高等部

2025年12月の記事一覧

高等部 保護者参観 ~ 販売およびデモンストレーション ~

 12月12日(金)、高等部保護者参観では、作業学習の日頃の学習成果を「販売およびデモンストレーション」として発表しました。

 ものづくり系4班(木工・農園、手芸、工芸、軽作業)では、自分たちが心を込めて作った製品を販売しました。お客様が手に取ってくださり、「これいいね」と声をかけていただいたときの生徒の笑顔がとても印象的でした。売れていく喜びの中に、これまで頑張ってきたことが報われたような満足感が感じられました。また、友達と役割を分担しながら製作から販売までをやり遂げたことで、協力の大切さや達成する喜びを実感していました。

 サービス系3班(環境サービス、喫茶サービス、物流・パソコン)では、練習を重ねてきた作業をデモンストレーションとして披露しました。緊張しながらも堂々と作業を行う姿からは、これまで積み重ねてきた努力と成長が伝わってきました。友達や保護者の方に見てもらえたことが、生徒一人一人の大きな自信につながったようです。

 販売やデモンストレーションを通して、生徒一人一人が「できた」という喜びと「友達とだから頑張れた」という安心感を味わうことができました。これからも友達と励まし合い、協力し合いながら、自分の力をさらに伸ばしていってほしいと思います。

 

 

高等部 生徒間の販売・購入学習およびデモンストレーション

 12月11日(木)、高等部では作業学習班による「生徒間の販売・購入学習及びデモンストレーション」を実施しました。学年ごとに、ものづくり系作業班の商品を購入したり、サービス系作業班の作業を見学・体験したりする活動を行いました。

 生徒たちは、販売やデモンストレーションを通して、自分たちの作業を振り返ると同時に仲間の取り組みや工夫に触れることで多くの気付きがあったようです。

 「友達の頑張りを認め合うこと」「仲間から学ぶこと」を実感する、温かく前向きな交流の場となりました。こうした経験を通じて、一人一人が自分の力をさらに伸ばし、高めていってほしいと思います。

 12日(金)には、この取組を保護者の皆様にも披露します。生徒たちが積み重ねてきた作業学習の成果を直接ご覧いただくことで、子どもたちの成長を感じ取っていただき、家庭と学校が共に支え合いながら、今後の学びを深めていける機会となれば幸いです。

 

 

 

 

兵庫県特別支援学校技能検定(パソコン部門)

 12月9日(火)、兵庫県特別支援学校技能検定(パソコン部門)が本校で実施されました。パソコン部門の検定には、文字入力・文書作成・データ入力があり、指示された課題に対して制限時間内にどこまで遂行できたかを兵庫モデル評価表に基づいて審査し、1~10級を兵庫県教育委員会が公式に認定します。

 受検した生徒たちは緊張感の中にも真剣な表情で取り組み、それぞれの部門で日々の練習の成果を発揮できるよう頑張りました。努力の積み重ねが形となり、今後の学習への意欲にもつながる一日となりました。

高等部 生徒会役員選挙

 12月8日(月)、生徒会役員選挙を実施しました。

 立会演説会では、立候補者が「なぜ立候補したのか」「どんな活動をしたいか」といった思いを、自分の言葉で伝えていました。推薦人も、立候補者の普段の頑張りや人柄を紹介しながら応援し、会場全体が温かい雰囲気に包まれました。

 演説を聞く生徒達も一人一人の発表にじっくりと耳を傾け、発表が終わるたびに大きな拍手を送り、友達の挑戦を認め合う気持ちが伝わってきました。

 演説会のあとは信任投票を兼ねた投票が行われ、一人一人が投票用紙を受け取り、よく考えて一票を投じました。全員が自分たちの代表を選ぶ活動に参加し、学校をよりよくしていこうとする気持ちを新たにしました。

 今回の選挙は、単に役員を決めるだけでなく、「自分の考えを伝える」「相手の話を聞く」「仲間と一緒に学校をよりよくしていく」という、民主的な活動を体験する大切な学びの場となりました。結果は後日発表され、新しい役員の活躍が期待されます。これまで学校を支えてくれた前役員の皆さんへの感謝の気持ちも込められた、温かい選挙となりました。

 

高等部2,3年 卒業生との交流会

 12月3日(水)、本校を巣立った3名の卒業生(R6年度卒業生3名、R5年度卒業生1名)が来校し、高等部2・3年生と交流しました。卒業生は現在働いている仕事先での一日の流れや仕事内容、学生時代との生活リズムの違い、仕事をしていて嬉しいこと、しんどいことなどを、画像を交えて分かりやすく紹介してくれました。

特に「仕事をするうえで心がけていること」として、

 ・「困った時には、自分で勝手に判断をしないで周りの人に相談すること」

 ・「任されたことは、ミスなくやり遂げる必要がある」

 ・「遅刻や休まずに働けるよう、仕事が終わるとリフレッシュをすることが大切」

 ・「挨拶を自分からすることを大切にしている」

 ・「学校では先生が助けてくれるが、社会に出ると自分から発信することが大切である」

といった経験に基づく言葉が印象的でした。

 在校生たちは、卒業生のリアルな体験を通して「働くことの厳しさとやりがい」「日常生活

の積み重ねの大切さ」を実感し、改めて自分たちが今取り組むべきことや身に付けるべき力

を確認することができました。また、将来の自分の姿をより具体的にイメージするきっかけ

にもなりました。

 ご多用の中、貴重な体験談を語ってくださった卒業生の皆さん、本当にありがとうございました。

 

高等部1年 校外体験学習

 11月28日(金)、高等部1年生は校外体験学習で神戸に行ってきました。行き帰りはJRを利用しました。車内でのマナーは良く、乗降車や乗り換えもスムーズに行うことができました。「神戸海洋博物館」の前で集合写真の撮影した後は、各クラスに分かれての活動となりました。

 神戸海洋博物館内の「カワサキワールド」で鉄道やオートバイなどの展示やオフロード車やジェットスキーのシミュレーション、鉄道模型やクイズなどを体験しました。

 その後、「Umie」に移動し、事前学習で決めた活動計画に沿って予算を考えながら昼食を選んだり、お土産を買ったりすることもできました。みんなで協力し合って楽しく充実した体験学習を行うことができました。

 

高等部2年 主権者教育(選挙学習)

 11月21日(金)に主権者教育(選挙学習)を行いました。姫路市選挙管理委員会より講師をお招きし、講義をしていただきました。選挙の大切さや投票の流れを確認し、質疑応答で生徒の選挙への疑問に対して詳しくお答えいただいたあと、模擬選挙を行いました。「私の選ぶ給食メニューについての選挙」と題して2名の候補者が立会演説を行いました。給食の和食と洋食のいいところをそれぞれ立候補者が演説し、生徒は投票する候補者を選び、一票を投じる選挙の体験をしました。投票から開票まで本物さながらの模擬投票や、選挙の大切さについて学ぶ講義は、18歳から投票権が得られる2年生にとって大変貴重な機会となりました。