2025(令和7)年度 地域みらい探究類型

令和7年度入学性から 特色類型として「地域みらい探究類型」となります。

新類型「地域みらい探究類型」のビジョン
1 赤穂高校が育てたい生徒
 主体性を持ち 自ら考え行動し 社会で活躍できる生徒
2 「地域みらい探究類型」で育てたい生徒
 地域の活性化・魅力化を目指し 将来社会の牽引役として活躍・貢献できる生徒
 【そのために育てたい力】
  ・主体性 協調性
  ・課題発見力 課題解決力
  ・論理的思考力 判断力
  ・コミュニケーション能力
  ・発信力 プレゼンテーション力
3 学びの特徴
 (1) 実践的探究活動
 (2) 地域との協働
 (3) 専門家の教授
 (4) 地域のイベントやボランティアへの参加
 (5) 各種コンペ・コンテストへの参加
 (6) その他スキルアップのための課題の取組み
4 3年間のスケジュール
 1年生・・・探究の基礎知識・スキルを身につける。
  ① 情報収集・分類整理・分析のスキルを学ぶ
  ② 課題発見・仮説・検証のスキルを学ぶ
  ③ P(計画)D(実行)C(評価)A(改善)サイクルの実践定着
  ④ ディスカッションスキルを学ぶ
  ⑤ 実際に上記のスキルを使って班別に探究活動の練習
 2年生・・・探究活動を実践し、発信する。
  ① 地域の課題(環境・観光・経済・教育・福祉・健康など)について、
   1年生で学んだスキルを活かして、解決策の提言ができるように、より深い探究活動を実践する。
  ② 校外コンペ・コンテストへの出場を目指す。
  ③プレゼンテーション・ポスターセッション・レポートなど、情報や意見をさまざまな形式で発信できるようにする。
 3年生・・・2年生までの探究活動を振り返り、自らの今後のキャリア(進路)設計を行い、実現させていく。
  ① 自己分析を行い、何を強みとして何を学ぶためにどのようにキャリアを積んでいくか計画する。
   ② プレゼンテーション(一方向型)からグループディスカッション(双方向型)へと発信スキルを強化していく。
  ③ 探究活動で学んだスキルを実績として、自らの進路実現に向けた探究活動をする。
5 「地域みらい探究類型」とそれ以外の生徒の学習内容の違い
 ・「探究活動」の時間を多く実施し、より深く時間を掛けた探究活動を行う。
 ・集中講座を設け、校外での探究活動にも取り組む。
 ・校外コンペ・コンテストへ積極的に挑戦する。
 ・探究の基礎スキルに特化した課題学習をする。
    (例)文章要約訓練・発表資料作成・発表練習 など

2024(令和6)年度 総合科学探究類型

9/10 総合科学探究類型 AI特別講義を受講

9月10日(火)7限に総合科学探究類型2年生を対象に岡山理科大学工学部情報工学科の片山謙吾教授に本校に来ていただいて、人工知能技術(AI)について特別講義を行っていただきました。

    

片山教授は暗闇における野生動物のビデオ画像をAIで認識させ、線路や畑に入ろうとした猪や鹿を確認するとそれぞれの動物が嫌う音等を出し、敷地内に入らせないといった動物にも優しい「害獣駆除」の研究をされています。四六時中爆発音を出したり、電流を流すのではなく、暗闇でもセンサーでとらえた時だけ嫌う音をだす様子をビデオで紹介してもらったので、AIはすごいなと思いました。

   

また、AIの歴史として1945年の「初代コンピュータ」ENIACが作られて以降、3回のAIブームがあったことなどのAIの歴史、CHAT GPTのしくみやDeepLearmimg(深層学習)などをわかりやすく紹介していただきました。生徒たちはメモをとりながら、AIのしくみの一端に触れるよい機会となりました。

 

 8/8 総合科学探究類型 赤穂化成で塩の析出実験を体験

8月8日(木)総合科学探究類型の2年生17名が赤穂市坂越の赤穂化成株式会社赤穂工場に自転車で赴き、塩の析出実験を体験させていただきました。 赤穂化成は赤穂東浜塩田の歴史を引き継ぎ、塩を基に様々な製品を開発されている会社です。

  
会社の3階の天塩スタジオに案内され、坂越湾を一望できる場所で赤穂化成の企業としての業務内容や塩の製造に関する説明を受けた後、潅水(かんすい:塩分が溶けている水)を水を加熱し、水分の一部を蒸発させた後、氷で冷やし、溶けきれなくなった塩分の析出量を測定する実験を体験させていただきました。ゴーグルをつけ、やけどをしないように実験し、実験結果を踏まえて、しくみを説明していただきました。 実験後、工場見学と一般の見学では入れない分析室に入り、様々な計器について説明していただき、有意義な研修になりました。

 8/6 総合科学探究類型2年生 鳥取大学を訪問

8月6日(火)総合科学探究類型の2年生18名は貸し切りバスに乗って鳥取大学の工学部と農学部を訪問し、施設見学や大学での研究内容を担当の教員から説明を受けました。

   
鳥取大学入試センターの森川教授から各学部の概要と教授自身の大学生の時から研究者になるまでの体験談等を話していただきました。また、農学部の3年生と本校卒業生で農学部の2年の先輩から学生生活について話してもらい、今後の学生生活や受験体験、将来の展望などを話してもらい、生徒たちからの質問に答えてもらいました。 午後は、工学部と農学部の施設見学を案内してもらった後、砂漠化や干ばつの研究を行っている乾燥地研修センターを見学し、砂丘の成り立ちや熱帯を再現したドームの中を案内してもらい植物の生態を説明してただきました。 暑い中で鳥取大学ならではの施設や研究を見学し、有意義な研修となりました。

 特別授業「赤穂の環境について」

7月9日(火)赤穂市環境課に勤める赤高58回生の先輩から、赤穂市や千種川、瀬戸内海の環境について測定方法を含め教えていただきました。千種川の水質は表のようにBODが0.8と良好だが、海は窒素・リン濃度が低く漁獲量が減少とのことでした。
探究類型では環境も含め夏の施設見学や特別実験を通じて探究力を高めていきます。