第6回ESD実践研究集会で3年生4名が発表しました。
9月19日、20日に第6回ESD実践研究集会(ESD推進ネットひょうご神戸主催)が開催され、自由研究発表の部で本校から余田光樹也、大岩咲、清水歩、田中晃太の4名が「八重山諸島修学旅行を通じたESD探究活動~総合的な探究の時間を活用した全生徒参加による調査・研究活動の取り組み」というテーマで発表しました。
これは48回生から実施されている総合的な学習の時間の取り組みを4人でまとめたもので、灘高校、神戸大学付属、枚方高校の発表者と意見交換してお互いに理解を深めました。
参加した4名の感想です。
余田光樹也
今回僕は9月19日に開催されたESD実践研究集会の自由研究発表に参加しました。
北須磨高校で48回生から取り組み始めた活動の1つである「修学旅行を通した探究活動」について発表すると同時に他校の生徒が取り組んでいる活動についても知ることができたことはとても貴重な経験でした。また、zoomを用いた発表機会であり、対面ではないことによる緊張感や、パワーポイントの資料のアニメーションでのタイムラグなどを考慮したテンポでの発表なども高校生という立場で味わえることは少ないのだろうと思いました。
他校には教育格差について発表している生徒や、学校として代々取り組んでいる活動について発表している生徒のように色々な人がいました。その中で感じたこととして挙げられるものとして、自分たちの内容の薄さがあります。北須磨高校の活動はまだ1年分のデータしかありません。したがって、内容がどうしても薄くなってしまうのだと思います。つまり、今後の北須磨高校はもっと良い発表が行うことができるはず! と思っているということです。
後輩のみなさん、みなさんが2回、3回…と積み重ねられた活動を発表する機会を得て、僕たちの続編のような発展した発表をしてくれることに期待しています。ESDという言葉、SDGsという言葉は馴染みがなく難しいかもしれませんが、視点を変えて捉えれば想像以上に簡単な、ありふれた事柄とつながっています。最初から理解できる人などはほとんどいません。少しずつ、自分たちの歩幅で歩み寄り、時間をかけて深い内容を「探究」してください。
大岩咲
今回発表の資料作成を通して、自分たちの活動を見つめなおすことができました。
活動を行っている当時は目的などをあまり考えないで取り組んでいたところもあったので、この発表でさらに深く知ることができて良かったと思います。
このESD活動が1回目ということで生徒間での興味の違いや、調べやすさの面からテーマの偏りが大きいなどの反省点が多く見られました。
そのため、これらの反省点をこの発表の優秀作品や改善策などから次に繋げ、より深い探究活動を行ってほしいと思いました。
発表会には所用があって参加できませんでしたが、製作に携われたことは私にとって、とても良い経験になったのではないかと思います。
清水歩
私は、9月19日と20日に開催されたESD実施研究集会にzoomで参加しました。私の場合は、その場で発表はせず、発表者のプレゼン準備に携わりました。この集会は、様々な学校が参加していました。灘高校、神大付属、枚方高校など。私は、この場を通じて、短時間であったものの、様々な考え方を見聞きしたり自分自身で考えたりしました。例えば、ある高校は教育格差について話していました。公教育の在り方、塾や予備校の在り方。また、今の社会の教育現状など。話を聞いている中で、私は,同調できる部分もあれば、異なった考え方を持った部分もありました。総合討論の時間が限られていたため、私の意見を発することはできませんでした。しかし、単に話を聞くのではなく、発表者や参加者などの他方面の意見を聞き、かつ自分自身の意見を持って参加することができ、有意義な時間でした。また、様々な意見を見聞きすることができ、私自身のそのテーマに対しての視野が広がりました。
この集会では、私は発表内容以外にも得たことがあります。それは、プレゼンテーションの仕方です。私は、同校の発表者のプレゼン準備に携わりました。しかし、私は、zoomならではの特性を理解していなかったため、文字の大きさや文章量を間違えてしまい、仲間に迷惑をかけてしまいました。また、色の配列や統一性を無くしてしまった時もありました。でも,その時に仲間や総探の先生の支えがあり、関わっている一人として発表者を支え、責任をもってやり遂げることができました。
そして発表当日は、他校のパワーポイントの構成や発表方法を通じて、様々な発表方法があることに対して刺激を感じ、それと同時に、良い意味で発表方法を奪い、私自身が今後発表する際に,活かしていこうと思いました。
私は、このような集会に携わることができて良かったと思います。私は高校三年生で受験生です。受験勉強は、進路実現に向けて必要です。しかし、受験勉強以外で、このような貴重な場を通じて、社会のことや人の考え方、プレゼンに関することなど、自分自身にとって、いろんなことを吸収することができました。今後、私が日々を送る中で、様々な場面を通じて人前で発表したり、プレゼンをしたりすると思います。その時は、今回得たことを無駄にせずに自分自身が伝えたい事を発せていければいいな,と思っています。
また、今回の集会は、ESD活動メインの集会でした。本校や世界各国が力に入れているSDGsも関係していました。今後、私自身ができることをよく考えて行動したり、環境や他分野の興味があることを私なりに調べたり考えたりしていきたいと思います。
このような集会に参加でき、携わった全ての人に感謝しています。
田中晃太
色々な社会や環境の課題に対して様々な解決策を模索している様子が分かった。地域の課題であったり、それこそ広げていけば世界規模の課題になったりそれを解決しようとする姿が見てとれた。なかには、そもそも自分たちの力では解決することは無理ではないかと思うような課題でも各々で実際に実行できそうな解決案を提案していて感心した。このような課題に一度真剣に考えてみようと思った。また自分達の発表も、今後のユネスコスクールとしての活動をより良いものにしていけるだろうと思う。今回の自由研究発表会で色々な社会や環境の課題について考える機会となった。今までは校内の身近な人達としかこのように意見を聞く機会がなかったので、いつもとは違うような意見がきけて面白かった。
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