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校長室より

令和6年度 体育大会 開会挨拶

令和6年度 体育大会 開会挨拶    学校長  上出 正彦

 

 おはようございます。本日は素晴らしい天気に恵まれ、第72回体育大会を開催できること大変うれしく思います。

 さて、この体育大会は、高砂高校の伝統と誇りの一部です。競技は真剣に競い合い、友を全力で応援する。しかし、競技が終わればノーサイド。お互いをリスペクトし、たたえ合う。そのような伝統を100年のながきに渡って多くの先輩方が培ってこられました。

スポーツは、単なる競技ではなく、協力、努力、忍耐、そしてフェアプレイの精神を体現するものです。今日の体育大会では、それらの価値観を全力で追求し、実践してくれるものと思います。

 しかしながら、コロナやインフルエンザまだまだ余談を許さない状況が続いています。体調が本調子でない人もいるかもしれません。もし、体調等に異変が感じられたときは決して無理することなくすぐに申し出るようにしてください。時には辞退する勇気も大切です。

 最後に、ご来場いただきました保護者の皆さま、PTA役員の皆さま、ありがとうございます。また、準備に当たってくれた皆様ありがとうございます。

 それでは、皆さん、体育大会をしっかりと楽しんでください。思い出に残る素晴らしい一日となることを期待しています。

 以上、開会の挨拶とします。

令和6年度 2学期始業式式辞

2学期始業式 学校長式辞

           高砂高等学校長   上出 正彦

 

 始業式の目的は二つです。一つは、長期休業を終えての再会の日に、元気な姿を互いに確認し合い、喜び合うこと。二つ目は、新たな学期の始まりにあって、重点的に取り組むことや大切にしたいあり方を確認し、共有することです。

 まずは、今日朝元気に登校してくる生徒諸君を見て一安心しています。この夏休み期間は大きな風紀の乱れや、生死に関わる事故もなく、皆さんきちんと規律を守ってくれていたみたいです。

 さて、夏休みはいかがでしたか。心身共にリフレッシュできたでしょうか。

 今日は2学期始業式ということで、みなさんの将来の夢や目標についてお話ししたいと思います。将来の夢や目標はありますか?と尋ねられてはっきりと答えられる人もいれば、まだ決めかねていたり、あまり明確に決まっていない人もいるのではないでしょうか。今回は夢や目標を持つ大切さや、将来成功を収めるためのヒントを教えてくれる言葉を紹介します。

「夢なき者に成功なし」です。

 この絵の人物は誰か分かりますか?幕末動乱の時代に活躍した江戸時代の思想家・教育者である吉田松陰です。そして、「夢なき者に成功なし」の言葉は、吉田松陰が遺した言葉です。

彼が教鞭をとっていた松下村塾は、高杉晋作や伊藤博文など、後の明治維新において多大な影響を与えた人物を多数輩出したことで知られています。

 では、「夢なき者に成功なし」についてみていきます。

 松陰は次のように述べています。

夢なき者に理想なし

理想なき者に計画なし

計画なき者に実行なし

実行なき者に成功なし

故に、夢なき者に成功なし。

 「自分の夢のない人には、未来に向かって、このようなふうにしたいという理想がありません。未来に向かって理想のない人には、その理想を実現する ために、自分から計画したり予定を立てたりすることはできません。そして、自分から計画できない人 に何かを実行することはできませんから、自分のこれからの成功はない。そう考えると、夢のない人には、成功はなくなってしまう。」ということです。

「夢なきものに成功なし」と言われますが、本当に夢のない人に成功はないのでしょうか? 逆に、「夢があれば、成功する」のでしょうか? いいえ、夢があっても叶えられない人は世の中にたくさんいますから、「夢があれば、成功する」とは限りません。しかし、「成功する人に夢はある」は正しいと言えるでしょう。成功した人たちはみな夢 をもっていました。全ての成功の始まりは「夢」をもつことから始まります。

