兵庫県立鳴尾高等学校 |
シン・ナル♪校長⑰ 2学期始業式からの「継(つぐ)」朝日新聞取材
2学期がスタートしました!
始業式の「校長講話」では、まず1学期終業式で伝えていた「様々な情報をアンテナを高~くして、あなたの心にヒットするものがあったら”やっちゃえ”鳴高!の精神でやっちゃいましょう!!」ができたかどうか問いかけるところから。
そして、校長のトピックスとして、夏休みに鳴高放送部あてに届いたお手紙を紹介しました。
(お手紙について)
第72回NHK杯全国高校放送コンテスト テレビドキュメント部門で入選を果たした映像作品「継(つぐ)」は8月6日(水)に市民団体「鳴尾村誌を読み 戦争を語り継ぐ会」が主催された集会でも上映され、その様子を含めた記事が8月7日付朝日新聞に掲載されました。その新聞記事をご覧になった匿名の方から、放送部の活動への思いと応援の言葉が便箋3枚にわたって綴られていました。
(参考)校長ブログ 関係のバックナンバー
▶6/27 シン・ナル♪校長⑬ 「継(つぐ)」
▶7/29 シン・ナル♪校長⑯ 「継(つぐ)」 全国大会 ⇒ 平和学習講座
その他にも、始業式後にあるオーストラリア海外研修、ふくしま合宿チームHYOGO、福島県桜プロジェクトボランティアの報告を、8月31日付朝日新聞に掲載された『天声人語』に記されていたやなせたかしさんの詩を引用し、今、しんどい思いを抱えてここに居る人もいるかもしれないけれど、これからスタートする2学期に向けて”希望”をもって聞いて欲しい。
そして、夏休みの諸々はリセットして、2学期、鳴高のキャッチフレーズ「夢を、鳴らせ」「”やっちゃえ”鳴高!」の精神で、自分の好きなことをどんどんやっていこうとエールを送りました。
残念ながら、音声トラブルにより、「継(つぐ)」を観てもらえませんでしたが、またどこかで鳴高生全員に作品を観てもらい、心で感じて、心を動かしてもらえる機会をつくりましょう。
始業式後、先に紹介した、8月7日付朝日新聞の記事を書かれた記者の武部様から、「校長講話」でも紹介したお手紙について校長と放送部員に取材がありました。
放送部が「継(つぐ)」を制作するきっかけになったのが、24年12月2日付朝日新聞の記事「残したい『あの橋』が語る空襲」で、放送部がドキュメンタリーを制作する過程を取材した記事「西宮空襲『継ぐ』高校生の決意」をご覧になった方からのお手紙が鳴尾高校に届き、そのお手紙を読んだ放送部員が感じた様々な思いを丁寧に聞き取っていただきました。後日、どのような記事になるのか、今から楽しみです。
お手紙をいただいた方へ
丁寧なお手紙を頂戴し、放送部生徒だけでなく、顧問、校長も手紙にこめられたお気持ちをしっかりと受け止め、これからの活動に繋げていきたいと思いを強くしました。
お手紙の中で、鳴尾駅が最寄りの短大に通っておられたとあり、私も最寄りの武庫川女子大学のOGなので、もしかすると同窓の方なのではと思いを馳せております。
同封頂いたお金は、放送部でこれからの制作に必要となる物品を購入させていただきます。大切なお金をどのように使わせて頂くのか、放送部員はうきうきと考えているところです。
匿名でお手紙を頂戴しましたので、お返事をさせていただけず、この場を借りてお礼に変えさせて頂きます。
この度は本当にありがとうございました。
県立鳴尾高等学校を代表して 校長 切原 賀子