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各学年が講演会を実施しています

 6月21日(水)に助産師の齊藤眞智子さんにお越しいただき、「大切な心と命、高校生の生と性」というテーマで2年生を対象にご講演をいただきました。本校での講演は今回で20回目の講演で、男女の性についてやLGBT、デートDV等について動画等を用いてわかりやすく説明していただきました。

【生徒の感想より】

・思春期になると、みんな性のことについて関心や興味がわいてくると思うけれど、その時の気持ちだけで行動せず、あとさきのことを考えて行動したいです。

・性は男女間において考えが少し違うことがわかりました。デートDVは周りからはわかりにくいので、もし被害にあっていても自分だけで悩まないように誰かに相談したり、誰かから相談を受けた時には真剣に相談にのれるようにしようと思いました。

・自分を守る行動が自分の大切な人も守ることになるということがわかりました。大人になったら自分の行動は自分で責任を持たないといけなくなるので、正しい知識を持ち、正しい選択ができるような人になりたいです。

 

 

 

 

 

  

 また、7月12日(水)1年生を対象に、前田良さんをお招きし、生き方を考える講演会を実施しました。

 前田さんは宍粟市に「女性」として生まれた方で、幼少期より自身の性に違和感を持ち、「性同一性障害」(心の性と体の性の不一致)と診断されました。

 その後、性別を「男性」に戻して結婚され、AID(非配偶者間人工授精)により、2児を授かるも、血縁関係がないことで、親子関係が認められず、東京家裁に「戸籍訂正許可申立」を却下され、高裁への控訴も棄却されました。しかし、最高裁にて、逆転勝訴の判決を得て、親子関係が認められ、現在は各地で講演活動をされている方です。

 講演の中では、前田さん自身のこれまでの人生体験や、自分とは異なる価値観の人と出会ったときにその人の価値観を尊重すること、自分の価値観を押し付けないことなどを話されていました。

 講演会を通して、生徒達は命の大切さを学んでいます。次回は7月18日(火)に3年生が、がん教育講演会を行う予定です。