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校長室より

令和5年度 芸能鑑賞会 学校長挨拶

令和5年度 芸能鑑賞会 学校長挨拶(令和5年10月26日(木))

              学校長  上出 正彦

 

皆さん。こんにちは。今日は芸能鑑賞会と言うことで「和太鼓 松村組」さんに来ていただき、和太鼓とマリンバ、世界の民族楽器を中心に演奏していただきます。

今日の鑑賞会では、異なる文化から生まれた音楽の美しさを私たちに示してくれるものと思います。多くのインスピレーションを受け、音楽と文化の力を感じ取ってもらえたらと思います。

最後に、この鑑賞会には多くの人々の尽力があったことを忘れず、特に演奏者の方々、先生方、スタッフ、そして観客である皆さんの聞く姿勢がこの鑑賞会を作り上げます。

どうぞ、素晴らしい時間をお過ごしください。

以上、開会の挨拶といたします。

 

令和5年度 第71回体育大会 講評 

                   学校長 上出 正彦

 生徒の皆さん、お疲れ様でした。

 今年の体育祭は好天に恵まれ、ヒヤッとした場面はありましたが、大きな怪我や事故もなく、大変素晴らしい体育大会だったと思います。何よりも、競技に真剣に取組む姿や長縄跳びなど団体競技でみんなが団結している姿が特に素晴らしかったです。うらやましかったです。

 応援することの大切さと、応援されることのうれしさを感じた人が少なからずいると思います。それは真摯に体育大会に臨んだからこそ感じる感情です。一生懸命に真剣に取組んだからこそだからこそ、応援の意味が分かることと思います。

 成績発表は後日ということですが、各学年それぞれの持ち味を出しながらよく頑張ってくれました。

 最後になりましたが、昨日から準備をしてくれた体育委員をはじめ部活動生徒の皆さん、

 また、陰に日向に体育大会を支えてくれた生徒会の皆さん、

 本日お越しいただいた保護者の皆様、朝早くからお手伝いいただいたPTA役員の皆様

 そして、体育科の先生方を中心にこの体育大会に尽力いただいた方々に心から感謝を表して講評を閉じたいと思います。

 皆さん、今日は本当にお疲れ様でした。

 

PS.(講評では言えなかったですが、皆さんの活躍を見ていてこんなことも思いました)

 競技においては勝つことも負けることもあります。しかし、最も大切なのは、競技を通じて成長すること。そして、どの種目でも、チームメイトやライバルたちとの協力と友情が、勝利以上に貴重なものであったのではないかと思います。

令和5年度 第71回体育大会 開会挨拶

                 学校長 上出 正彦

 おはようございます。本日は素晴らしい天気に恵まれ、第71回体育大会を開催できること大変うれしく思います。しかしながら、今年度は、コロナやインフルエンザの影響で、予行が中止となり、競技種目を一部変更しての実施となりました。まだまだ体調が本調子でない人もいるかもしれません。もし、体調等に異変が感じられたときは決して無理することなくすぐに申し出るようにしてください。時には辞退する勇気も大切です。

 さて、この体育大会は、高砂高校の伝統と誇りの一部です。スポーツは、単なる競技ではなく、協力、努力、忍耐、そしてフェアプレイの精神を体現するものです。今日の体育大会では、それらの価値観を全力で追求し、実践してくれるものと思います。

 最後に、ご来場いただきました保護者の皆さま、PTA役員の皆さま、ありがとうございます。また、準備に当たってくれた皆様ありがとうございます。

 それでは、皆さん、体育大会をしっかりと楽しんでください。思い出に残る素晴らしい一日となることを期待しています。

 以上、開会の挨拶とします。

令和5年度2学期始業式 学校長式辞

2学期始業式 学校長式辞     高砂高等学校長 上出 正彦

 防災の日スライド.pdf

 充実した夏休みでしたか?まずは、今日朝元気に登校してくる生徒諸君を見て一安心しています。また、部活動でもジャズバンド部が神戸市長賞を受賞、柔道部は北海道で開催されたインターハイ出場に出場、野球部では県大会出場するなどめざましい活躍や、ほかの部活動も次の高みに向けて日々練習に励んでいました。何かに一生懸命に取組むことは素晴らしいことだと思います。

 1学期の終業式で、校則について2学期以降考えましょうとお話をしました。1学期末には新しい生徒会役員も決まりました。今学期からしっかりと話を進めたいと思います。

 いよいよ2学期です。3年生は進路に、2年生は学校の中心に、1年生は中堅学年に向けてスタートします。皆さんの頑張りに期待をしています。

 さて、今日9月1日は何の日かご存じでしょうか?今日は防災の日と定められています。そこで今から12年前に起こった東日本大震災を振り返り、防災にちなんだお話をしたいと思います。私はこの夏に宮城県に用事があり、仙台を訪れたのですが、その時に、東日本大震災が襲った町も訪問してきました。私が訪れたのは、名取市閖上地区という仙台空港から近いところです。

