行事報告

2017年11月の記事一覧

芸術鑑賞会


平成291117日(金)

本年度は古典芸能として、「狂言」を鑑賞しました。演目は和泉流の名家である三宅家の方々による「蝸牛」と「棒縛」でした。生徒は演者の台詞から情景を想像し狂言の世界に魅了され、笑いと拍手で会場は盛り上がりました。

途中には生徒と先生が出演した狂言体験コーナーがあり、狂言の構えや台詞を教えていただき舞台で披露しました。声の響きに狂言会の司会の方も驚かれていました。舞台の生徒と鑑賞している生徒との掛け合いもあり楽しい時間を過ごすことができました。

 

 

 

 

 

 

生徒感想

1年女子

狂言は社会の教科書でしか見たことがなくて、すごく難しそうなイメージだったけど、今回初めて狂言を観て、そのイメージが大きく変わりました。あんなにたくさんの笑える話だとは知らなくて、とてもびっくりしました。昔の言葉使いだから分らないかなとか色々心配していたけど、集中して聞くと大体の意味は分かるし、演者さんの動きで話の流れを理解することができました。今までは自分とは全く遠いと思っていた狂言だったけど、おもしろくて意味も分かることが分かったので、また機会があれば観てみたいと思いました。

2年女子

人生初めての狂言でした。初めに狂言の歴史、特徴を教えてもらってある程度あらすじを聞いてから観ることができたので、わかりやすくおもしろかったです。山伏役と召使役をしていた人が面白いなあと思いました。狂言とか昔の言葉だし馴染みがないので、楽しいのかな?と思っていましたが、どちらも物語の終盤は笑いが起こっていて、私も楽しかったです。普通に演技をしているように見えるけれど、ワークショップで見ているとずっとあの姿勢で声を出しては大変なんだろうなあと思いました。稽古でも技を盗むのも何回も何回も練習するのも大変で時間がかかることだとは思いましたが、狂言がずっと伝えられたらいいなと思いました。

3年女子

初めて狂言を観て、今まですごく難しいものだというイメージがあったけど、実際はすごくおもしろおかしくて何度も笑ってしまいました。古い言葉遣いだけど、動きや場面からも理解できることができて、道具がなくても内容がよく伝わってきました。日本の伝統的な芸能を生で観る機会も今までなくて、日本史で学習した知識しかなかったけれど、すごく楽しく観させてもらってよい時間を過ごすことができました。1年間に100校以上もの学校を廻っている中で、北須磨で公演していただけてよかったです。