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2023年7月の記事一覧

7月28日(金)ⅢD1503 いじめ問題への対応講座(集合研修)

7月28日(金)ⅢD1503 いじめ問題への対応講座(集合研修)を実施しました。

 

 

 

 

 

 

 

〔研修の概要〕

  講義・演習:いじめ問題に適切に対応するために

                 兵庫教育大学大学院 教授 松本 剛

  講義・演習:児童生徒自らいじめについて学び、取り組んでいくために

 

〔受講者の感想〕

・いじめ事案が発生した際の記録の重要性について再認識できました。教員と生徒・保護者との日頃からの関係性が重要であると強く感じました。

・小学校2年生のいじめ認知件数が最も多いと知ることができました。今後もいじめアンケートの際などに、気をつけて見ていきたいと思いました。

・いじめが起きた際にも教員と児童や保護者との普段からの関係づくりを良好にしておくことで、その後の経過が変わることから、普段の関わり、観察、授業への取組の大切さを感じました。また、いじめ未然防止プログラム、CoCoLo-34を知り、活用していきたいと感じました。

7月14日(金)ⅢA1101 学校における危機管理講座

講義:学校における危機管理と危機対応 -学校事故等の事例から- 

多聞法律事務所 弁護士 中川 勘太 氏

演習:学校内外における事故等への対応の在り方

・自校の危機の予測

・教職員による学校安全のための適切な対応

・児童生徒が事故や被害にあわないために

 

〔受講者の感想〕

・校内の危機管理マニュアルは見ているつもりだが、実際にどこでどんな事象が発生するかわからないため、日常的に考えておく必要性を感じた。また、共通認識・共通理解が教職員の間で行われていないと、スムーズに適切な対応はできないと考えた。今後の現場で起こりうる危機に対応できるように意識を高く持っておく必要があると考えさせられた。

・危機管理研修を通して学んだことと、実際に学校で起きた事故を結びつけて反省する。その繰り返しをどんどん蓄積していくことが大切だと思った。また、事故という普段はない特別な事態ではあるが、こうした研修は定期的に行い、いつ発生しても適切な対処が取れるように物や設備などだけでなく、心の準備も大切だと思った。

・事故や災害が起きたときにしっかりと対応するための正しい知識と判断力が大切である。マニュアルはあるが、実際に起きるとパニックになると思うので、学校がしなくてはいけないことは何かをしっかり把握しておき、柔軟に動けるようにしたい。また未然に防げるものは防ぐために、正しい情報を子ども達に啓発することも大切だと感じた。

7月13日(木) ⅢF1302 教員のためのICT活用講座

講義・演習
ICT機器(実物投影機・大型提示装置等)の特性について
 ・一斉学習における教員による教材の提示

演 習
学習効果を高めるためのICTの活用
 ・写真教材の作成
 ・アプリを活用した動画の作成

演 習
教育の情報化の推進について
 ・ICTを活用した授業の充実のための校内研修のあり方

 

 

(受講者の感想)
・今回の研修で、ICTの基本的な活用の仕方を学んだので、今後は、どのようにICTを活用し、授業に取り入れていくか考えていきたいと思います。

・今回の研修で、学んだことを実践していくことで自分の力にしていくことが大切だと思いました。しかし、できるだけいろいろな場面でICT機器やアプリなどを活用していくことと同時に、一人で取り組むのは大変なところもあるので、今日の研修の内容を他の先生方にも共有し、学校として取り組んでいきたいと思います。

・研修の計画を立てたことで具体的にどんなことをしたいのかを考えるきっかけになったと思います。さらに、職員で協力して研修を行い、ICTを活用して指導する力をつけていきたいと思います。

7月6日 ⅢG2104 特別支援教育における効果的なICT活用(基礎)講座

講義

児童生徒の自発的・主体的な学びを引き出す効果的なICT活用

           兵庫教育大学大学院  准教授 小川 修史 

演習・発表

身近なICT機器を使ったPR資料の作成

              