 語り部の方の案内で、現地を説明してもらいました。その時に印象に残ったのが、ここは牡鹿半島があるから津波が来ないと昔から聞いていた。しかし、強いゆれの後、約30分後に9Mを超える津波が辺り一帯に押し寄せてきた。5700人住んでいた人のうち750人がなくなられた。今でもその光景が頭から離れない。この30分で避難した人は助かったが、大丈夫と思っていた人は津波にのまれてしまった。この30分が生死を分けたといっておられました。「まさかここには津波は来ない」と語り部さん自身も思っていたそうです。「小さい頃から住んでいた町でそんなことは想像もできなかった。」幸いにも語り部さんは奥様の強いすすめで高台に避難されたそうですが、ご近所の方は残られた方も少なくなかったようです。「津波が来たときはバキバキと音を立てて迫ってきたが、津波が引くと静寂となった。」と言っておられました。日頃から防災意識を高く持ち、地震が発生したらみんなが計画的に高台へ避難できたら犠牲者はほとんど無かったと思うとおっしゃられていました。だから今、語り部をしていると、、、

我々がこの教訓から学ばなければいけないことは、

①     日頃から防災に対する意識をもつこと。

②     避難経路を把握しておくこと。

③     「まさか」は起きる。

 さて、2学期が今日からスタートします。体育大会、芸術鑑賞会、オープンハイスクール、100周年記念式典など、たくさんの行事が開催予定です。1日1日精一杯の努力をして、自分自身の成長を実感できる2学期にしてください。

 以上、夏を終えての再会を喜ぶとともに、2学期への期待を伝え、始業式の式辞とします。

令和5年度 夏季オープンハイスクール(特色類型)学校長挨拶(要旨)

令和5年度 夏季オープンハイスクール(特色類型)学校長挨拶(令和5年8月4日)

 R5オープンハイスクール(学校長スライド).pdf

 みなさんおはようございます。本校校長の上出正彦と申します。どうぞよろしくお願いいたします。

 本日は本校の夏季オープンスクールに参加してくださいまして、誠にありがとうございます。心より歓迎いたします。本日は特色類型のオープンハイスクールということで、スポーツ類型、看護医療類型についての説明を中心にさせていただきます。このあと、各類型の説明、先輩との懇談、部活動見学と続きます。短い時間ですが、高砂高校の全てをお見せしますので、進路選択の参考にしてくだされば幸いです。どうぞよろしくお願いします。

 私からは高砂高校の特徴と、高砂高校が望む生徒像をお話しします。

 まず、本高とはどんな学校か、について。

 ①本校は大正12年(1923)に創立され、本年度100周年を迎える県下有 数の伝統校であります。来年度は次の100年に向けた新たなスタートの年となります。

 部活動も活発に活動しています。高校の夏休みには全国大会であるインターハイが行われます。本年度本校では、柔道部が、個人戦ではありますが北海道で行われるインターハイに出場します。また、文化部でも、ジャズバンド部など活発に活動しています。

②敬愛・勤勉・奉仕の校訓のもと文武両道を実践し社会に有為な人材を輩出してきた。

 文武の両立を目指して努力することによって、人間力が鍛えられ、それが校訓である敬愛・勤勉・奉仕の精神を成就し、社会に貢献できる、人間性豊かな生徒の育成につながると考えています。自分のことしか考えないような、自己中心的な、協調性のない人間を育てても意味がない。様々な活動を通して、人間性を深め、人格を高めあう、それが本校の校訓にこめられた思いです。また来年度入学生より1年時に設置していた特進クラスを廃止して、2年時に進学クラスを新設し、卒業時の進路に向けた出口戦略を学校全体で取り組んでまいります。

 続いて、どのような生徒に入学してほしいか、ということをお話しします。

 まずは、とにかく意欲のある人、です。 勉強と部活、勉強とプラスαで、両立させようと頑張る人に来てほしい。勉強だけではない。文武の両立を目指して努力する人、すなわち、敬愛・勤勉・奉仕を実践してくれる人を強く望みます。また、何事にも挑戦しようとする意欲のある人に来てほしい。これから頑張る気持ちの強い人は、必ず伸びます。目標に向かってがんばる人にきてほしいと考えています。

 また本校は、学校行事(体育大会、文化祭等)も盛んです。こうした行事に積極的に参加する人に来てほしい。学校行事を通して人間関係構築力が身に付き、課題解決能力も育まれます。これからの社会では、こうした力が特に必要とされます。そうして、志を高くもって自分の道を切り開いていいってほしいと願っています。

 最後です。 残された中学校生活、目標をしっかり持って頑張ってください。色々なことに興味・ 関心をもって、内容の濃い時間を過ごしてください。世の中の大抵のものは、あなたの考え方次第で、どうにかなります。丁寧に向かえば丁寧に応えてくれます。ふざけて向かえば手痛いしっぺ返しが待っています。いつでも 積極的に前向きで物事に向かう姿勢を目指してほしいです。

 本校の現状や取組の成果を踏まえ、保護者や地域から、より一層信頼される学校づくりを目指し、次の100年に向けて一歩一歩教育活動の改善と推進に努めてまいります。

 そして、皆さんと来年4月に高砂高校お会いできることを願っています。

 それでは本日はどうぞよろしくお願いします。(完)