校長室より
進学者検討会
3年生進学者検討会を行いました。
真夏日が続いたかと思えば、朝夕の気温が低く肌寒さを感じたり、日本海側で発達した低気圧とそれに伴う前線の影響で強い風が吹いたり、天候の変化を敏感に感じる毎日です。その中でも、安定した5月の爽やかな日差しは校舎北側の妙見山の新緑を眩しく照らしています。溢れるような生命の力強さを感じる季節になりました。
先日(5月14日)、49回生の3年進学者検討会を行いました。4月19日の進路検討会に引き続いての実施です。第3学年団と第1学年・第2学年から1名(今年度は各学年主任)、進路指導・教務部、教頭・校長が出席して、進学希望者一人ひとりの進学希望先や保護者の意見、本人の学習状況を踏まえてその状態を確認しました。ここでの情報や意見交換を元に個人面談を進め、出願校や対策等を伝えて最終的な出願先を決めていきます。総合型選抜で受験する場合は、早ければ5月下旬~6月上旬にかけてエントリーが始まりますから、この時期の議論は大変重要です。担任の先生や学年主任、進路指導部との間で事前打ち合わせがされている部分も多く、スムーズで丁寧に、また必要な時間を十分にかけて検討会が進みました。私は、個人写真を見ながら一人ひとりの生徒の思いを知ることができました。担任の先生方からの個人の具体的な状況や今後の指導方針の説明に対して、進路指導部から丁寧な志望校の提案や助言があり、また他の委員の先生方からの情報提供も多く、進路指導体制に心強さを感じました。
受験を間近に控えると、期待と不安で気持ちがいっぱいになることがあります。不安な気持ちはネガティブに捉えがちですが、不安があるからこそ、防御したり推進したりすることができると思います。もちろん、どんな種類の不安もそうである訳ではないのですが、受験や自らの将来に対しての不安については、大いに自らを成長させる糧にして欲しいと思います。
さあ、受験を控えた皆さん、自らをしっかり見据えて、落ちついて不安に対応してください。自らの将来に大いに希望をもって精一杯自分の可能性を追求してください。学校全部で皆さんを応援します。