 

〈受講者の感想〉

・アクシビリティ、ユーザビリティ、エンジョィビリティの関係を知り、エンジョィビリティを目指してICTの活用を工夫していきたい。

・ICTを考える際、誰もがわかりやすいだけでなくどうすれば楽しさやワクワク感、幸福感を感じることができるのかをプラスして考えることの大切さを学びました。

・見通しのあるポジティブストレスが、主体的な学びにつながることを知り、子どもも教師もワクワクできるように、ICTをもっと活用していきたい。

7月7日(金)ⅢE1104 震災に学ぶ防災教育講座

講義・演習

 地域の災害特性等を踏まえた防災教育

  ・ハザードマップから災害特性等を理解する

  ・児童生徒が身に付ける知識や技能について考える

演習

 学校組織の実践力を高める避難訓練

  -地域、専門機関等との連携を通して-

           豊岡市立新田小学校 教諭 梅﨑 勇成

演習

 児童生徒が災害から自らの生命を守るため主体的に行動する力の育成

  ・副読本等の効果的な活用

           三田市立本庄小学校 教諭 杉森 美香

〈受講者の感想〉

・クロスロード等を通して、いろいろな視点で防災教育の重要性について考えることができました。児童が災害をより自分事として捉えることができるように、児童の実態や地域の特性に応じた教材開発を進めていきたいです。 

・午後の演習で、実際に自分の学校が避難所になった場合、自分が想定している以上に、たくさんの行動や決断をしなければならないこと、教職員の役割分担をしなければならないことなどを知り、自分のシミュレーションの甘さを痛感しました。普段の避難訓練ではシミュレーション①までしか想定できていないということも確認でき、改めて今やっていることをもう一度見直し改善しないとならないと感じました。

・社会科教員なので、授業で防災を取り扱っていますが、研修の中でどのように生徒に考えさせるとより思考が深まるのか、じっくりと考えることができました。また、本校の所在する地域は水害で大きな被害を受けた地域でもあるので、自分たちの町が大きな被害にあった時にはどう行動すればよいのか、考えられる生徒に育てないといけないと更に感じました。災害が多い日本だからこそ、職員も判断する力を鍛え、生徒や職員が災害時に安全に動けるようにしていきたいと思います。

7月7日(金)ⅢD1502 自他の命を大切にする心を育む教育講座

7月7日(金) ⅢD1502 自他の命を大切にする心を育む教育講座を実施しました。  
午前の様子   午後の様子

  
〔研修の概要〕

  講義・演習:自他の命を大切にする心を育むために
  講義・演習:児童生徒の命を守るために   
          関西外国語大学 教授 新井 肇

  
〔受講者の感想〕

  • 子どもの自殺の多くは高校生ですが、それまでの発達段階も影響すると感じました。今回の研修を通して、ストレスとコーピングを知り、ストレスの反応、ストレスが高まった時の魔法の言葉、10秒呼吸法など、学校の現場でも取り組んでいけると感じました。
  • 小学生の段階では、自殺する児童の割合は低いですが、いつか自殺の可能性がある児童を担任することがあるかもしれません。また、小学生の段階では何も問題がなかったとしても先々の人生の中で、自殺が選択肢に入ってしまうことがあるかもしれません。そうなったときに、自分で自分の命を絶たないように今できることを積み重ねていきたいと思いました。
  • 生徒の表情、言動、態度などによく注意や関心を持ち、1日の半分を過ごす学校で変わった様子がないか、教員が保護者と連携が取れるのか考えていきたいです。自殺予防についての新井先生のお話は、御自身の経験も含めてお話いただけたので、大変わかりやすく、保護者との協力や生徒との関係をよりよく構築することが大事だと感じました。




 

 

7月11日(火) ⅢC1114 (小中)道徳科授業実践講座 (a)

