中秋の名月観望会

9月29日 金曜日 今日は中秋の名月ということでお月見をしました。サイエンスクラブのお月見は毎年恒例行事であり、超ハイスペック望遠鏡を担いでグラウンドでお餅をつまみます。しかし、今年はなんと!なんと! 待望の茶華道部のMr.Kとのコラボ企画です。お餅だけではなく、抹茶が手に。更に!美術部、合唱部の皆さんと一緒に風流を嗜むスペシャル特番です。

北須磨高校は南に山がある学校で毎年水蒸気の影響で曇りがちなのですが今夜はまるで空が出迎えてくれたように晴れてお月見にはベストコンディションでした。18時くらいから月がで始めるのですが、山の端を上るので18:30からお月見を始めました。

お団子作り:2種類の団子粉を使ってお餅を作りました。初めは表示通りの水と粉の分量を混ぜ合わせたのですが、ドロドロになってしまい失敗しました。また、茹ですぎて溶けてしまいました。様子を見にいらした茶華道部の顧問を受け持っておられる家庭科のN村先生からアドバイスをいただきました。

野点:グラウンドの上に机を置き、その上でお茶を点てました。電気ポットでお湯を沸かして茶筌でたてました。お茶碗は一個しかないので、お茶碗で点てた抹茶を紙コップに移して振舞いました。夜は肌寒いので温かい飲み物は好評でした。

☟トイレットペーパーは風流に欠けるのでできるだけ見ないようにしてください。

望遠鏡の組み立て:ハイスペック故に重量がある望遠鏡なので4階まで下ろすだけで一苦労でした。傷つけないように慎重に組み立てました。

☟右側:北須磨のガリレオが降臨しました。

月、土星の観測:望遠鏡から眩しいくらいに降り注ぐ月光に皆さん感嘆しました。月まで走ろうと試みる者も現れました。

☟望遠鏡の接眼レンズからスマートフォンで撮った写真です。うさぎさんがお餅をついてるのがよくわかります。

感度が高い一眼レフカメラを使って本気を出せばもっとクリアな写真が撮れます。

右側:土星

☟こんなふうに撮れます

☟土星を見てうっとりする合唱部顧問N島先生

 

いつの時代も月に思いを馳せる日本人の心は不変であることがわかりました。

次は冬も近づき木星も出てくるので、一眼レフを携えてベストショットを撮ろうと考えています。

こうして宇宙壮大さを知れば知るほどのめり込み、人々は天体観測という無限の可能性に溢れたブラックホールに飲まれていくのです。