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【校長ブログ№52】夏季防災研修をしました~地域とともに考える「発災後」の備え~ R7/8/21

   夏季休業中、芦特では職員が地域の皆様や有識者の方々からご助言をいただきながら、さまざまな職員研修を実施しました。今回はその中で「夏季防災研修」の様子をお知らせいたします。

 

 今年の防災研修は、「地域の防災を考える~『発災後』に備える」をテーマに、多くの地域関係者の皆様にご参加いただきました。情報を共有しながら、今後の地域防災の在り方について、共に考える貴重な機会となりました。

 

 全体会では、関西国際大学の河田慈人先生を講師にお迎えし、専門的な視点から本校および周辺地域の防災、そして発災後の対応についてご講演いただきました。河田先生からは、「防災は地域をつなぐツールとして考えるべき。最初から100点を目指さず、60点でいいので続けることが大切。」との力強いご助言をいただきました。また、この研修に同席された神戸医療未来大学の正井佐知先生からは「もしも発災しても、人材も物資も届きにくいかもしれないが、みんなで協力しあう大切さを継続してほしい。」との言葉をいただきました。私たちの防災への向き合い方に新たな視点を与えてくださり、励まされました。

  また、兵庫県の震災・学校支援チーム「EARTH」のメンバーである本校の池田先生より、昨年の地震で被災された能登地方への支援活動についての派遣報告がありました。現地での経験を通して、災害時の学校の役割や支援の在り方について、深い学びを得ることができました。 

 全体会の後は、以下の4つのテーマに分かれてワークショップを実施しました:

1 地域の防災について~発災後の対応~

2 避難所運営について

3 消火訓練

4 阪神淡路の被災体験から

5 防災教育「マイ避難カードから始めよう」~~

 それぞれの班で活発な意見交換と実践的な学びが行われ、職員一人ひとりが防災への意識を高めることができました。 

 この研修は、芦特において毎年夏に継続して行っている取り組みです。今後も地域の皆様と共に考え、安心・安全な学習環境づくり、そして地域防災体制の構築に努めてまいります。 

 ご参加いただいた関係者の皆様に、心より感謝申し上げます。