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兵庫県特別支援学校技能検定(パソコン部門)

 12月9日(火)、兵庫県特別支援学校技能検定(パソコン部門)が本校で実施されました。パソコン部門の検定には、文字入力・文書作成・データ入力があり、指示された課題に対して制限時間内にどこまで遂行できたかを兵庫モデル評価表に基づいて審査し、1~10級を兵庫県教育委員会が公式に認定します。

 受検した生徒たちは緊張感の中にも真剣な表情で取り組み、それぞれの部門で日々の練習の成果を発揮できるよう頑張りました。努力の積み重ねが形となり、今後の学習への意欲にもつながる一日となりました。

高等部 生徒会役員選挙

 12月8日(月)、生徒会役員選挙を実施しました。

 立会演説会では、立候補者が「なぜ立候補したのか」「どんな活動をしたいか」といった思いを、自分の言葉で伝えていました。推薦人も、立候補者の普段の頑張りや人柄を紹介しながら応援し、会場全体が温かい雰囲気に包まれました。

 演説を聞く生徒達も一人一人の発表にじっくりと耳を傾け、発表が終わるたびに大きな拍手を送り、友達の挑戦を認め合う気持ちが伝わってきました。

 演説会のあとは信任投票を兼ねた投票が行われ、一人一人が投票用紙を受け取り、よく考えて一票を投じました。全員が自分たちの代表を選ぶ活動に参加し、学校をよりよくしていこうとする気持ちを新たにしました。

 今回の選挙は、単に役員を決めるだけでなく、「自分の考えを伝える」「相手の話を聞く」「仲間と一緒に学校をよりよくしていく」という、民主的な活動を体験する大切な学びの場となりました。結果は後日発表され、新しい役員の活躍が期待されます。これまで学校を支えてくれた前役員の皆さんへの感謝の気持ちも込められた、温かい選挙となりました。

 

高等部2,3年 卒業生との交流会

 12月3日(水)、本校を巣立った3名の卒業生(R6年度卒業生3名、R5年度卒業生1名)が来校し、高等部2・3年生と交流しました。卒業生は現在働いている仕事先での一日の流れや仕事内容、学生時代との生活リズムの違い、仕事をしていて嬉しいこと、しんどいことなどを、画像を交えて分かりやすく紹介してくれました。

特に「仕事をするうえで心がけていること」として、

 ・「困った時には、自分で勝手に判断をしないで周りの人に相談すること」

 ・「任されたことは、ミスなくやり遂げる必要がある」

 ・「遅刻や休まずに働けるよう、仕事が終わるとリフレッシュをすることが大切」

 ・「挨拶を自分からすることを大切にしている」

 ・「学校では先生が助けてくれるが、社会に出ると自分から発信することが大切である」

といった経験に基づく言葉が印象的でした。

 在校生たちは、卒業生のリアルな体験を通して「働くことの厳しさとやりがい」「日常生活

の積み重ねの大切さ」を実感し、改めて自分たちが今取り組むべきことや身に付けるべき力

を確認することができました。また、将来の自分の姿をより具体的にイメージするきっかけ

にもなりました。

 ご多用の中、貴重な体験談を語ってくださった卒業生の皆さん、本当にありがとうございました。

 

高等部1年 校外体験学習

 11月28日(金)、高等部1年生は校外体験学習で神戸に行ってきました。行き帰りはJRを利用しました。車内でのマナーは良く、乗降車や乗り換えもスムーズに行うことができました。「神戸海洋博物館」の前で集合写真の撮影した後は、各クラスに分かれての活動となりました。

 神戸海洋博物館内の「カワサキワールド」で鉄道やオートバイなどの展示やオフロード車やジェットスキーのシミュレーション、鉄道模型やクイズなどを体験しました。

 その後、「Umie」に移動し、事前学習で決めた活動計画に沿って予算を考えながら昼食を選んだり、お土産を買ったりすることもできました。みんなで協力し合って楽しく充実した体験学習を行うことができました。

 

高等部2年 主権者教育(選挙学習)

 11月21日(金)に主権者教育(選挙学習)を行いました。姫路市選挙管理委員会より講師をお招きし、講義をしていただきました。選挙の大切さや投票の流れを確認し、質疑応答で生徒の選挙への疑問に対して詳しくお答えいただいたあと、模擬選挙を行いました。「私の選ぶ給食メニューについての選挙」と題して2名の候補者が立会演説を行いました。給食の和食と洋食のいいところをそれぞれ立候補者が演説し、生徒は投票する候補者を選び、一票を投じる選挙の体験をしました。投票から開票まで本物さながらの模擬投票や、選挙の大切さについて学ぶ講義は、18歳から投票権が得られる2年生にとって大変貴重な機会となりました。

 

   

