昨日、東京都新宿区の「全商会館」にて第42回全国商業高等学校英語スピーチコンテストが開催され、兵庫県代表で本校の磯崎さん(3年)が出場しました。磯崎さんの発表テーマは「性の多様性」で、これまでの自身の経験の中で疑問に感じたことをきっかけに自分の意見をまとめ英語でスピーチしていきます。
当日は全国の代表者が集まり独特の緊張感漂う雰囲気でしたが、磯崎さんは動じることなく堂々たるスピーチを披露…惜しくも入賞には届きませんでしたが、存分に力を発揮してくれました。いやぁ、よう頑張った!!磯崎さん、あなたの頑張りがどれだけ多くの人に感動と勇気を与えてくれていることか…。千種高校にまた新たな歴史を刻んでくれた彼女に、皆さま大きな拍手をお願いいたします。
今朝の千種町は20℃(午前8時時点)とようやく秋の気配が感じられる陽気となりました。「涼しい!」朝姫路の出発時は24℃でしたが、徐々に気温が下がっていく、窓を開けて車を走らせると心地いい風が感じられ少しホッとしました。
そんな秋空のもと午後から、小中高連携事業として栽培してきたイネ刈りを小中学生と一緒に実施しました。10日ほど前に降った豪雨によりイネは完全に倒れてしまい若干の品質低下は避けられない状況ですが、干ばつで水が全くない時は田んぼの隣に住む地域の方が水道水を毎日のように入れてくださったり、草刈りをしてくださったりと地域の皆さんに支えられて今日の日を迎えられたことを嬉しく思います。もちろん、高校生が水管理で田植え後に水田に足を運んだり、ヒエを駆除してくれたり、生徒たちの頑張りも目を見張るものがありました。そうして、苦労して収穫できたお米だからこそ、今日の喜びはひとしおです。
特別非常勤講師の田住先生から稲刈りについてのレクチャーを受け、いよいよ刈り取りです。高校生と中学生または小学生がペアを組んでの協同作業…ずっしりと実ったお米を抱えて、生徒たちの表情はとても輝いていました。いやぁ、とてもいい光景です。このお米は、乾燥・調整を田住先生にしていただき、玄米となって数日後玄米となって千種高校へ届けられます。そして、各方面に販売したり、給食センターに届けて小中高生みんなで食べたり、コンテストにも出品して生徒の探究活動へと繋げていきます。
児童・生徒の皆さん、そして先生方、大変お疲れ様でした!赤トンボ舞う秋空で、私も久しぶりにいい汗をかきました。収穫したお米はみんなの努力の結晶です。大切に活用していきたいと思います。
本校は、地元小中学校と様々な形で連携事業を行っていますが、校種を越えて実施する「交流授業」というものがあります。高校の教員が中学生や小学生を対象に授業を行うというもので、生徒も教員も互いに新鮮な学びを得る機会として定着しています。
本日、5限は千種中学校7年生を対象とした「アユの解剖」をテーマとした授業があり、本校の筏教諭が熱い熱い授業をしてくれました。まず、生きた元気のよいアユを手づかみしてポリ袋に入れ、麻酔で眠らせるところから授業はスタート…、生徒たちはキャーキャー言いながら生きのいいアユの手づかみに悪戦苦闘します。そして、麻酔が聞き始めるまで筏先生のアユの一生についての説明を聞きます。アユという身近な魚でありながら、その生態はとても不思議でまたたった1年しか生きられないという実態を知り、生徒たちはじっと話を聞き入っています。そして、「私たちの実験のために命を捧げてくれるアユたちに感謝して、しっかり学んでほしい!」と筏先生…生徒たちは「ハイ!」と大きな返事をしながらいよいよ解剖が始まっていきます。筏先生が最初に大型モニターを見ながらデモンストレーション…アユの体にハサミを入れ、臓器の場所や役割について説明しました。そして、いよいよ生徒たちが実践します。生きているアユにハサミを入れることは勇気がいることですが、生徒たちは器用にハサミを使用して解剖を進めていきました。死んでいるようでピクピクと心臓が動いている様子、精巣と卵巣の違い、肺がないけれどエラがあることなど、アユの臓器の特徴をしっかりと学んでくれたと思います。
いやぁ、3年ぶりに筏先生の「アユの解剖」授業を見させてもらいましたが、何度見ても素晴らしい!!生徒たちにアユという魚の生態と臓器のつくり、そして命への感謝の心を理解してもらえに違いありません。筏先生、ホントにありがとうございました!
