〒651-1102 兵庫県神戸市北区山田町下谷上字中一里山9-107
TEL 078-591-1331 FAX 078- 591-1332
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平成27年6月の公職選挙法等の一部を改正する法律の成立・公布に伴い、選挙権年齢が満20歳以上から「満18歳以上」に引き下げられました。平成26年実施の国立国会図書館による調査によれば、世界の国々のおよそ9割が下院(日本においては衆議院)の選挙権年齢を「18歳以上」と定めています。複雑かつ急激な変化を重ねる現代社会を生きることになる若い世代にとって、選挙を通して積極的に政治に参加し、自らが生きる社会を自らの意思で変えていく力が求められています。
本校では、兵庫県弁護士会より弁護士の方々にご来校いただき、3年生を対象に、2時間×2日の計4時間の有権者教育講演会を実施してきています。今年度は、7月13日に4名の弁護士の方々のご指導の下、第3学年団の2名の先生による国政選挙の模擬党首討論、代表生徒3名による市長選挙の模擬演説を行い、1週間後の19日に模擬投票を行うという流れで学びを深めました。選挙の仕組みを専門家の方々から伺うことで、一票の大切さや投票を通じた政治参加の意義を実感として捉えることができました。
期末考査期間中の7月4日(月)、6日(水)、7日(木)の3日間で、AED・心肺蘇生法職員研修を実施しました。 1日につき2グループずつの計6グループに分かれて、同じ内容の講義と実技実習を行う形で研修を進めました。
生徒たちの大切な命を預かる私たち教職員にとって、救急救命研修は欠かすことのできない大切な学びの機会です。まさかの時に備えて万全の体制を整えておくために、継続的に研修を重ねるように努めています。とりわけ身体に負担がかかる夏を迎えるにあたり、これまで培った知識と技能を今一度確かめ直すことはとりわけ重要です。昨年度に引き続き、 AED実習用のボディーにマスクを着用するなどのコロナ対応に加え、熱中症予防に向けた研修も併せて行いました。
救急車の到着までの1次救急を、私たち教職員が心肺蘇生法を行うことで担います。学校における医療の専門家である養護教諭は、救急救命士に患者を引き渡す2次救急を担うことになります。今回の研修の講義では、養護教諭より、「ドリンカーの救命曲線」を用いた蘇生率について学びました。緊急事態の発生後3分に心肺蘇生を始めた場合の蘇生率は、約75%、4分後では約50%、7分後では約10%、10分後に至っては0%に限りなく近づくとのことでした。神戸市内における救急車の到着時間は約5分とのことですので、私たち教職員が迅速かつ適切に初期対応をできるか否かが命を救うための分岐点になります。
今後も生徒の皆さんが安心して学ぶことができる学校づくりにしっかりと取り組んでいきます。