  松陰の人生は、自分の信念をすぐに行動に移し、常に全力投球で突き進み続けるものでした。幕府の意向に背けば命の保証がなかった時代に、西洋文化を学び、それによって投獄や幽閉を命じられるなど、決して順風満帆であったとは言えませんが、強い意志を持って教育を推し進めた結果が明治維新に繋がりました。成し遂げたい夢・志があったからこそ、松陰は幕府の反対を押し切ってでも教鞭をとり続けられたのではないでしょうか。松陰自身は倒幕を企てた罪で、29 年の生涯に幕を閉じました。

 

 夢(目標)を達成するためには、まずは達成すべき夢(目標)を設定し、成功への道筋を計画し、実行に移すことが不可欠です。まだ夢(目標)が決まっていない人は、自分の得意なことや好きなことから掘り下げて、夢(目標)を決めてみると良いかもしれません。

 どうでしょうか。皆さんの中でも自分の夢を持って、いろいろなところで頑張っている人がいると思います。無理に自分の夢を持つ必要はありませんが、「自分はこんなことが好きだから、好きな事が大人になってできたらいいな」でもいいのです。そんな自分なりの夢を持ってほしいのです。夢は人生を 切り拓く原動力となるからだけではなく、どんな夢を持つかによってその人の「生き方」の方向性が決まるからです。夢が見つからないと言う人も、単に「やりたいこと」「興味関心のあること」を考えてみてはどうでしょうか。やりたいこと、興味関心のあることは自分の才能のありかを示し、自分に向いているからこそ「やってみたい」「面白そう」と感じるわけで、もともと自分の中に「芽」のないもの に感心さえ上がってこないからです。ただ、ここで重要なのは「夢」は必ずしも具体的な将来像すなわち職業とか職種、役割に限らなくともよいのです。抽象的なものでいいのです。自分の「夢」を大事に、この吉田松陰の「夢なき者に理想なし、理想なき者に計画なし、 計画なき者に実行なし、実行なき者に成功なし、故に、夢なき者に成功なし」 と言うことを思い出してほしいのです。それぞれに、人と違う良さを必ず持っています。その良さを大事に、自分の夢をみつけ、20年・30年後の日本や 世界を支える一人一人になってほしいと思います。

 また昨日9月1日は防災の日でした。南海トラフ地震の注意喚起の報道もありましたが、日頃から防災の意識も持ってください。これ生徒諸君だけではなく我々教職員にも大切なことだと再確認しているところです。

 「理想をもち計画し、実行する」決意を実行に移し、自分の夢に向かって頑張る2学期にしてほしいと思います。

以上、2学期始業式の式辞とします。

令和6年度高砂高校1学期終業式式辞

兵庫県立高砂高等学校長 上出 正彦

  1学期の始業式で、「割れ窓理論」のお話をしました。小さな割れた窓をそのまま放置していると、やがて周囲のモラルが低下して大きな割れ窓となり、周囲がすさんだ状況になっていくといったものでした。

今日は皆さんに自分自身を磨き、大きく成長した、実際にあったお話をします。それは「普通力」というものです。

 2010年全国高校野球で沖縄・興南高校は春夏連覇をしました。このチームを率いたのが監督の我喜屋優さんです。我喜屋さんは弱かったチームを、監督に就任してわずか三か月で甲子園出場、二年で全国春夏連覇に導きました。その秘訣が「普通力」なのです。

 我喜屋さんは高校卒業後、家庭の経済的事情から、社会人野球の道を選び、56歳まで選手、監督、コーチとして実業団で活躍していました。その後、母校である興南高校に請われて野球部の監督をすることになりました。のんびりとしていて時間にルーズなチームだったのですが、まず、部員たちは時間を守ることの大切さを教えられました。挨拶、身だしなみ、言葉遣い、掃除や整理整頓などの生活習慣から一から教えられました。

 監督は、部員が成長する秘訣としてこう述べています。

 

