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カテゴリ:講座の実施報告

8月23日(金) ⅢD1502いじめ問題への対応講座B

8月23日(金) ⅢD1502 いじめ問題への対応講座Bを実施しました。

  

〔研修の概要〕

  講義・演習:発達障害の可能性のある児童生徒のいじめ問題の理解と対応
        ・いじめ問題の現状への理解
        ・学齢期におけるいじめと発達障害の可能性のある児童生徒の関わり
           兵庫教育大学大学院 教授 井澤 信三

  講義・演習:いじめ未然防止のための児童生徒の関係づくり
        ・互いに認め支え合う集団づくりに生かせる「いじめ未然防止プログラム」の体験

 

〔受講者の感想〕

○ 学級に発達障害の可能性のある児童が複数在籍しており、周りの児童との関わり方が難しいと感じていました。2次障害を防ぎ、多様性を認め合えるクラスの雰囲気が大切と学び、2学期からどの子も認めてもらえていると感じられる居場所にしていきたいと思いました。また、トラブルが起きた際には、井澤先生の講義にあったように、ノートに書きながら振り返りをして、お互いの児童の学びとしていきたいと思いました。

○ 午後の講義では実際に「いじめ未然防止プログラム」の「私って、どんな人?」を体験することで、自分自身の自己有用感が高まったことを実感できました。また、他者の良いところを探すきっかけになると思ったので、児童にあった形で実践したいと思いました。

 

8月9日(金) ⅢD1506 自他の命を大切にする心を育む教育講座

8月9日(金) ⅢD1506 自他の命を大切にする心を育む教育講座を実施しました。  
講義写真   演習写真

  
〔研修の概要〕

  講義・演習:児童生徒の命を守るための予防教育
  講義・演習:児童生徒の命を守るための危機介入   
          関西外国語大学 教授 新井 肇

  講義:「自殺予防に生かせる教育プログラム」の活用

  
〔受講者の感想〕

  • 子どもの命を守ること、これは個人で取り組むべき課題ではなく、学校が組織として対応すべき課題であると感じました。教師も子どもも健康に過ごせる環境をつくるために、まずは大人が意識を変えていく必要があると思います。自分が職場に戻って啓発したり実践したりしたい内容が詰まった研修でした。絆と気づきが自殺予防の鍵、これをキーワードに頑張ります。
  • 「病は市に出せ」という言葉を意識していきたいと思いました。困ってからではなくて、困らないように相談、何でも言える環境づくり等を意識して頑張りたいです。また、子どもにとって信頼できる大人の一人になれるよう心がけていきたいと思いました。困る前に、大きなことになる前になんとかできる子どもの育成や、環境づくりにチームで取り組む必要があると改めて思いました。
  • 自殺予防教育の構造を理解することができました。生徒指導に関して、困難課題対応的生徒指導に意識が向きがちでしたが、特定の課題が生じる前に、生徒に働きかけを行うことが重要であると認識できました。これまでは、自殺予防に関する授業は年に数回の特別なものでしたが、今後は自殺予防教育の構造を意識した取り組みに努めたいと思います。

 

7月30日(火) ⅢC1225 (高)生徒の探究的な学びを実現する授業づくり講座

 

〔研修の概要〕

講   義 新しい時代に求められる資質・能力を育むための探究的な学習 
                    -問いづくりを中心に- 
        大阪大学 教授 佐藤 浩章

演習・協議 探究的な学習をデザインする
          -質の高い探究的な学習活動にするために-

  

〔受講者の感想〕

  • 佐藤先生から「まず教師が探究者であれ」というお言葉があり、非常に感銘を受けました。
  • 今勤務している学校が、これまでの成果からより良い価値を創造していく段階に来ていると感じました。取組内容の精選・ブラッシュアップを行う必要性に気づくことができました。
  • それぞれに個性がある生徒に教師として適切に関わる方法を学校全体で模索しながら、生徒が「できた」「分かった」という達成感を味わえる取組を続けていきたいです。

7月30日(火) ⅢD1501 いじめ問題への対応講座A

(研修の概要)

講義・演習 学級集団を意識したいじめ問題の理解と対応

      ・いじめ問題の現状への理解

      ・心理学から考えるいじめのない学級づくりの視点

      兵庫教育大学大学院 教授 秋光 恵子

講義・演習 いじめ未然防止のための児童生徒の関係づくり

      ・学級づくりを意識した「いじめ未然防止プログラム」の体験と活用

 

(受講者の感想)

・教員からの個別の何気ない声かけは、その姿を見ている生徒たちから回り回って学級の雰囲気づくりに関わっていることが証明され、改めてその大切さを実感しました。クラス全体への指導は非常に難しいですが、言葉かけの内容も含めて今後も大切にしていきたいと思いました。

・本研修で体験した学級アセスメントのためのアンケートツールで、データを取り、分析して強みや弱みを理解した上で、実践する大切さを学ぶことができました。ただアンケートツールを使えば良いというわけではなく、その結果から学年団、または学校全体を巻き込んで協議していける体制を整えていければと思いました。

・「いじめ未然防止プログラム」の授業プランを実際に行うことにより、改善する点も見えてくるため、実践することが大事であると感じました。班別協議において自分のクラスで想定した授業展開を考える中で、自分では思いつかない工夫や展開を知ることができたため、学校での実践に生かしたいと考えました。

 

7月26日(金)ⅢC1208 (高)芸術科(音楽)教育講座

〔研修の概要〕

講   義 生活や社会の中の音や音楽、音楽文化と関わる力を育成する音楽の指導方法 
                   元大阪音楽大学 教授 園田 葉子 

演習・協議 主体的・協働的に音楽の幅広い活動に取り組む態度を養う音楽科授業づくりの工夫 

 

〔受講者の感想〕

  • 視覚支援などの教材作りは時間がかかり大変ですが、可能な限り児童生徒にわかりやすく伝えるために、努力したいと思います。
  • 生徒児童が興味や関心をもって音楽に取り組めるよう、自分自身も色々な音楽を楽しんで共有していきたいと思います。
  • リズム学習において音符の種類や長さを楽しく学ぶ方法について、受講された先生方のアイディアをいただく良い機会になりました。日頃の授業に活かしていきたいと思います。