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研修の様子

10月24日(金) ⅢG1201 障害のある子どもをもつ保護者理解講座 -学校と家庭とのパートナーシップ-

 

【研修の概要】

講  義    保護者は子どもの障害をどう受け止めていくか

         神戸大学大学院 准教授 山根 隆宏

演習・協議   障害のある子どもをもつ保護者との関係づくり

         県立総合教育センター 特別支援教育研修課 指導主事

【受講者の感想】

・今日は目の前にいる子どもや保護者のことを思い浮かべながら研修を受けました。子どもの周りの環境の中に保護者の存在があり、その心理状態や思い、願いを今まで以上に大切にしたいと思いました。また、子どもはもちろんのこと、周囲の友達とのつながりを大事にすることで、将来その地域でよりよい人間関係の中で生きていけると感じました。

・保護者が日々感じている悩みや孤独、社会との距離感を知り、自分の関わり方を見つめ直す機会になりました。子どもの姿だけでなく、その背景にある保護者の思いにも目を向け、共に成長を支える姿勢が大切であると改めて感じました。

・保護者が、子どもに対して悩みを抱えておられることは、感じていましたが、ライフステージごとの支援ニーズの表を教えていただいて、とても分かりやすかったです。

・教員の伝え方や言葉遣い、表情、聞き方次第で保護者に安心を与えることができ、信頼関係を築いていけると改めて感じました。接し方や働きかけ方を工夫しながら、家庭の「家族の流儀」を尊重し、「この先生は頼りになる。安心できる学校だ。」と思ってもらえるように頑張りたいです。

 

10月22日(水) ⅢC1308 (高)保健体育科教育講座

   

講  義:学習指導要領の趣旨を踏まえた保健体育科の授業のポイント
      県教育委員会事務局体育保健課 指導主事                     

演  習:計画的、継続的に運動やスポーツを実践する資質・能力を育成する授業づくり
      県教育委員会事務局体育保健課 指導主事
      加西市立総合教育センター 指導主事


〇講義では、学習指導要領の趣旨と生徒の実態を踏まえた上で、小中高の学びの系統性を意識した授業のポイントについて理解を深めることができました。

〇演習では、体づくり運動の目的、意義、実践について深く学び、将来に渡りスポーツを楽しむための授業づくりについて考えを深めることができました。

〇継続的に運動を続けるために、「またやってみたい」や「挑戦したい」という気持ちを、授業を通して育成することの大切さを再確認することができました。
 

10月22日(水)ⅢB1302 教育経営講座B

  

講   義:経営の魅力について
       ー企業経営に学ぶー
        株式会社千石 代表取締役 千石 滋之                    

演習・協議:自校の強みを生かした魅力・特色ある学校づくりに向けて


〇講義では、企業経営や人材育成の理念に基づき、人的資本開発プロジェクトチームの発足や若手が挑戦しやすい環境づくりなどの具体的な取組について御教示いただきました。

〇演習・協議では、マンダラートという分析方法を用いて、自校の強みを分析しました。また、自校の強みを生かした魅力・特色ある学校づくりについて、グループによる協議や全体発表を行いました。

〇研修を通じて、企業経営を参考に、学校運営の在り方について理解を深めることができました。また、自校の強みを生かした魅力・特色ある学校づくりに必要な取組について、考えを深めることができました。

10月23日(木)ⅢF1401 教員のためのICT基礎講座

        

〔研修の概要〕

講義・演習 ICT機器(実物投影機・大型提示装置等)の特性
       ・児童生徒の学習意欲を高めるための教材の提示

講義・演習 タブレット端末の基本操作と効果的な活用

演   習 児童生徒が主体的な学びを行うためのICTの活用
       ・ICTを活用した学習場面づくり

〔受講者の感想〕

  • 指導者が授業を面白くしたいと思うことが大切だと感じました。指導者の楽しいや面白いは、生徒にも伝わると思うので、生徒と一緒に学びを楽しんでいきたいと思います。
  • 「ICTを使うことは難しい」という考えを、私自身が払拭していかなければいけないと強く感じました。まずは、ICT機器の特徴を知るところから始めていきたいです。今までの授業実践に、ICTを少し取り入れてみるなど、教員のちょっとした工夫で、子どもたちの学びに向かう姿勢がさらに高まり、主体的な学びにつながると思います。情報技術等の発達により、ICT活用や情報教育とよく言われていますが、子どもたちにICTを使わせることが1番の目的ではなく、子どもたちの学習効果を高めるために効果的に活用することが大切だと思いました。
  • 今日の研修では初めて知ったことが多く、今日一日でそれぞれの特性を理解できたわけではありません。学校に戻ってから、授業案を作りながら今日学んだことを復習していきたいと思います。今後は、授業内でどのようにしてICTを取り入れていくか、タイミングや内容などを十分吟味していきたいと思います。

情報教育研修課公式note | 教員のためのICT基礎講座

10月23日(木)ⅢD1505 不登校児童生徒支援と困難課題対応的生徒指導講座

   

〔研修の概要〕

  講義・演習:不登校児童生徒と保護者に対する理解と支援

         ・不登校児童生徒への教育相談の立場からの関わり

  講義・演習:不登校児童生徒のアセスメントとチーム支援

         ・PCAGIPの手法を取り入れた校内ケース会議の在り方

        神戸親和大学 教授 松本 剛


〔受講者の感想〕

  • 午前中の講義では、不登校児童生徒数の変化の流れや児童生徒・保護者が抱えている課題を知ることができた。「不登校」の定義が時代の流れと共に変わっていることや背景にあった出来事を関連付けた話だったので、自身の当時の記憶を思い出しながら「あの時の学校現場ではこんな考えや動きがあったのか」と考えることができた。また、不登校児童生徒の小中連携に関しては、確かに小学校から中学校進学にあたって引き継ぎはするものの中学校から小学校への連携は薄いと思う。その辺りの連携を強化していくことで、子どもたちに寄り添った対応が一段階深まっていく可能性を感じた。今後、校区ユニットで話題にしてみたい。
  • 午後からの演習については、実際にPCAGIPの手法を取り入れた話し合いを実践することで、問題の明確化から具体策を考えるところまでを体験することができた。誰かの事例を取り上げて考えることで、様々な視点で話し合い、あっという間に時間が過ぎてしまった。1人1つの質問から始めるということで、すべての人が真剣に考えて話し合うことができた。夢中で話し合うなかで様々な視点で考えることができ、さらに自分事として考えることができたと感じた。ぜひ、学校に持ち帰ってチャレンジしたい。
  • 講義の中で、不登校経験者と教員との間で不登校要因への認識が異なるという話があり、興味深かったと同時に、自身も生徒との関わり方や認識を改めていかないといけないと感じた。模擬ケース会議では、他校種の先生方とお話しできたことで、自分に抜け落ちていた視点や改めて大切にしたい視点などに気付くことができた。また、PCAGIPの手法については、自身の気持ちや指導目標を共有・整理するのにも有効なのではないかと考えた。今日の学びを現場でも実践していきたい。