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高等部 技能検定練習会

 夏季休業中に「兵庫県特別支援学校技能検定」が実施され、本校からは16名の生徒が挑戦します。その検定に向けての練習会を7月22日(月)、22(火)、23(水)の3日間行いました。

 練習会では、生徒たちはマニュアルを確認しながら根気よく取り組んでいました。何度も繰り返す中で、気持ちが揺らいでしまいそうになったこともあったと思います。また、いろいろな人に見られたり評価されたりするのは、どちらかというと苦手なことだと思います。ですが、自分に今できることを精いっぱいやり通そうとする姿勢が見られました。

 本番では、何度も繰り返し努力を積み重ねることができた自分に自 信をもち、臆することなく挑んでほしいと思います。健闘を祈ります。

 

<ビルクリーニング部門>

 模擬オフィスで清掃用具の準備、定められた手順による清掃、片付け等、安全面への配慮、効率的かつ丁寧な清掃ができるように練習しました。

<物流・品出し部門>

 スーパーマーケットでの品出しを想定し、商品の荷積みから陳列、顧客対応を行い、衛生面と安全面に配慮しながら、丁寧で正確な作業ができるように練習しました。

 

<喫茶サービス部門>

 模擬カフェで、来店客の入店から退店までの案内、注文の受け付け、ドリンクのサービス、後片付け等、衛生面と安全面の配慮、気持ちのよい接客ができるように練習しました。

 

高等部1年  第1回現場見学会

 高等部1年生は、7月3日(水)と10日(水)の2日間に分かれて、姫路市立障害者支援センターへ現場見学に行きました。 

 職員の方から施設内での様々な仕事内容について、分かりやすく丁寧な説明がありました。そして、実際に利用者の方がクッキー作りや名札作り等、手際よく集中して仕事をしている様子を見学させていただきました。

 生徒たちは見学を通して、「どのような仕事があるのか」「自分にできそうな仕事は?」など、卒業後の自分の仕事について考える良い機会となり、「働くこと」に対するイメージを高めることができました。

 

高等部1年 食育

 7月16日(火)、高等部1年生は「おやつについて考えよう!」というテーマで食育を行いました。栄養教諭から「おやつ」を食べ過ぎることによる弊害(①虫歯になりやすい②体重の増加につながる③栄養バランスが崩れやすい)や、「おやつ」は決まった時間に決まった量(片手に軽くのる程度)を食べようなど、「おやつ」を食べる時の注意点についての話を聞きました。そして、ハンバーガー・ポテトチップス・どらやき・コーラなどの「おやつ」に含まれているそれぞれの塩・砂糖の量を「おやつ」の模型を利用して、みんなで確認しました。これから夏休みを向えるにあたって、健康的な生活を送る上での「おやつ」の食べ方について考える良い機会になったと思います。

   

 

高等部1年  第1回校内実習

 6月19日(水)~21日(金)の3日間、高等部1年生は校内実習を行いました。挨拶、報告、相談、時間を守る、集中するなどの目標を各自考えて実習に臨みました。

 4つのグループに分かれて、「ペットボトルキャップ数え」や請負作業の「チラシ折り」「導線外し」等の作業に取り組みました。実習中はやや疲れた表情も見られましたが、普段の授業以上に気持ちを引き締めて取り組むことができ、実習前よりも集中して作業に取り組むことができるようになった生徒も多く、実りある3日間になりました。この実習を通して得られた学びや気付きを大切に、これからの学習へつなげていきたいと思います。

高等部2年生 宿泊体験学習

6月20日(木)・21日(金)、高等部2年生は神鍋高原へ宿泊体験学習に行ってきました。事前学習では、行き先や活動内容について調べたり、姫路駅を見学後、決められた物を百円均一ショップで買ったりと準備してきました。

 

〈1日目〉

 姫路駅に集合し、バスで植村直己冒険館まで行きました。館内では施設の展示鑑賞や高い山々をイメージしたネット遊具、ボルダリング等の体験をしました。その後は民宿志ん屋へ。入館式を終え、魚つかみをしました。上手にニジマスを捕まえるコツを教わり、捕まえることができた時には、とても良い笑顔が見られました。また、川の水に触れ、心地良い水の冷たさを感じました。最後に、捕ってすぐのニジマスを焼いて食べ、舌鼓をうちました。夕食は館内食堂&テラス席でBBQを食べました。焼き立てのお肉や野菜、そして、おにぎりを楽しく約1時間かけて堪能しました。その後、初日の活動を振り返り、順に入浴を済ませて、次の日を楽しみに就寝しました。

 

〈2日目〉

夜半からの雨は早朝にはあがり、 2日目がスタートしました。朝の集い、朝食を済ませ、うどん作りを体験しました。うどん粉を手でこね、袋に入れて踏み、麺棒で引き延ばし、専用の道具を使って麺切りまで全員が体験しました。昼食は、自分たちが作ったうどんをおなか一杯堪能できました。昼食後の退館式では2日間の感謝の気持ちを、民宿志ん屋の方々に伝えました。帰路の「道の駅 フレッシュあさご」では家族へのお土産を買い、2日間の思い出と共に無事に姫路駅に帰ってきました。

 

普段はできない経験をすることができ、生徒たちの笑顔があふれる良い宿泊体験学習となりました。

 

