兵庫県立鳴尾高等学校 |
ナル♪校長㊲ 3学期終業式からの合格者説明会
3月は学力検査をはさんだこともあり、1,2年生全員が久しぶりに一同に会した今日、3学期の終業式を行いました。
終業式での「学校長式辞」では、これまで発行した「D.A.F.鳴高!~鳴高生のみなさんへ校長メッセージ~」12月号から3月号を振り返りながら、鳴尾高校の「口コミ」について考えてみました。
12月号 (鳴高生).pdf R7 1月号 (鳴高生).pdf R7 2月号 (鳴高生).pdf R7 3月号 (鳴高生).pdf
校長自身は実際に「口コミ」を見たことはありませんが、PTAの方や、先生方からお聞きすると、それはひどい内容なのだそうです。
その中でも多いのが、①「鳴尾高校は課題が多い」、②「自由がない、厳しい、堅苦しい」といったものなのだとか。
①について、「口コミ」の理由を考察してみると、
▇ 長期の休みは勉強から解放されて楽しく過ごしたいのに、課題の提出と課題考査がストレスになる。
▇ 塾の宿題もしないといけないから、キャパオーバーでアップアップする。
といった意見が大半を占めると思われます。がしかし、
▢ 学習面でスタサプの到達度テストや模試で自分の課題はちゃんと把握できている。自分にあった学習(=自己調整学習)を進めたいので、一律に出される課題は自分には必要がない。
という鳴高生もいるかもしれません。 (←であったら頼もしいとの期待も込めて)
そんな鳴高生にとって”与えられる課題”は必要ないとしても、一方で課題を必要としている鳴高生もいるわけですから、課題や課題考査を無くしてしまうというのは時期尚早でしょう。
鳴高の先生方は、親切で丁寧、先回りして課題を出し、ちゃんと課題の提出ができているか確認し、提出のない鳴高生には声をかけ、課題考査を作成して実施・採点しと手間を惜しみません。
(校長としてはもっと突き放してもよいのになと思ってしまいます。)
課題は出しても、やるかやらないか当人の自由。やらずに力がつかなければそれは自己責任。
②について「口コミ」の理由を考察してみると、
▇ 県西宮や市立西宮東は私服で自由そうでいいな。一方、鳴高は靴下の色や髪留めのシュシュ等の規制があって自由がない。
といったところでしょうか。
でも考えてみてください。文句を言うのはそこではなくて、靴下の色や髪留めのシュシュ等の規制がないと自分で判断ができない、信頼されていないことに怒るべきなのではないでしょうか?
あなたにとって、”在りたい鳴高”とは? それを実現するためには?
あなたの思いや提案を匿名の「口コミ」ではなく、生徒会執行部や意見箱に届ければいいじゃないですか?
校長室も開放しているので、いつでも鳴高生が話に来てくれるのを待っています。
さあ、明日から春休み。
今日は午後からの合格者説明会で、4月から新しく鳴高生になる280名のみなさんとその保護者の皆様が来校されます。
4月、夢や希望を胸に入学してくる新入生のみなさんが、新2,3年生の鳴高生を見てあこがれる、そんな先輩になるべく、春休みを有意義に過ごしてください。
といったことを伝えました。
<午後からの合格者説明会の様子 @本校体育館>