ブログ

研修の様子

10月3日(金)ⅢC1307(高)英語科教育講座

講  義 :外国語によるコミュニケーションを図る資質・能力の育成
       -統合的な言語活動を通して-
        関西大学 副学長 竹内 理                    

演習・協議:情報や考えなどを適切に表現するための統合的な言語活動の充実


〇講義では、テストから見る授業改善をキーワードに、これからの評価の方向性を踏まえながら、テストの妥当性や信頼性、「テストの持つメッセージ性」について御教示いただきました。

〇演習・協議では、統合的な言語活動を実現するために、指導のバリエーションを学んだ後、インプットの「質」を高める効果的な方法をテーマに模擬授業を行いました。

〇研修を通じて、アウトプットのためのインプット活動をより意識することができ、今後の授業実践について考えを深める機会となりました。

会議・研修 ⅢF1402  先端技術体験講座-3Dプリンタ・ドローン・VRゴーグル-

  

【研修の概要】

講   義  授業における先端技術の活用

演   習  先端技術の実機体験

       ・3Dプリンタ

       ・ドローン

       ・VRゴーグル

演習・協議  授業等における先端技術の活用

【受講者の感想】

  • 今回の研修ではじめて3Dプリンタ、ドローン、VRゴーグルを使用したが、まだまだ身近ではない先端技術を体験することができてよかった。今後様々な技術が学校現場に導入されると思うので、抵抗感なく自分の業務や授業に取り入れていきたいと思う。
  • 最先端技術と聞いただけでわくわくしました。中学校でも学びに取り入れることで、生徒への興味、関心を深めることができると感じた。これらの学びに取り入れることで、主体的に学習する力を伸ばし、更なる科学技術の発展につながると感じた。
  • これから、未来が進むにつれて、3Dプリンタ、ドローン、VRゴーグルが使われてくる社会のなかに子どもは生きていく。小学校段階では、それらがどのように使われるか、そのことによって未来はどのように進んでいくかといった基礎・基本を伝えたい。

 

情報教育研修課公式note|先端技術体験講座

10月2日(木)ⅢG1212 障害のある子どものための性教育講座 -障害特性や発達段階に応じた性教育-

              

【研修の概要】

講  義  障害のある子どものための性教育

       神戸親和大学 准教授 瀬戸山 悠

演  習  発達段階に応じた性教育の実際

       県立総合教育センター特別支援教育研修課 指導主事

 

【受講者の感想】

・瀬戸山先生のご講義を聴き、あの時の指導は適切だったなと安心したり、これからはこういう支援もやってみようなど自分の指導を振り返ったりすることができました。

・性教育は、単に性に関する知識を伝えるだけでなく、子どもたちが自分自身を守り、他者との関係を適切に築く教育であると感じました。

・国際セクシュアリティ教育ガイダンスや、性に関する問題行動を大きく3つに分類すること、ワークシートのある教材など、すぐに活用したい情報をたくさん知ることができとても勉強になりました。

・ロールプレイで教員役をさせていただき、ワークシートの活用のしやすさや自分自身の発問の改善点に気付きとてもよい機会をいただきました。

・性の問題行動に対する背景要因を把握し、相談しやすい環境をつくっていくことの大切さを理解することができました。

9月22日(月)ⅢC1103【(小)算数科授業実践講座】

【講義】算数科の授業づくりで大切にしたいこと

-一人ひとりの児童の数学的な見方・考え方を育む授業-

神戸大学大学院 教授 岡部 恭幸

 

 

【発表】系統性を踏まえたつまずきの解消をめざす授業づくり

    「変化と対応」領域の指導の工夫

姫路市立青山小学校 教諭 田中 渉

 

 【演習】系統性を踏まえたつまずきの解消をめざす授業づくり

<受講者の感想>

・岡部先生のお話の中の、算数は、「自分にない考え方」を自分の中に入れていくということがとてもよく理解できました。子どもたちが、自分で考えたやり方とは別の考え方を取り入れるために、対話を使って他者との学び合いを通して、学級全体で難しい問題に取り組んでいくことで理解を深めていけるように授業をしていきたいと思いました。そのためには、まずは何よりも教材について正しく理解した上で教材研究を行い、ここで何を大事にして、何を習得させるのかを教員自身が押さえ、見通しを持って授業を組み立てていくことが重要だと改めて実感しました。