高等部3年 現場実習

 6月3日(月)から始まった高等部3年生の卒業後の進路に向けた最後の実習(現場実習)が終了しました。(一部期間外に実習あり) 

 3年生にとっては、自分の進路を決める上で重要な実習であり、これまで以上に特別な緊張感をもち臨んでいる様子が伺えました。実習では、最初は緊張していた生徒たちも徐々に仕事に慣れ、それぞれ自分の目標を達成しようと、学校とは違う場所や作業内容、そして、長時間の作業に精一杯取り組むことができました。また、作業を丁寧に正確に行うだけでなく、職場のルールや人間関係の大切さ、自分の役割に責任をもって最後までやり遂げることの重要性など、職業生活に必要な事柄を改めて学ぶことができました。

 日々の業務でお忙しい中、実習を受け入れていただいた事業所及び企業様には、心から感謝申し上げます。皆様に支えられながら、生徒たちは持てる力を発揮し、充実した経験を積むことができました。

 

高等部3年  外部専門家による授業(手話ダンス)

 5月23日(木)、高等部3年生は日本パラファンク協会の阿部さん、フクシン電機株式会社の手話ダンスチーム(5名)を講師にお迎えし、先週の16日から引き続き2回目となる外部専門家による授業を行いました。

 先週の授業では、みんなでリズムに合わせてステップを踏みながら、とても楽しく身体を動かすことができました。ダンスは言葉がなくても身体の動きや表情を通して、自分の思いや感情を表現できること、また、一緒に踊ることで互いの違いや良さを認め合い、絆を深めることができることを学びました。

 2回目の今日は、まず、手話ダンスチーム(5名)によるET-KINGの「この街の空」の曲に合わせて手話ダンスが披露されました。手話を使って歌詞のイメージを「見る言葉」に変え、ステップや表情などを組み合わせた踊りに魅了されました。その後、曲のサビの部分をチームのメンバーから歌詞の内容に沿った手話の動きを丁寧に教えていただきました。

 時間を追うごとにスムーズな手話ができるようになり、生徒たちの笑顔があふれ、あっという間に時間が過ぎていきました。

 5月30日(木)には、3回目の授業をしていただきます。生徒たちは、次回はどのような授業内容だろうと、心待ちにしながら終了の挨拶をしました。

高等部2年  外部専門家による授業(ボッチャ)

 5月20日(月)、高等部2年生は、日本ボッチャ協会の浅見さんを講師にお招きし、13日から引き続き2回目となる外部専門家による授業(ボッチャ)を行いました。

 「ボッチャ」は、ジャックボール(目標球)と呼ばれる白いボールに、赤・青のそれぞれのボールを投げたり、転がしたり、他のボールに当てたりして、いかに近づけるかを競います。ボッチャの投げ方を練習したり、作戦の立て方を教わったりしながら、楽しく頭と体を動かしました。どの生徒も真剣かつ楽しそうに試合を進め、白熱した戦いを繰り広げました。生徒たちは授業ごとに試合展開が読めるようになっています。自分の持ち球でジャックボールに当てて、自分たちの優位になる位置に動かすことで、一瞬にして逆転勝利となります。そのため、最後の最後までどちらが勝つのかと、キラキラした笑顔を見せながら取り組めていました。

 ボッチャは、年齢や性別、障害の有無にかかわらず、全ての人が垣根を超えて競い合うことができ、誰とでも一緒にできるインクルーシブなスポーツであるという魅力を感じることができました。6月20日(木)には、3回目の授業をしていただきます。生徒たちは次回の授業を心待ちにしながら終了の挨拶をしました。

高等部 清掃練習

 高等部では、4月12日(金)から学年の実態に合わせて3回程度清掃練習を行いました。卒業後、企業や事業所等の進路先に関わらず、どこにいても「清掃」を行う場面があります。そのため、基礎的な清掃ができる力は、生徒たちに習得してほしい力の一つです。

 清掃練習では、雑巾の「たて絞り」、自在ぼうきの「押さえばき」、ダスタークロスの取り扱い方のポイント等の確認を行いました。その後、教室清掃では、手順を統一しているため、自在ぼうきでは掃き方とその方向、雑巾がけでは、通し拭きのあと、拭きこみ(1段おろし)で拭く「シンデレラ拭き」等、みんなでじっくり確認しながら取り組みました。

 今回の練習により3年間同じ指導方法で積み上げができます。経験を重ねることで、できることが増えていきます。基礎的なことを根気よく取り組めるよう、ほめて、やる気を引き出していきたいと思います。また、清掃技能の習得に留まることなく、身近な場所の清掃活動を通して生徒自身が「きれいにしたら気持ちがいい!」と感じ、「人の役に立っている!」と思えるような経験を広げられるよう支援していきたいと思います。

 

高等部  職業ガイダンス

 2月7日(水)、高等部2年生と3年生(一部の参加)は、兵庫県立総合リハビリテーションセンター職業能力開発施設から3名の方を講師にお招きし、職業ガイダンスを実施しました。

 生徒たちは、働く人になるための心構えや働くことの意味と目的等について、講師の方の話を真剣な表情で聞いていました。そして、在学中に取り組むべき課題やロールプレイを通して職場でのコミュニケーションスキル等についても、具体的に分かりやすく教えていただきました。また、ピッキング作業の実技指導もしていただき、働き続けるためにコミュニケーション能力と仕事の土台になる力が必要だということ、今、取り組むべき課題について再認識することができました。