カテゴリ:講座の実施報告
7月8日(火) ⅢE1103 震災に学ぶ防災教育講座
〔研修の概要〕
講義・演習 震災の経験や教訓を語り継ぎ、共生の心を育成する「兵庫の防災教育」
の推進
・地域の災害特性等を踏まえた実践的な防災教育について理解する
・児童生徒が身に付ける知識や技能について考える
演 習 学校組織の実践力を高める避難訓練
・地域、専門機関等との連携
演 習 児童生徒が災害から自らの生命を守るため主体的に判断して実践する力
の育成
・副読本等の効果的な活用
〔受講者の感想〕
・避難訓練の時の動きや判断については、今までは「マニュアル通り」、「次こうなるからこうしなくては」というように表面上の認識しかできていなかったので、もう一度個人として、また学校として避難訓練を始めとした防災に対する認識を変えたいと思った。また、災害時における情報収集についての授業をしたいと思った。情報が溢れる昨今、災害に対して生き抜くためには、正しい情報の扱い方も伝える必要性を感じた。防災教育においても過去のものを踏襲するだけでなく、時代に応じてその時代の災害から命を守るための教育をしていきたい。
・防災教育について、あまり深く学んだことがなく、勤務校でも防災訓練しか防災学習を行っていなかったが、今回の研修を受講して、普段の学校生活の中でも、ボランティア活動に積極的に参加したり、思いやりの心を育んだりする、兵庫の防災教育の「心」の教育はできると認識した。
・グループの先生方との交流を通して、異なる地域で行われている避難訓練などの実践や防災対策について知ることができて良かった。他の先生方と比較することで改めて自分自身がこれまでに勤務してきた学校での取組について客観的に考えることができた。
7月7日(月)ⅢD1504 不登校傾向のある児童生徒への理解と支援講座
〔研修の概要〕
講義・演習 不登校児童生徒への理解と対応
・多面的な視点による不登校児童生徒や保護者への支援
兵庫教育大学大学院 教授 遠藤 裕乃
講義・演習 教育相談の視点を生かした不登校初期の児童生徒や保護者との関わり
・不登校の早期対応のための校内ケース会議の在り方
〔受講者の感想〕
- 遠藤先生の講義を受けて、自分の話が推測や主観的な内容であることに気付かされました。相手に質問を投げかけて考えさせ、解決に向けて進めていくことが大事だと分かりました。これから生徒や保護者との関わり方を変え、よりよい方向に進むように努めていこうと思いました。
- 不登校傾向の生徒が「頭が痛い、お腹が痛い」と言えば、どうしても心理的要因から考えてしまいます。その他の要因の可能性を選択肢から外さないように気を付けようと思いました。
- 寄り添うとは、何でも受け入れればよいものではないと学びました。教育相談に関しては、どこまで踏み込んで聞いていいのか迷う部分がありましたが、何事も相手への共感や思いやりの気持ちが大切だと学びました。
7月3日(木)ⅢF1410 Google Workspace基礎講座
〔研修の概要〕
講 義 Google Workspaceの授業での活用
演 習 Google Workspaceの各アプリケーションの基本的な使い方
演 習 Google Workspaceを活用した学習場面づくり
・授業の中での効果的なアプリケーションの活用
〔受講者の感想〕
- 今回の講座を受けて、Google Workspaceのアプリケーションの使い方を工夫したり活用場面を増やしたりできると感じました。活用していく中でアナログのほうが効果的なのか、デジタル化した方がいいかを判断して、児童の学びにつながるように気をつけたいです。
- Google Classroomは操作方法が分かったので、これからの授業で活用していきたいと思います。本日の内容を自校の先生方にも伝え、学校として1人1台端末を活用していきたいと思います。
- Google Workspaceの特性を生かして、教員の負担を減らし、生徒の満足を高める授業になるよう改善に取り組みたいと思いました。
6月23日(月) ⅢE1101(小中)キャリア教育推進講座
〔研修の概要〕
講 義 体系的・系統的なキャリア教育の充実に向けて
-学びをつなぐキャリア教育の意義-
文部科学省初等中等教育局教育課程課 教科調査官
東北福祉大学 教授 長田 徹
演 習 特別活動を要としたキャリア教育
・「一人一人のキャリア形成と自己実現」をめざす学級活動
・兵庫版「キャリア・パスポート」の活用
協 議 兵庫版「キャリア・パスポート」で小・中・高12年間をつなぐために
・学年や校種を越えて学びをつなぐ実践
〔受講者の感想〕
・日々の実践の中にキャリア教育につながる取り組みがたくさんあることに気づきました。それを整理して学年や学校全体に伝えていきたいと思いました。
・キャリア教育は、いつも漠然としており、どのように取り組めばよいのかと思っていました。しかし、長田先生の講義を受け、キャリア教育の重要性を感じ、実践していきたいと思いました。また午後の演習で、さまざまな分野でキャリア教育を実践できるのだと思いました。目の前の子どもたちの実態を踏まえ、具体的な場面を考えることでキャリア教育をイメージしやすくなったので、現場で実践していきたいと思います。
・小・中・高の先生で交流することはないので、とても貴重な時間になりました。小学校、中学校での話を聞くことはあっても、高校での話を聞くことはないので新鮮でした。小学校で取り組んだことを中学校へつなげられるように、キャリア教育の取り組みを続けていこうと思います。
6月20日(金)ⅢF1407 情報モラル教育講座
〔研修の概要〕
講 義 児童生徒を取り巻く情報の世界
演 習 「ひょうごGIGAワークブック」を活用した授業づくり
演 習 各学校における情報モラル教育年間指導計画(案)の作成
〔受講者の感想〕
- GIGAワークブックの学習カードを用いて、児童の感覚のズレを共有し、自分事として指導させていくことの大切さが理解できた。
- GIGAワークブックは、15分教材があり、短時間で取り組めそうだったので、授業の隙間時間や導入に少し絡めたりして実践できそうだと感じた。情報教育というと「リスク」のことばかりを考えてしまいがちだったので、いかに情報を上手く活用していくかを子どもたちと学び、共有していきたいと思った。
- ICTの使用が必要不可欠になってくる世の中で、子どもたちの発達段階に応じて指導していくことの大切さを実感しました。また、GIGAワークブックも活用していくことで、児童によりわかりやすい指導ができると感じた。