですね。
スポーツを通して、クラスや学年を越えて交流できた一日になりました。
いやあ、皆さん本当にお疲れさまでした!そして優勝チームの皆さん、おめでとうございます!
学びの一皿 ― 地域とつながる校外学習
家政科の地域協働関連事業として、日本調理製菓専門学校調理校を訪問し、校外学習を行いました。
午前中は、コース料理の調理実習とテーブルマナーの研修を実施。前菜・スープ・デザートを自分たちで調理し、専門学校の先生方が用意してくださった肉料理やパンとともに、全5品のコース料理を試食しながらマナーについて学びました。
デザートのクリームブリュレには、本校農業科学科の卵「さよたま」を使用しました。
午後からは、「カフェ運営におけるミドル世代に受けるランチメニューについて」をテーマに、水野博校長先生に講義をしていただきました。料理だけでなく、メニュー開発やお店づくりの視点についても学ぶことができました。
今回の学びを、次年度の高校生レストランや食物調理技術検定の献立作成、そして商品開発にも生かしていきたいと思います。
JR姫新線講演会
3月4日(水)、JR姫新線より区長の山本様をはじめ、5名の乗務員の皆さまにお越しいただき、講演会を開催しました。
お話の中心は、駅員の方々が日々大切にしている「安全運行」への思いと具体的な取組について。そして、不正乗車の問題や、公共交通機関を利用する際のマナーについても、分かりやすくお話しいただきました。
何気なく利用している電車の裏側には、多くの方々の責任感と努力があることを改めて知る機会となりました。
姫新線は、佐用高校にとってなくてはならない存在です。
今回学んだことを忘れず、一人ひとりがマナーを守り、誰もが安心して利用できる環境をこれからも大切にしていきたいと思います。
ご講演いただいた皆さま、ありがとうございました。
笑顔を届けた一日
家政科2年生が社会福祉法人佐用福祉会「いちょう園」を訪問しました。
生徒たちは、この日のためにレクリエーションを4種類企画。
利用者の皆さんに楽しんでいただけるよう、内容や進行を何度も話し合い、準備を重ねてきました。
当日は、会場に笑い声と拍手が広がり、自然と心の距離も縮まっていきました。
後半は、ファッション造形基礎の授業で制作した衣装によるファッションショー。
一針一針思いを込めて作った衣装を身にまとい、少し緊張しながらも堂々と歩く姿に、温かい拍手をたくさんいただきました。
「楽しかったよ」「また来てね」
その言葉が、何よりのご褒美です。
学んだ技術や知識は、人とつながってこそ生きるもの。
今回の訪問で、生徒たちは“誰かのためにできること”の大切さを改めて実感しました。
貴重な機会をいただいた「いちょう園」の皆さま、ありがとうございました。
時代
昨日、臨時の生徒総会がありました。
議題は、校則改定について。
グレーの靴下が認められること。
高温期のネクタイ・リボン着用義務の緩和。
携帯電話はこれまでどおり、必要な時に先生の許可を得て使用すること。
文章にすれば、たったこれだけのことです。
けれど、そこに至るまでには、たくさんの意見と、たくさんの思いがありました。
「時代に合わせて改定する。」
よく聞く言葉です。
でも、そもそも“時代”って何だろう、
流行のこと?
世の中の空気?
SNSの声?
