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情報モラル啓発講習会

SNSの活用を有効に!

「情報モラル啓発講習会」は、最近増加しているSNSに係るトラブルを起こさず、それらについての認識を深めて、被害者にも加害者にもならないために全校生で一斉に学ぶ機会です。7月9日(火)、笑顔と笑顔のコミュニケーションをモットーとされる株式会社「ニコニコム」でITサポートに携わっておられる山口あゆみ先生にご講義をいただきました。山口先生は、スマートフォンやインターネットの使用に係る啓発活動を、子供たちだけでなく、保護者の方や教職員、企業従事者などに向けて行っておられます。また、他にも京都府警察ネット安心アドバイザーやe-ネットキャラバン認定講師等の多くの立場を持っておられます。

講義は、PCやスマートフォンなどインターネットに接続できる機器が、自宅に何台ありますか?の問いかけから始まり、『人の気持ちを考える』、『情報発信の方法を考える』、『情報の信憑性を考える』、『法律を考える』、『相談先を知る』等の内容から構成され、それぞれの観点について具体例を示しながら丁寧にお話しいただきました。人により物事の捉え方や感覚は異なること、SNSを通じて発信された情報は、写真等の画像であれば人物の背景や映り込んだ物等から住所が特定される可能性があること、出典が明らかでない情報を信用して拡散してはならないこと、ネットの向こうはどんな人かを常に念頭において慎重に行動すべきこと、軽はずみな書き込みや投稿が「名誉棄損罪」、「肖像権の侵害」や内容によっては「偽計業務妨害罪」等の罪に問われることがあること、トラブルに巻き込まれたときは、「こどもの人権110番(法務省)」、「警察相談ダイヤル♯9110」、「インターネット・ホットラインセンター」等の相談先があることを知っておく等、理解しておかなければならない大切なことをたくさん学ぶ機会になりました。山口先生が最後におっしゃった「考えるための知識を身に付けて、考える力を磨きましょう」の言葉が頭に残りました。