講 義

 対話を通して深い学びをめざす指導と評価

  兵庫教育大学大学院 教授 谷田 増幸

 

 

 

 

 

 

発 表

 深い学びをめざす道徳科の授業実践

  姫路市立山陽中学校  教諭 河野 雄司

 

 

 

 

 

 

演 習

 深い学びをめざす授業づくりと指導の改善につながる評価

 

 

 

 

 

 

(受講者の感想)

・谷田先生の講義から、深い学び、対話的な授業について学びました。教材「ヒキガエルとロバ」を読んで、班別協議をするなかで、主人公、変化した場面などを考える時間が非常に有意義でした。また、河野先生の発表を受けて、終末の場面で、価値の押し付けをしないことや、オープンエンドで終わることを聞き、たいへん勉強になりました。評価に関する演習では、「自己を見つめ、多角的・多面的に考える視点に照らして」評価することを今まで考えたことがなかったため参考になりました。

・教材分析では、改めて教材に描かれている人間の生き方や、そこに含まれる道徳上の問題をしっかり読み取ることが大切だと感じました。授業の「ヤマ」を見付け、道徳的価値に迫る中心発問を考えていきたいと思いました。深い学びをめざすには、他者との対話により考えを広げたり、問い返しにより深く立ち止まって考えさせたりすることがとても重要だと強く感じました。
・授業実践発表では、河野先生が沈黙を恐れないことが大切だと話されており、本当にその通りだと思いました。児童の発言が止まると発問を次々に出してしまいます。すると児童は何を問われているのかが分からなくなり、より思考が止まってしまうことがよくあります。児童が考える時間を確保し、じっと待つことを心掛けて授業をしていきたいと思いました。道徳の評価については、二つの視点に基づいて児童の振り返りに対して励みになるようなコメントをしていくことが大切だと分かりました。また、振り返りだけで児童を見取るのではなく、授業での発言なども含めて総合的に評価していくことの大切さにも気付くことができました。

 

7月3日(月) ⅢB1201 教育経営講座A(第2回)

講 義
 教職員のコンプライアンス意識の醸成
  ー協働性を育む学校づくりー

演習・協議
 教育活動を支える教育法規Ⅱ
  ・教育法規に基づく危機管理

 

  

 

(受講者の感想)

・法的根拠を意識することなく教育活動にあたっていましたが、この講座を受講することでその怖さを感じました。教育法規等を理解した上で、さまざまなリスクマネジメントを実施し、トラブルの未然防止に努めたいと思います。

・日頃は、法的根拠などをあまり意識することはありませんでした。しかし、様々な事例を学び、対応できるようにして準備しておくことが大切だと感じました。これまで曖昧であった法令等について学んでいきたいと思います。

・教育活動を法的な観点から考えることの必要性を感じました。子供たちにとって安心、安全な学校運営に少しでも携わることができればと思います。職場において研修の成果を共有した上で、教育活動に対する責任感と使命感を感じながら学校運営に携わっていきたいと思います。

7月3日(月)ⅢG2102 特別支援学級における自立活動の指導充実講座

講義

個に応じた教育課程の編成と自立活動の指導

 

班別演習・講義

自立活動の指導の充実

 

発表

個別の指導計画、教材・教具について

 

              

 

(受講生の感想)

・同じ立場で子ども達と関わっておられる先生方といろいろ話すことで学べたことが多くありました。最初の講義の内容がつながり、自立活動にどう生かしていけばよいのかがイメージできました。

・個別の指導計画の目標設定の方法を学ぶことができた。具体的な目標を設定するためにも段階的に取り上げていく必要性、大切さを改めて分かった。

・自立活動の内容や、どこの項目に入るのかなど悩んでいたことが、少し解決しました。各項目ごとに具体的な例をいくつか上げてくださり、今担当している子どもを思い浮かべながら聞けたのでとても参考になりました。