・岡部先生の講義を受けて、算数は「自分にない考えを自分の中に入れる時間だ」というところが心に残りました。また、算数がわかる子は、新しい問題でも「前と同じところ」が見えていて、苦手な子は「全て違う問題に見えている」というところが腑に落ちました。今後の授業で、いかに子どもたちに「今までと同じようにできる」と思わせられるような授業ができるかを考えていきたいと思います。また、田中先生の、「教えたらできるようになるはまちがい」「とりあえずやってみることが大切」という言葉も心に残りました。授業の中で、できるだけたくさん「やってみる」時間を作っていきたいと思います。

・身近な反比例を考えることで、私自身の反比例に対する理解が深まりました。生活の中で算数の学習を生かせてこそ、学ぶ喜びにつながると思いました。子どもたちが、学びを活用しながら、クラスみんなで課題を解決していく授業づくりをこれからも学んでいきたいです。

9月29日(月)(小)理科授業実践講座(中)理科授業実践講座

〔研修の概要〕

【講義】主体的に探究する学習活動の工夫-科学的に探究する力を育成する学習活動の充実と学習評価の在り方-

兵庫教育大学大学院 山本 智一 教授

【演習】 

(小)理科の見方・考え方を働かせ、問題を科学的に解決する授業づくり

  ・主体的に問題解決に取り組むための導入の工夫

  ・問題解決の過程を振り返るための手立て

(中)理科の見方・考え方を働かせ、科学的に探究する授業づくり

  ・主体的に探究するための導入の工夫

  ・探究の過程を振り返るための手立て

[受講者の感想]

・主体的に問題解決に取り組むためには、問いの設定が非常に重要であることを実感しました。日常の疑問を科学的な問題へと導いていく視点も、学びの深まりに欠かせないと感じました。また、アーギュメントの考え方は腑に落ちるもので、子ども達にも分かりやすく、納得しやすい形で提示できると感じました。理由付けする力は他教科にも応用可能で、学級経営にも積極的に取り入れていきたいです。

・生徒の疑問を引き出すような提示や発問ができるよう工夫したいと思いました。高等部の軽度知的障害の生徒の授業を担当しており、生徒は生活経験はあるので、日常で当たり前になっていることの理由や仕組みに興味が持てるように導入を工夫しようと思います。予想や仮説を立てるのが苦手な生徒も多いですが、何を比べるのか明確にしたり、選択肢を用意したりして、経験を積めるようにしたいです。

9月29日(月) ⅢC1303 (高)地理歴史科・公民科教育講座B

   

講  義 :社会的事象の地理的な見方・考え方を働かせる授業づくり
       ・「地理総合」の授業における地図やGISの効果的な活用
        奈良大学 教授  木村 圭司                    

演習・協議:「地理総合」における思考力、判断力、表現力等の育成


〇講義では、地理的な見方・考え方を身に付ける方法や、様々なWeb地図を用いた授業づくりについて御教示いただきました。

〇演習・協議では、GISを効果的に活用した授業プランを作成し、生徒の思考力、判断力、表現力等の育成につなげていく方法を考察しました。

〇授業におけるGISの効果的な活用方法の視点を得ることで、今後の授業実践について考えを深める機会となりました。
 

9月26日(金)ⅢG1210 ユニバーサルデザインの視点を生かした授業づくり講座b ー合理的配慮の提供を前提とする授業づくりー

    

【研修の概要】

講 義   ユニバーサルデザインの視点を生かした授業づくり

      ・全ての児童生徒等が理解しやすい指導方法

        県立総合教育センター指導主事

講 義   ユニバーサルデザインの視点を生かした授業づくり

      ・学習指導要領に例示された障害のある児童生徒等への配慮についての事項

       を参考にした授業

        熊本大学 教授  菊池 哲平

演習・協議 一人一人の教育的ニーズを踏まえた授業づくり        

      ・各教科等の学びの過程において考えられる困難さへの対応 

        熊本大学 教授  菊池 哲平

        県立総合教育センター指導主事

 

