ESD通信

美浜原子力発電所見学

1125日(土)

エネルギー教育の一環として希望者対象に美浜町エネルギー環境教育体験館「きいぱす」と美浜原子力PRセンターを訪問しました。

「きいぱす」では、かまどを使い、電力が無かった時代のエネルギーについて考える体験をしました。少量の薪で効率よく炊き上がったご飯で握ったおにぎりは本当に美味しく大満足でした。その後、様々な運動エネルギーの測定を楽しみました。

美浜原子力PRセンターに移動し原子力発電についての歴史、原理ついて解説を受け、模型をとおして構造について理解を深めました。

身近にあるエネルギーの特徴を理解し、日々の暮らしや地球環境について考えることができた良い1日となりました。

 



生徒の感想

〈きいぱすのかまど体験〉

今、スイッチひとつで多くの事ができる時代だが、木を集め、火をつけて、ご飯が出来上がるまで火加減を調節しなければならない手間と時間がかかる不便だった昔の生活に良さを感じてしまうことは不思議だ。

〈運動エネルギー測定〉

まず、自分が思っていた以上に電力を消費していることに驚いた。日本のエネルギー自給率は4%なのに、こんなにも消費していて大丈夫なのかと不安に思った。節電の必要性を強く感じた。

〈美浜原子力PRセンター〉

原子力発電の考えが一変した。東日本大震災以降、放射能は危険、原発は停止すべきだというニュースを見聞きし、私も早く停止した方が良いと考えていた。しかし、厳重なチェックの上で安全を認められて稼働していることや日本のエネルギー自給率を知ると、原発は必要なのではないかと考えが変わった。私は結局、原発のことを何も知らなかった。本当のことは、関わっている人に直接聞かないとわからない。ということがわかった。