 「高校生の試合で技術の差で負けることなんてそうないよ。大抵がちょっとしたミス。それが大きな失点につながる。逆に誰でもできることをやってたら、三か月で甲子園出られちゃうんだよ。うちがいい見本でしょ、早寝早起き、朝の散歩、ゴミ拾い、それから一分間スピーチ。本当だよ。そういう小さなことができる人間は野球もできるし、大きなこともできるんだよ」

 

 我喜屋監督はこれを「普通力」と言っています。

 普通力の実践例を具体的に紹介しますと、

 

「早寝早起きをする」

「食事を残さず食べる」

「整理整頓を心がける」

「身だしなみを整える」

「大きな声で挨拶をする」

「自分の言葉で、意見を伝えるー一分間スピーチ」

「ゴミを見つけたら拾う」

「自分のユニフォームは自分で洗う」

 

 普通のことを普通にできるというのは、こうも自分自身を成長させるのだと改めて感じさせます。メジャーリーグで活躍している大谷選手にも同じような発言をしています。

 我喜屋さんは、自分の頭で考えて行動する力が必要だと言っています。皆さんは、家族の人に何でも先回りしてやってもらっていませんか。「起きる時間だよ」「宿題はやったの」とか、スケジュール管理をしてもらっていませんか。自分自身から「こうしよう」「こうしたい」と自分の思いを伝えることが必要です。

 また、我喜屋さんは、試合で負けた、仕事で負けた、という「負け」の経験は大事にしなければいけないとも述べています。

 我喜屋さんは、「負ける」ことを財産にし、どう考え、どう生まれ変わることができたかが大切だと述べています。

 以上をまとめると、自分自身を成長させるために必要なことは、普通のことを普通にやることと失敗から学ぶことなのです。

 

規則正しい生活をする。

身の回りの整理をする。

人に感謝する。

自分を振り返る。

 

 そういうことから新たな自分自身が生まれてくるのだと思います。

 平凡の積み重ねこそが非凡になるのです。

 日々着実な努力を積み重ね、自分の能力をアップさせてほしいと思います。習慣化するために、まず、このような行動を真似てみることから始めてほしいと思います。まずは二週間、できれば三か月続けてください。そうすれば、良い行動が習慣化し、自分自身の中身が変わってくるのを感じてくると思います。

 

 近代心理学の父、ウィリアム・ジェイムズはこのような言葉を残しています。

 

心が変われば行動が変わる。

行動が変われば習慣が変わる。

習慣が変われば人格が変わる。

人格が変われば運命が変わる。

運命が変われば人生が変わる。

 

 最初の「心」というのは「決心」です。今、変わろうと決心することが人生を変えることにつながります。

 すでに目標に向かって邁進している人は、今のペースを崩さずに続けてください。自分の人生の目標がまだ定まっていない人や、迷いのある人はこの夏休みをきっかけに、決心して、良い行動を習慣化してください。

 最後になりましたが、命を何よりも大切に行動してください。最近、横断歩道での事故が多くなっています。また、水難事故もニュースでよく聞きます。集団になって気が大きくなって無理な行動をすることなく、慎重に行動してください。

 二学期の始業式には元気な成長した姿で会えることを楽しみにしています。

 以上、1学期終業式の式辞とします。 

第72回高砂高等学校文化祭 学校長講評

 第72回文化祭は脱コロナを宣言できた、全校生の心が合わさった良い文化祭であったと思います。まさに新世紀、次の100年に向けてのスタートにふさわしいものでした。

 今年は体育館の関係で例年とは違ったタイムスケジュールでしたが、イベントに強い高砂高校生!うまく帳尻を合わして見事な文化祭に仕上げてくれました。今日は朝にかなりの雨が降っていましたが、天気も味方してくれたように感じました。