【受講者の感想】

・教室の具体的な環境づくりの方法や、子どもたちが安心して過ごすためにはどのような手立てが必要なのかを講義を通して考えることができました。

・合理的配慮のあり方だけでなく、その前段階としてUDがある、ということを認識し、誰もが過ごしやすく居心地の良い場を提供できるようにしたいと強く思いました。

・これまで何気なく行ってきた手法であっても、どういう理由でどのような効果があるかなどが理解できました。

・具体例をもとにどの部分がユニバーサルデザインの考え方に基づく工夫なのかに気付き、学ぶことができました。

・障害の有無に関係なく、ユニバーサルデザインを通して多くの人が社会参加しやすくなるのではないかと感じました。

会議・研修 メディア・リテラシー教育講座

 

[研修の概要]

講義・演習        情報との上手な向き合い方

演        習   受け手として情報を読み解く

演        習   送り手として情報を表現・発信する

[受講者の感想]

・今回の研修では、普段接している高等学校の先生方ではなく、小学校や中学校の先生方と協同して話し合えたのが参考になり、とても刺激を受けました。
 午前の研修では新聞記者をされて、長らく広報活動をされてきた方のお話が聞けたのが良かったです。今後は、新聞を活用した授業を作っていきたいと思いました。

・情報を読み解く力、発信する力は、今の時代に求められている力で、今後世の中に出ていく高校生たちにも身に着けていかなければならない力だと改めて感じました。その指導を担う一教員として、どのように指導にあたり実践してくか、系統立てて計画的に行っていきたいと思います。

 

9月19日(金) ⅢC1321 (高)看護科教育講座

 

   

 

 

 

 

 

講   義:実践的・体験的な学習活動における指導と評価の一体化
         兵庫県立大学 教授  池田 雅則

演習・協議:実践的・体験的な学習活動における妥当性・信頼性の高い評価方法の工夫
       

〇講義では、具体的な事例を交えながら、指導改善につながるルーブリックの作成に関して、分かりやすくお話しいただきました。

〇演習・協議では、各校の学習活動の取組における、評価方法の課題や改善点について協議することを通して、実践的・体験的な学習活動における妥当性・信頼性の高い評価方法に必要な視点を得ることができました。

〇一日の研修を通して、指導と評価の一体化の視点から授業改善を行い、生徒の主体的・対話的で深い学びを実現するための取組について、学ぶことができました。

9月17日(水)ⅢC1114(小中)「特別の教科 道徳」授業実践講座

【講義】考える楽しさを創る「特別の教科 道徳」の授業をめざして
     ー対話的な学びを通して児童生徒が感銘を受けるとはー

      兵庫教育大学大学院 教授 谷田 増幸

【発表・協議】考える楽しさを創る「特別の教科 道徳」の授業実践

      香美町立柴山小学校 主幹教諭 安田 由貴子

【演習】対話的な学びをめざす「特別の教科 道徳」の授業づくり

〈受講者の感想〉

・これまでの実践では、中心発問に重点を置きながら教材研究をしていたが、主人公の背景や、変化のきっかけとなる場面で葛藤する心情を丁寧に考えさせることが大切だと思った。また、子ども達の反応を予想して、問い返しや補助発問などを準備し、授業の深まりを目指したい。教員と一人の子どもとの対話を聞きながら、周りの児童も自己内対話を行っていることも意識しながら授業を展開することの重要性を知った。子ども達の発言を逃さないよう丁寧に話を聞く姿勢を意識し、子ども達の考えをもとに授業を作っていきたい。

・実践発表の中の、道徳的価値によって中心発問を考えることや、問い返しを実感の伴う言葉に変える方法、副詞に注目して問い返しを行う方法など、すぐにとり入れられそうなものも多く、とても参考になった。演習では、「裏庭での出来事」をグループで教材研究をし、私たち教員自身が対話的に活動をすることができ、楽しかった。日頃から問い返しを意識していたが、交流する中で様々な視点を教えていただけて、視野が広がった。

・午前中の講座を聞いて、初めて道徳の楽しさを知れた気がする。日々の業務に追われて、しっかり教材研究ができていないまま授業を行うことがあったが、今回のように分析シートを使って教材研究をすると、今まで気づかなかった教材の楽しさを発見することができると思った。今まで授業をした教材も、谷田先生の話を聞いていると楽しくなり、苦手意識のあった道徳の授業を早く実際にやってみたいと思った。なかなかこれまで、生徒の発言を広げたり、考えを深めていけるような発問ができていなかったので、しっかり考えていきたいと思った。午後からの演習も考えることが多く、どのように発問していけばねらいに迫る子どもの姿にたどりつくのか、今後も考えていきたいと思った。