昨日から就職試験がスタートし、いよいよ3年生は進路実現に向けて勝負の時を迎えています。就職希望者はまさに今、そして進学希望者も来るべき日に備え願書等の提出書類を整えたり、追い込みの勉強で忙しそうにしています。そんな受検を控えた3年生に今日は私からメッセージを送ります。
3年生の皆さん、いよいよ就職(進学)試験が目前に迫ってきました。おそらく、皆さんの胸中は不安で押しつぶされそうな気持ちではないかと思います。当然、試験ですから「採用(合格)」もあれば「不採用(不合格)」もある。相手がある事なので、どんなに自分の力が出せたと言っても「採用(合格)」になるとは限らないのが試験です。また、「何が何でも採用(合格)され(し)たい・・・」と思えば思うほど緊張し、力が入りすぎて力が発揮できないのも試験です。私は、そんな受検に挑む皆さんに人生の先輩として2つの言葉を贈ります。
1つ目は「自己ベストを目指してほしい」という事です。特に面接などでは、これまで練習してきた中で「今日が一番良かった!」と言えるようなものになれば最高ですね。100点は無理かもしれませんが、自分のベストは出すことができます。そのために、心を落ち着かせ「面接官との対話を楽しむんだ!」というくらいのつもりで挑んでください。2つ目は、「受検に失敗しても、次また頑張ればいい!」という事です。就職試験は特に力を発揮しても「不採用」だったり、逆に力が出せなかったのに「採用」だったりとかなり運的な要素も大きいです。ですから、「不採用」だったからと下を向く必要はありません。私も大学卒業後の就職試験で何社も不採用になり、教員採用試験に合格するのに10年を要しました。大切なのは、腐らずに次の目標を定め頑張り続けることです。もちろん、皆さんには出願した企業(大学等)に一発で「採用(合格)」されることを願いますが、頑張り続けていれば必ず皆さんを後押ししてくれる人がいますので、是非、肩の力を抜いて自分を表現してきてください。最後に、受検日当日までの体調管理にはくれぐれも注意してくださいね。千種高校51回生としての誇りを胸に、それぞれの試験会場でベストを尽くしてくれることを心から願っています。校長室から応援していますので、頑張ってください!!
先週末から始まった東京世界陸上2025、34年前に東京で開催された時は大学2年生でボランティアスタッフとして国立競技場にいた自分を思い起こします。あの感動が連日放送されテレビに釘付けの私ですが、特に昨夜は男子3000msc決勝で三浦龍司選手が激走し、男子棒高跳び決勝ではデュプランティス選手が世界新記録を樹立するなど興奮しました。そのせいか、夜になかなか寝付けず、また寝ても早くに目が覚める…今日は非常に体がしんどいです。
しかし、今朝の朝礼で卓球部顧問の楠田先生から「女子団体、個人、ダブルスで県大会に出場が決まった!」と報告があり、私は「ウォー!!!」とまた興奮状態に陥り眠気が吹っ飛びました。9月13日(土)の団体戦初戦で、姫路西高校に完敗し私はその試合を見に行きましたが、生徒たちは本来の力を発揮できずに初戦敗退となりました。そして、初戦敗退となった8校のうち優勝した1校のみが県大会に出場できるという、翌日の敗者復活戦に挑んだのです。私は見に行くことができませんでしたが、1回戦のvs相生高校では2-2で迎えた最終戦、中西さん(2年)が激闘を制し3-2で勝利すると、2回戦のvs県立大付属高校では3-0、そして3回戦のvs姫路東高校も3-0で勝利して、敗者復活戦で優勝!!!見事に最後の県大会出場権を獲得しました。
いやぁ、ホントにみんなよく頑張った!団体戦を見ていて、4人しかいないため試合が終わっても得点係をしなければならず、休めないこと。誰も声を出して応援できないこと。試合経過もよくわからないこと…。何人もいるチームと異なり不利なことばかりです。しかし、持ち前のチームワークの良さでそうしたハンデを乗り越えた生徒たち…ホントに素晴らしいです。県大会は11月7日(金)、8日(土)に尼崎で行われますが、私も休みをとって見に行きたいほど…生徒の皆さん、県大会に向けて頑張ってくださいねー。応援しています。
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