 1日目は模擬店、展示が中心でしたが、団結力を感じる皆さんのパワーを感じました。そして今日の朝校内を見渡しますと、昨日の事が嘘のようにきれいに撤収してくれていました。ゴミ一つない状態でした。このメリハリこそが高砂高校の伝統と強く感じました。

 二日目は場所をここ文化会館に移し、ジャズバンド部、音楽部、ダンス部、有志による発表、そして1年生の合唱、2年生のステージ発表等、昨日の様子とはまた違った雰囲気を感じ、それぞれが創意工夫をこらし、一致団結した発表を見せてくれました。また、生徒諸君の聴く姿勢も素晴らしかった。ステージは演者だけでなく、聴く人も一緒になってつくることを体現してくれました。高砂高校の文化レベルの高さを感じました。全般的に、皆さんの青春の魂が伝わる内容で、何よりも、全校生がお互いに協力し、団結を高め、成功に導けたのが大変うれしく思います。

 最後になりましたが、生徒会役員の皆さんご苦労様でした。また、陰に日向に支えてくださいましたPTAの皆さまありがとうございました。また、保護者の皆さまありがとうございました。

 今回の文化祭では皆さんの主体性、積極性、パワーを見せてもらいました。高砂高校の次の100年に向けて新たな一歩を踏み出した文化祭でした。皆さん、一人一人の努力と友情に敬意を表して、私の講評とします。2日間ありがとうございました。

令和6年度 1学期始業式(要旨)

 新学期の始まりにあたって、令和5年度の3学期に終業式で、高砂高校の生徒のについて「表情が良いな-」「明るく素敵だなー」「挨拶してくれる生徒が多いな-」というのが赴任しての第一印象ですとお話をしました。また、校外の人と出会って挨拶すると「あぁ高砂高校ですか」と安心されます。これはルールを守った行動や挨拶、思いやりを持った行動など、校外でも生徒諸君の振るまいが素晴らしいからです。改めて一言の挨拶の重要性を感じました。新入生も今日の午後に入学式を行います。高砂高校の伝統を後輩達にも是非伝えてください。よろしくお願いします。

 今日は新学期にあたって実践してほしいことをお話しします。「割れ窓理論」というものです。これは、「建物の割れた窓を放置しておくと、注意が行き届いていないというサインとなり、いずれ周囲の窓も割られる」というのが、割れ窓理論の名称の由来です。小さな問題を放置することで、モラルの低下を招き、いずれ大きな問題につながるというのが「割れ窓理論」です。1990年代のアメリカニューヨークの地下鉄は電車に落書きや汚い駅構内など、暗くすさんだ場所で犯罪の巣窟でした。それを改善しようと立ち上がったのが当時のニューヨーク市長ジュリアーニさんでした。割れた窓を一枚一枚修繕し、落書きを消し、駅を明るく清潔にしました。するとこれまであった犯罪が嘘のように姿を消し、ニューヨークの地下鉄は安全な乗り物として認知され、街全体の犯罪も大幅に減少しました。このことがきっかけで世界中にこの考え方がひろがりました。 次に、この理論を用いて成功している実例を見ていきましょう。

 

ディズニーランドのこまめな清掃・修繕

 「夢の国」ディズニーランド

 園内にはゴミが落ちておらず、施設の汚れも目立たず常にきれいなイメージを持っている方が多いことでしょう。これは、スタッフによる清掃の徹底と、傷や汚れが見つかったらその場ですぐ修繕するこまめな対応によるものです。常にきれいな状態を保つことで、来園者もゴミのポイ捨てや施設を汚す行為を行いにくくなる効果も得ています。割れ窓理論により、園と来園者が一体となって快適な環境を維持しています。

 

