福祉探求科

福祉探求科だより

1ツ星 福祉探求科1年次の様子です

 令和7年1月15日(水)3,4限を活用し、宝塚市立養護老人ホーム 福寿荘 池下荘長をお招きし、養護老人ホームについて多方面からお話をいただきました。池下さまは、本校の2期生で、福祉探求科の介護実習では長年、実習指導者をご担当いただいておりました。また、前回の介護実習報告会において、生徒の発表への講評をいただきました。

 養護老人ホームに入所されるのは、65歳以上の方で、経済的な理由や環境上の問題により自宅での生活が困難な高齢者が対象であり、基本的に自立した生活が送れることが求められます。もし介護が必要になった場合、福寿荘は特定施設入居者生活介護の指定を受けているため、介護サービスを受けることも可能です。

 これまで生徒たちが実習で経験した特別養護老人ホームや介護老人保健施設とは異なり、ある程度自由な雰囲気で過ごされている方が多いようなイメージを持ちました。アルコールを飲む機会を設けたり、お金をご自分で管理し、使うことも自由。また外出も自由にできるとお聞きしました。もちろん、リスクを伴いますが、危険を予測したうえでどれだけ利用者さんのニーズに応えることができるのか、そういったアプローチも大切であることを学びました。

 

 実際にどのような方が利用されているのか、具体例と共に示してくださり、深く理解することができました。

「利用者の方々にとって福寿荘が自分の家のような場所であると感じた」

「利用者のQOLが高く、比較的楽しく生活ができているのではないかと思った」

「リスクの中にあるニーズ等を考えてサービスを提供することが大切である」といった生徒からの感想もありました。

池下さま、お忙しい中、講演にお越しいただき、ありがとうございました。