高等部 保護者参観(体育)

 11月15日(土)、高等部保護者参観(体育)を実施しました。当日は、徒競走、二人三脚、玉入れ、箱積み、綱引き、学年対抗リレーなど、さまざまな競技が行われました。生徒たちは全力で挑み、真剣なまなざしや悔し涙、そして、笑顔を見せながら競技に取り組んでいました。

 競技中にはクラスや学年を超えて互いに声を掛け合い、応援し合う姿が見られました。勝ち負けだけにこだわらず、相手の健闘を讃える姿は何よりも印象的で、仲間との絆を深める大切な機会となりました。

 今回の参観を通して、生徒たちは「行事だからこそ得られる学び」「仲間と力を合わせて挑む喜び」を感じることができました。こうした経験を、これからの学校生活にもつなげていってほしいと思います。

 

高等部1年  第2回現場見学会

 高等部1年生は、11月12日(水)に2グループ(障害福祉サービス事業所スワン及び三光園、障害福祉サービス事業所たつのGHO)に分かれて現場見学会を実施しました。

 各事業所では、職員の方から仕事内容や作業の様子について説明を受けたり、卒業生が案内役となって事業所の概要を説明してくれたりしました。生徒たちは真剣な表情で話を聞き、働くことへの理解と関心を深めることができました。また、一部の事業所では野菜の袋詰めや花の葉を切る販売準備作業など、実際の仕事を体験させていただく機会もありました。生徒たちにとって、自分の目で見て、耳で聞き、体で感じることを通して、働くことへの意欲を高め、これまでの学びを深める貴重な機会となりました。

 

高等部3年生 修学旅行

 高等部3年生は10月29日(水)から31日(金)までの2泊3日、修学旅行に行ってきました。姫路駅から新幹線で東京へ向かい、晴天に恵まれた車窓からは美しい富士山も見ることができ、旅の始まりから感動で期待が高まりました。

 初日は東京スカイツリーを訪れ、高さ340mの展望台からの眺めや「ガラス床」のスリルを体験しました。併設のソラマチでは買い物も楽しみ、東京の魅力を満喫しました。

 2日目は東京ディズニーランドへ。事前学習で話し合って立てた行程をもとに、時間いっぱいアトラクションやパレードを楽しみました。目の前で繰り広げられる迫力あるダンスや音楽に驚きながらも、笑顔あふれる一日となりました。

 最終日はアクアパーク品川を訪れ、ライトアップされたクラゲやイルカショー、トンネル型水槽「ワンダーチューブ」など、幻想的で迫力ある海の世界を体験しました。

 今週の修学旅行は、生徒にとって多くの感動と忘れられない思い出になりました。今回の経験を胸に、今後の学校生活をさらに充実させ、仲間との絆を深めていってほしいと思います。

 

県立姫路商業高等学校との交流及び共同学習            ~ボッチャ交流2回目~

 9月に引き続き、10月24日(金)、本校にて高等部2年生と県立姫路商業高等学校3年生7名(「保育基礎」選択生)とボッチャ交流を行いました。

 県立姫路商業高等学校の皆さんを迎えた後、チームに分かれてゲームを行いました。ゲームは、互いにボールを渡し合ったり、投球位置を相談したりしながら、和やかな雰囲気で進みました。ボールがジャックボールに近づいたり、通り過ぎたりする展開に「すごい!」「やったー!」「惜しい!」などの声が上がりました。どの生徒も真剣かつ楽しくゲームに取り組むことができました。

 交流後には、「もっと話したかった」「また交流したい」といった前向きな声が聞かれ、有意義な時間となりました。日頃、関わる機会の少ない同年代の高等学校、特別支援学校高等部の生徒が、ボッチャを通してコミュニケーションを図り、相互理解が深まったように思います。

 今後もこのような交流を通して、障害の有無に関わらず、互いを尊重し合える共生社会の実現に向けて進んでいきたいと思います。

 

 

高等部2年 第1回現場体験実習

 9月29日(月)から始まった現場体験実習が概ね終了(一部事業所は別日に実施)しました。

 初めての作業や環境で不安や戸惑い、緊張があったようですが、事業所や利用者の方が優しく声を掛け、作業内容や手順を丁寧に教えてくださったおかげで、少しずつできることが増え、最後まで頑張って取り組むことができました。

 現場体験実習を通して、挨拶や礼儀、仕事に対する責任感などを学び、「働く」ことの意義について考えることができました。そして、いろいろな方と接しながら適切なアドバイスをいただき、今回の実習で見つけた課題と向き合いながら、更に成長していけるよう支援していきたいと思います。

 本校生徒の現場体験実習を受け入れていただいた企業及び事業所の皆さまへ心から感謝申し上げます。お忙しいなか、ご協力ありがとうございました。