兵庫県立赤穂高等学校 校長 菊川 泰 |
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海と山の自然に恵まれ、赤穂藩の城下町として栄えた歴史と文化が息づく街にある本校は、令和9年度に創立百周年を迎える歴史と伝統を持つ学校です。「質実剛健」「礼譲敬愛」「自主創造」を校訓に掲げ、「真」を学び、「善」を行い、「豊かな感性」をもつ生徒の育成をめざしています。
今、学校教育は百年に一度の大変革を迎えていると言われます。グローバル化と情報化が相まって、予測困難な時代を迎える中で、社会の急激な変化に柔軟に対応し、自らの力で新しい社会を切り拓く力の育成が求められています。このような状況の中、各高等学校にはこれまでの教育方針を継承しつつも、学びたいことが学べる魅力と活力ある学校づくりを進めるために教育課程の見直しや学科改編を行うことが求められています。本校も従来の自然科学分野を中心とした「総合科学探究類型」から文理融合型の「地域みらい探究類型」へと改編し、社会の変化に対応できるよう教育内容をリニューアルしました。
本校のスクールミッションは、「『質実剛健 礼譲敬愛 自主創造』の理念のもと、地域の課題を発見し探究する力、解決に向けて他者と協力して主体的に行動できる力、適切に表現し伝える力を備え、地域経済や文化の活性化等、地域貢献できる人材を育成する。」です。探究する力と、他者と協力する力の育成は、すべての高等学校に求められているものでありますが、特に価値観の異なる者と力を合わせることは容易ではなく、多くの知識を持つことやそれを活用するだけでは上手くいきません。「主体的に行動できる力」や「適切に表現し伝える力」を備えることが不可欠ですが、それは座学を中心とした従来の教育活動だけでは育むことが難しく、人と人との直接的なつながりの中で身につくものと考えています。
本校はこれまでも地域との連携によって特色ある教育活動を展開することで成果を収めてきましたが、魅力ある学校づくりに完成はありません。今後も地域の皆様とともに、生徒が成長できる学校、地域になくてはならない学校づくりに邁進する所存です。引き続きよろしくお願いいたします。
令和7年4月1日 兵庫県立赤穂高等学校
校長 菊川 泰