ドルーインセカンダリーカレッジ(姉妹校)の来校
本校は2005年よりドルーインセカンダリーカレッジ(オーストラリア)との交流を開始し、親交を深めてきました。新型コロナウイルス感染症の流行により一時中断しましたが、2023年に正式に姉妹校提携を締結し、今年度に研修団の受入れを実現させることができました。
本校は今年度、2,3年生のみが在籍し、職員数も20名程であるため、研修団の迎え入れの準備は大変でしたが、教職員・生徒で協力して最大限の歓待をすることができたと思います。また、本校生徒が研修団の生徒一人一人に“バディ”としてお世話にあたり、5日間の交流の中心として頑張ってくれました。さらに日曜日のバディファミリーとの交流では保護者の方にも様々な工夫をして頂き、研修団の皆さんに日本のご家庭の温かさを感じてもらうことができたと思います。本当にご協力ありがとうございました。以下に簡単ですが、5日間の交流のダイジェストとしてご紹介させて頂きます。
※交流の様子は神戸新聞の取材を受け、7月15日(火)朝刊の三木版に掲載されました。
期間 令和7年7月10日(木)~7月14日(月)
研修団 生徒15名、教員4名
日程
7月10日(木)
歓迎会(学校紹介・歓迎演奏など) 歓迎レク(福笑い・伝言ジェスチャー) 各クラスでの交流(クイズ・ゲームなど) おにぎり作り(昼食) 書道・茶道体験 ウェル
カムパーティ(夕食)
7月11日(金)
縁日・盆踊り(三木音頭)体験 黒檀を用いた箸作り(三木金物商工協同組合連合会のご協力) 折り紙遊び
7月12日(土)
人と防災未来センター(神戸) 世界遺産姫路城見学
7月13日(日)
終日バディ家族との交流
7月14日(月)
送別会(記念品交換など) ※午後帰国されました。
【交流期間のさまざまな活動のご紹介】
◇福笑い
言葉は通じなくても皆で大笑いして、アイスブレーキングになりました。
◇茶道
茶道部員により、外国人旅行者に人気がある抹茶について、お作法も含めて体験してもらいました。
◇ウェルカムパーティ
料理を囲んで会話が弾み、プレゼントも頂き、リラックスした時間を過ごしました。
◇縁日体験
賑わいや各種ゲームを再現し、日本の夏の祭りの雰囲気を満喫してもらいました。
◇箸作り
金物組合の皆様のご指導により、三木製の鉋を用いて黒檀の立派な箸を作ることができました。
◇人と防災未来センター見学
バディの生徒は校内で事前学習を行って研修団の皆さんの見学に付き添い、震災について真剣に考えてもらうことができました。
◇世界遺産姫路城見学
広大な城内を巡り、天守閣の最上層まで上り、眼下に広がる姫路の城下を目にした研修団の皆さんは大変満足されていました。
◇バディファミリーとの交流
日曜日は本校の保護者様に研修団の宿舎で送迎して頂き、バディ生徒が事前に立てた計画に沿っておもてなしをして頂きました。神戸・あべのハルカス・淡路島・渦潮クルーズなどのお出かけをされたり、自宅で手巻き寿司やバーベキュー、花火をされたり、三木・小野界隈のレストランや博物館を巡られたり、各ご家庭でとても工夫して頂きました。一日の活動を終えて宿舎に戻ってきた研修団の皆さんは、保護者の方に日本語で感謝を述べたり、バディ生徒とハグするなど、日本のご家族との貴重な体験ができたことで、とても気持ちが高ぶっている様子でした。
☆記念品の交換
今回、本校からは三木市が誇る伝統産業の金物の一つである鏝(こて)を贈呈しました。また、ドルーイン校からはワライカワセミをモデルに描いた絵画を頂きました。鏝の贈呈にあたり、ドルーイン校の引率の先生方には、生徒がバディファミリーと交流をしている日曜日に、国の伝統工芸士の方が運営されている製作所に伺い、鏝ができる工程の実演を見学し、完成した鏝で土壁を塗る体験をして頂きました。引率の先生に三木市の伝統工芸の魅力を肌で感じて頂くことで、帰国後も贈呈品の鏝を校内で愛着をもって大切にして頂ければと思っています。
◇本校からの贈呈品
「鏝」(五百蔵製作所製)と贈呈式。右端はドルーインの引率の先生の鏝の体験のようすです。
◇ドルーインからの贈呈品
引率代表の教頭先生から絵画「ワライカワセミ」を頂きました。職員室前に飾っています。