Apple社の企業体質改善

 iPhoneの生みの親として有名なスティーブ・ジョブズです。

Appleは、今でこそ世界をリードする企業ですが、iPodやiPhoneのヒットまでは長く低迷していました。現在でiphone15ですから単純に15年ほど前まではiphoneもなく、業績は低迷していました。ジョブズはApple創業者の一人です。経営不審で一時解任されていましたが、低迷するApple立て直しのために1997年にアップルに復帰します。当時のAppleは、遅刻の常態化やペットの持ち込みなど社内にダラけた空気が蔓延していました。ジョブズが最初に取り掛かったのは、徹底的な職場環境の改善でした。その結果、社員の意識改革により企業体質が改善され、低迷から急成長させることに成功しました。たったそれだけですが、人のやる気は大きな力を生みます。

 

皆さんに実践してほしいことは、少しの気の緩みがあとあと大きなマイナスになる、、

①ちょっとぐらいゴミすててもいいやろ。

②ちょっとぐらい遅刻してもいいやろ。

③ちょっとぐらい勉強せんでもいいやろ。

④ちょっとぐらい部活さぼってもいいやろ。

⑤ちょっとぐらいルール守らんでもいいやろ。

 

そのちょっとぐらいをプラスにすればあとあと大きな成果を生む、、、

①ちょっとぐらいならゴミもって帰ろ。

②ちょっとぐらいなら早く行こ。

③ちょっとぐらいなら勉強しよ。

④ちょっとぐらいなら部活頑張ってみよ。

⑤ちょっとぐらいならルール守ろか。

 

「ちょっとぐらい」をプラスの実践にして、成果を実感できる学期にしてください!いよいよ新入生を迎えます。

2年生は中堅学年!学校を引っ張っていく学年です。

3年生は最高学年!進路実現に向けた1年となります!

それぞれの目標に向かって努力できる1学期にしてください!

高砂高等学校 第79回入学式

高砂高等学校第79回生入学式式辞 .pdf

 新入生を歓迎するかのように校内の桜も満開を迎えた春の佳き日に、高砂高等学校第79回生の入学式が行われました。リニューアルした制服に身を包んだ新入生200名は少し緊張した表情で入学式に臨んでいました。次の100年に向けての新たな一歩の学年です。熱心な先生方や先輩達から様々なことを学んで、大きく成長してほしいと思います。高校時代の3年間はほんとに短いです。1日1日を大切にして頑張ってくれることを期待しています。

令和5年度 3学期終業式

早もので今年度もあと10日ほどになりました。先日(2月28日)第76回卒業式があり、3年生は新たなステージへと巣立っていきました。みんな良い顔して卒業していきました。春は出会いと別れの季節言いますが、ついこの前まで一緒にいた3年生がいなくなるとなんだか寂しいものですね。さて、1年を振り返って、高砂高校の第一印象を考えてみますと、「表情がいいなー」「明るく素敵だなー」というものでした。たった一言、「おはようございます!」「こんにちは!」だけのキャッチボールでの第一印象ですが、そこにこそ、皆さんがこれまで培ってこられた背景があり、それを受けての、「第一印象」です。実はこれはとても重要で、意味のあることなのです。

 

メラビアンの法則というものがあります。

メラビアンの実験によると主に第一印象における人間の意思伝達の効果は下の割合になると言われています。

視覚:55%、聴覚:38%、言語:7%

話をする際に相手に伝わる情報として、話の内容自体が7%、声の大きさやトーンに関するものが38%、そして見た目が55%を占めるとされています。

 

ただし、「話の内容よりも見た目や第一印象のほうが大事」という捉え方は誤解であり、拡大解釈です。人は3~6秒で第一印象を決めるとされています。第一印象を無意識に決めている心理にはこのメラビアンの法則は当てはまるものだと思います。

 

「笑いながら叱る」という場合受け手には、

笑う:プラスの視覚情報

叱る:マイナスの言語・聴覚情報

が与えられています。この場合人は「笑っている表情」、つまり視覚情報を優先する場合が多いです。

 

「納得いかない表情で褒める」という場合受け手には、

納得いかない表情:マイナスの視覚情報

褒める:プラスの言語・聴覚情報

が与えられています。この場合もやはり視覚情報である「納得いかない表情」が重視され、褒められていると思わない人が多い結果となりました。

 

「おはようございます」「こんにちは」「こんばんは」「ありがとうございます」「失礼します」「すみません」といった、たった一言、それに加えて、笑顔ですね。この互いに気持ちのいいキャッチボール、人が生活をしていく上で大事なんです。挨拶と明るい笑顔それだけで一日が充実してきます。

 高砂高校生らしく笑顔で挨拶をこれからも実践していきましょう!