きっと、それだけではない。
時代とは、
一人ひとりの声の積み重ねなのだと思います。
暑さの中で感じた違和感。
日々の生活の中での小さな不便。
「こうだったらいいのに」という、静かなつぶやき。
それを集め、話し合い、考え、
学校としての形にしていく。
その過程こそが、“時代に合わせる”ということなのかもしれません。
校則は、縛るためだけにあるものではなく、
私たちがよりよく学校生活を送るための約束です。
変えることは、壊すことではない。
守るべきものを守るために、整えるということ。
今日の決定が、
誰かの学校生活を少しでも過ごしやすくするなら、
この総会には意味があったと信じたい。
そして何より、
意見を出してくれた皆さん、
真剣に耳を傾けてくれた皆さんに感謝しています。
“時代”は遠くにあるものではなく、
今ここにいる私たち自身の中にある。
そう思えた一日でした。
靴箱の星
卒業式のあと。
校舎に残ったのは、静けさと、靴箱の中の数足の靴。
そして、置き去りにされた花束ひとつ。
祝福だったはずの花。
想いが込められていたはずの花。
でも今は、誰にも見られず、誰にも呼ばれない。
地球には「付喪神(つくもがみ)」という考え方がある。
長く使われたものには魂が宿るという思想。
モノは、ただの物質ではなく、記憶を抱える存在になる。
靴と花を見ていると、ふと思う。
いつか自分も、
誰かの記憶の片隅に置き去りにされる存在になるのだろうか、と。
忘れられることへの、ほんの一抹の不安。
でも地球人は言う。
「ものを大切にしよう」と。
それはきっと、
モノの話ではなく、
想いの話で、
時間の話で、
人の話なのだ。
大切にするということは、
使うことではなく、
忘れないことなのかもしれない。
――地球は、やっぱり、やさしい星だ。
『正解』は、ここにあった
今日、私たちは卒業しました。
体育館に響いた『正解』の歌声は、歌というより、三年間そのものだった気がします。
楽しかった日も、しんどかった日も、
笑い転げた放課後も、
黙って机に向かった夜も、
全部がこの歌の中にありました。
友だちへ。
同じ教室で笑って、同じことで悩んで、
どうでもいい話で盛り上がって、
本気の話では一緒に泣いてくれてありがとう。
君たちがいたから、学校は「場所」じゃなくて「居場所」になりました。
一人じゃ乗り越えられなかった日も、
君の一言で、君の笑顔で、また前を向けた日が何度もありました。
もしかしたら、これから先、
毎日のように会うことはもうないかもしれない。
同じ歌を歌うことも、
同じ時間を過ごすことも、
きっともうない。
でも、忘れない。
この三年間でつながった心だけは、
どこに行っても、何年経っても、消えない。
そして、親へ。
朝の「行ってきます」に何も言わなくても、
夜遅くの帰宅に何も聞かなくても、
いつも当たり前のようにごはんがあって、
当たり前のように帰る場所があった。
その「当たり前」が、どれほど大きな愛だったのか、
今日、やっと分かりました。
ありがとう。
言葉にすると軽くなるけど、
本当は、ありがとうじゃ足りないくらいの感謝です。
『正解』の歌詞にあるように、
「自分だけの正解」を探しに行く旅が、今日から始まります。
まだ答えは分からないし、
これからたくさん迷うと思う。
でも、三年間で学んだことが、
支えてくれる人の存在が、
きっと私たちを前に進ませてくれる。
今日で終わるのは「学生生活」。
でも終わらないのは、
友情と、感謝と、思い出と、絆。
私たちは巣立ちます。
それぞれの場所へ。
それぞれの未来へ。
でも、胸の奥にはいつもこの場所がある。
この仲間がいる。
この歌がある。
―― 正解は、
探しに行くものじゃなくて、
ここで生きた時間そのものだったのかもしれない。
さようならじゃなくて、ありがとう。
そして、いってきます。
最後の校歌が風になる前に
明日は卒業式
百二十三の背中が
静かに
この学び舎から
未来へと歩き出す
「卒業」という言葉は
いつもやさしくて
でも少しだけ
胸の奥が
きゅっとなる
これからの人生に
こんな節目は
いくつあるだろう
同じ仲間と
笑い合うのも
今日が最後
同じ声で
校歌を歌うのも
今日が最後
もう二度と
会わない人がいるかもしれない
もう二度と
同じ歌を歌わないかもしれない
そう思うだけで
名前のない
さみしさが
心に降る
放課後の体育館
先生たちの手で
静かに整えられる
三年生の
最後の舞台
椅子の並び
壇上の光
マイクの位置
どれもが
「おめでとう」と
「ありがとう」を
形にしている
明日という日が
涙だけでなく
笑顔で満ちる日で
ありますように
百二十三人の
旅立ちに
やさしい風が
吹きますように