2025年1月の記事一覧
1月21日 ⅢG1407 ポジティブな行動支援講座
【講義】
障害のある幼児児童生徒だけでなく、全ての子どもに対して行うポジティブな行動支援とは
近畿大学 准教授 大対 香奈子
【演習・協議】
ポジティブな指導支援を学校で実践するために
<受講者の感想>
・子どもたちを褒めて育てようということを現場でよく聞いていたが、なぜ褒めるのか、どのように褒めるのかということが講義を聴くことでよく分かりました。
・大対先生のお話がとても分かりやすく、叱る事よりも環境を整えることで成長につなげられるのだと感じ、今日学んだことを学級で取り組むだけでなく学校全体に広げていきたいです。
・行動分析学の機能的アセスメントであるABCの枠組みで行動を理解するというのがとても分かりやすく、事実をもとに情報収集をして必要な手立てについて考えてみたいです。
・行動の結果が好ましいか好ましくないかは、その児童から見て判断されるものであるという考え方に驚きました。教員側の価値観の押し付けではなく、児童生徒との合意形成を大切にしたルールやルーティーン作りを通し、安心できる環境づくりをしていきたいです。
1月17日 ⅢG1410 ユニバーサルデザインの視点を生かした集団づくり講座c
【講義】
ユニバーサルデザインの視点を生かした集団づくり
・一人一人の児童生徒が安心して学ぶことができる場づくり
桃山学院教育大学 教授 松久 眞美
【演習・協議】
特別な支援を必要とする児童生徒への配慮
【講義】
ユニバーサルデザインの視点を生かした集団づくり
・障害のある児童生徒の理解と適切な指導・支援
桃山学院教育大学 教授 松久 眞美
<受講者の感想>
・特別支援教育における指導・支援は、ハード面、ソフト面の両輪があり、どちらかだけでは上手くいかないことが多いということを学びました。
・多様な生徒がいる中で、誰もが学びやすい過ごしやすい環境づくり、クラスづくりの大切さを改めて感じました。まずは低刺激の教室や空間を学校全体で整えて行きたいです。
・聴覚刺激や視覚刺激、教師の声掛けや行動がなどが、学級全体の子どもの落ち着きと密接に関係していることがわかりました。教師の指示や声掛けは必要最小限ですると良いということがとても勉強になったので、今後実践していきたいです。
・どの子にとっても分かりやすく、あたたかく居心地のよい学級づくりのをするための具体例やその根拠を非常に分かりやすくお話いただいて、貴重な学びとなりました。言葉を減らし、基準を子どもと共有し、どの子も安心して過ごせる環境をまずは作っていきたいです。
1月16日 ⅢE1104 演劇で学ぶコミュニケーション能力育成講座【b日程】
【演習】
演劇的手法を用いたコミュニケーション能力向上ワークショップ
演劇的手法の視点を生かした学級集団づくり
芸術文化観光専門職大学 学長 平田 オリザ
【講義】
演劇で学ぶコミュニケーション
芸術文化観光専門職大学 学長 平田 オリザ
<受講者の感想>
・イメージが共有しにくいものと共有しやすいものが、自分の中でより明確に落とし込めたように感じます。特に、担当教科の音楽科をはじめ、生徒とのコミュニケーション自体も共有しにくいものです。生徒とのコミュニケーションの中でも、言葉に対する「つもり」は日常的にあるもので、標準という基準がいかに曖昧で伝わりづらいかを、教員が重ねて理解しなくてはいけないものだと感じました。それを本日様々な場面で、身をもって体感でき、たいへん実りある研修となりました。
・仲間を意識した意見の発信や、行動をしている子どもを認めたり周囲に広げたりすることを意識しています。さらに、子どもの心・身体・知識の一体化を図りながら、他との協働性を育てることなど、イメージの言語化とその共有化を進めていくようにしたいと思いました。好奇心を育てたり、非認知能力を意識した具体的な取組をしていきたいと思いました。もっともっと具体的な関わりや経験の計画をしたいと思いました。
・子ども達のコミュニケーション能力を向上させるための手段として演劇の有効性を感じました。演劇のワークショップだと、表現することが苦手な子どもは参加しにくいのではと思っていましたが、「話さない」「声が小さい」などの一見ネガティブに感じる要素も表現の一つとして受け入れ、多様性を大切にできる要素が詰まってるなと思いました。子ども達の好奇心を大事に「学ぶ力」を高めていけるよう、学びやすい雰囲気の学級経営をしたいと思いました。