4月には新入生を迎えます。笑顔で挨拶!新入生にも伝えてください。

新しい学年に向けてしっかり目標を持ち、充実した春休みを過ごしてください。

 それでは、4月に新入生を迎えて新たな気持ちで元気な皆さんとの再会を楽しみにしています。どうか、充実した時間を過ごしてください。

以上、令和5年度第3学期終業式の「式辞」とします。

 

第47回 柔道大会

第47回 柔道大会

                   令和6年3月5日(火)

  高砂市総合体育館にて、第47回柔道大会が開催されました。

  少し寒い中でしたが、試合が始まると体育館の熱気も一気に高まり、白熱した試合がくりひろげられました。この大会は体育大会に並んで高砂高校の誇りと伝統です。昨日の球技大会に引き続いて疲れの残る中でしたが、生徒諸君は真剣勝負を繰り広げ、素晴らしい盛り上がりと熱気に包まれました。

 体育館の中で1、2年生全員がそれぞれのチームを応援し、高砂高校が一体となった大会でした。

 生徒諸君も実に礼儀正しく、勝負は真剣でも、試合が終わるとそれぞれをリスペクトしていました。礼に始まり礼に終わる柔道の教えをまさに体現してくれました。

  また、開会に先立って行われたダンスコンテストも各組創意工夫をこらし、キュートなダンスを披露してくれました。ありがとうございました。

 

 

第76回 卒業証書授与式

 

第76回卒業証書授与式(学校長式辞).pdf

                令和6年2月28日(水)

 晴天に恵まれた中、第76回卒業証書授与式が行われました。

 荘厳な雰囲気の中、素晴らしい卒業式となりました。卒業生一人一人がしっかり前を向き、輝ける未来に向けて、本校を巣立っていきました。みんな良い表情をしていました。卒業生代表の答辞も3年間を振り返る内容でとても素晴らしかったです。一人一人本当に良い生徒達ばかりで、そのような人物に育っていく高砂高校の伝統の強さと、学年団をはじめとする先生方と生徒のつながりの強さを改めて感じております。

 長い人生の中で、高校時代の3年間はほんとに短い期間です。しかし、その3年間で得たものはこれからの人生で大切なものばかりです。これからもしっかり頑張ってください。

 

77回生修学旅行結団式 学校長挨拶

 皆さん、こんにちは。いよいよ明日から修学旅行です。準備の方はいかがでしょうか。体調はどうですか。インフルエンザも流行ってきています。

 さて、修学旅行はいつから始まったのかなと思い調べてみると、今から130年以上前の明治19年(1886年)に10日ぐらいかけて、数百キロを集団で歩くことがはじまりとされています。時代背景的に軍事色が強かったのかもしれませんが、その後鉄道が普及したり、観光地が発展したりと、時代と共に修学旅行も変わってきています。

 ただ、変わらないものもあります。しおりの2ページにある目的がそれに該当することと思います。特に①③です。要約すると「自主性や集団での規律を身に付ける」「豊かな心を育み見聞を広める」ことです。このことは130年以上も受け継がれてきた考えです。いろいろな経験をして一回り大きくなって帰ってきてください。

 旅行団としては感染対策には万全を期していますが、感染に対する一人一人の高い意識が重要です。無事に出発して無事に帰って来れるように事前の備えと旅行中の対策を怠らないようにしてください。

 お互いを思いやり、皆さんの生涯の思い出に残る素晴らしい修学旅行になることを願っています。