学校説明会 挨拶
須磨友が丘で「総合的人間力」を!!

 皆さん、須磨友が丘高等学校へようこそお越しくださいました。
 校長の川崎芳徳と申します。どうぞよろしくお願いします。
 さて、須磨友が丘高等学校は、今から37年前(昭和58年(1983年))、地元の皆様の強い要望により、「友愛に満ちた仲間が集まる丘」となることを願い、「兵庫県立須磨友が丘高等学校」と命名し、全日制普通科高校として創立されました。そして、18年前(平成14年(2002年))、普通科から総合学科に改編し、現在に至っています。
 皆様が入学されますと、39回生となります。これまで、1万2千人を超えるすばらしい人材を育ててまいりました。現在は、18クラス(各学年6クラス)、約700人が学んでいます。
 ご存じの通り、文武両道・・・勉学、部活動ともに全力で取り組んでいます。また、様々な「学校行事」などを通しての人間形成を図る中、来年からは、新たに、お隣、須磨東高校との運動部による交流戦も決定しました。運動部の試合を全校生徒で応援、吹奏楽部やダンス部の応援も受けながら、更に学校の団結を図っていきます。是非、入学して部活動にも入って活躍してください。
皆さん、少し大きなお話になりますが・・・
 「人生の目的」って何かなって考えたことがありますか。何でしょうか?
 私は、人生の目的を「この世に、ご両親から『人』としていただけた『命』に深く感謝しながら、可能な限り、自らの『魂』を磨き己を高め、そして、獲得した力で、少しでも世のため人のために役立つよう努めていくこと、だと考えています。
皆さんには、この「人生の目的」に向かい、どのような道を通っていくかを考えていただきたいと思っています。そんな時、総合学科である本校は、皆さんの興味関心により、実に多くの学びを可能にする学校です。
 校訓は、正門を入ったロータリーの中央にある石に刻まれたり、本館1階事務室前の大きな3本の柱に掲示されていますが、「知」「考」「行」です。自らをしり社会を知り、しっかりと知識も身につけ、じっくり考え学問を探究する、そして、自己実現に必用な行動を起こす・・・社会が目まぐるしく変化し、複雑で予測困難となっている今、生きていく上で必要なものは何なのか・・・決して「学力」だけでは生き抜いていけません。皆さんの「総合的人間力」UPに、熱く優しい先生方が、様々な角度から全力でアプローチしていきます!
 「人」が「人」として生きていく上で、時代を越えて変わらず大切なこと・・・あいさつを行うこと、時間を守ること、そして何より「思いやりの心」を持つこと・・・一方、社会の変化に柔軟に対応し、変えていく必要があること・・・校則見直しやICT活用・・・この「不易(ふえき)」と「流行(りゅうこう)」を的確に見極め、皆さんの自己実現に向け、変化の激しい社会を生きていくための資質や能力を、確実に獲得していただきます! 
 一例ですが、今年から、毎日の終礼後には携帯電話・スマホの校内使用もOKとなりました。これにより、家庭との連絡はもちろん、部活動での動画撮影も可能です。社会で通用する人づくりをするんだという視点で、決められた校則を守ってさえいればOKっていうことではなく、義務教育を修了された皆さんに対して、目指すは「校則なし」、校則なくとも、何が正しいのか、今、何が求められているのかを知り、しっかり考え、そして行動に移す力、まさに、本校の校訓、「知」「考」「行」の実現です。中学4年生5年生6年生ではない、高等教育を学びに来られている皆さんのご期待に、しっかりと応えてまいります。
 どうか、須磨友が丘高等学校の門を叩いてください。2年後、皆さんが高校2年生の時に、創立40周年を迎える勢いある本校で、優しい先輩と、熱く、とことん面倒見のいい、総合学科ならではの大人数の先生方がお待ちしています。
 それでは、本日は、じっくりと須磨友が丘高等学校の魅力に触れてください。
 最後になりましたが、お忙しい中、またお寒い中お越しいただきました保護者の皆様に感謝申し上げまして、挨拶とします。
 本日は、どうぞよろしくお願いします。

 県立須磨友が丘高等学校長 川崎 芳徳