研修の様子
10月22日(水) ⅢC1308 (高)保健体育科教育講座
講 義:学習指導要領の趣旨を踏まえた保健体育科の授業のポイント
県教育委員会事務局体育保健課 指導主事
演 習:計画的、継続的に運動やスポーツを実践する資質・能力を育成する授業づくり
県教育委員会事務局体育保健課 指導主事
加西市立総合教育センター 指導主事
〇講義では、学習指導要領の趣旨と生徒の実態を踏まえた上で、小中高の学びの系統性を意識した授業のポイントについて理解を深めることができました。
〇演習では、体づくり運動の目的、意義、実践について深く学び、将来に渡りスポーツを楽しむための授業づくりについて考えを深めることができました。
〇継続的に運動を続けるために、「またやってみたい」や「挑戦したい」という気持ちを、授業を通して育成することの大切さを再確認することができました。
10月22日(水)ⅢB1302 教育経営講座B
講 義:経営の魅力について
ー企業経営に学ぶー
株式会社千石 代表取締役 千石 滋之
演習・協議:自校の強みを生かした魅力・特色ある学校づくりに向けて
〇講義では、企業経営や人材育成の理念に基づき、人的資本開発プロジェクトチームの発足や若手が挑戦しやすい環境づくりなどの具体的な取組について御教示いただきました。
〇演習・協議では、マンダラートという分析方法を用いて、自校の強みを分析しました。また、自校の強みを生かした魅力・特色ある学校づくりについて、グループによる協議や全体発表を行いました。
〇研修を通じて、企業経営を参考に、学校運営の在り方について理解を深めることができました。また、自校の強みを生かした魅力・特色ある学校づくりに必要な取組について、考えを深めることができました。
10月23日(木)ⅢF1401 教員のためのICT基礎講座
〔研修の概要〕
講義・演習 ICT機器(実物投影機・大型提示装置等)の特性
・児童生徒の学習意欲を高めるための教材の提示
講義・演習 タブレット端末の基本操作と効果的な活用
演 習 児童生徒が主体的な学びを行うためのICTの活用
・ICTを活用した学習場面づくり
〔受講者の感想〕
- 指導者が授業を面白くしたいと思うことが大切だと感じました。指導者の楽しいや面白いは、生徒にも伝わると思うので、生徒と一緒に学びを楽しんでいきたいと思います。
- 「ICTを使うことは難しい」という考えを、私自身が払拭していかなければいけないと強く感じました。まずは、ICT機器の特徴を知るところから始めていきたいです。今までの授業実践に、ICTを少し取り入れてみるなど、教員のちょっとした工夫で、子どもたちの学びに向かう姿勢がさらに高まり、主体的な学びにつながると思います。情報技術等の発達により、ICT活用や情報教育とよく言われていますが、子どもたちにICTを使わせることが1番の目的ではなく、子どもたちの学習効果を高めるために効果的に活用することが大切だと思いました。
- 今日の研修では初めて知ったことが多く、今日一日でそれぞれの特性を理解できたわけではありません。学校に戻ってから、授業案を作りながら今日学んだことを復習していきたいと思います。今後は、授業内でどのようにしてICTを取り入れていくか、タイミングや内容などを十分吟味していきたいと思います。
10月23日(木)ⅢD1505 不登校児童生徒支援と困難課題対応的生徒指導講座
〔研修の概要〕
講義・演習:不登校児童生徒と保護者に対する理解と支援
・不登校児童生徒への教育相談の立場からの関わり
講義・演習:不登校児童生徒のアセスメントとチーム支援
・PCAGIPの手法を取り入れた校内ケース会議の在り方
神戸親和大学 教授 松本 剛
〔受講者の感想〕
- 午前中の講義では、不登校児童生徒数の変化の流れや児童生徒・保護者が抱えている課題を知ることができた。「不登校」の定義が時代の流れと共に変わっていることや背景にあった出来事を関連付けた話だったので、自身の当時の記憶を思い出しながら「あの時の学校現場ではこんな考えや動きがあったのか」と考えることができた。また、不登校児童生徒の小中連携に関しては、確かに小学校から中学校進学にあたって引き継ぎはするものの中学校から小学校への連携は薄いと思う。その辺りの連携を強化していくことで、子どもたちに寄り添った対応が一段階深まっていく可能性を感じた。今後、校区ユニットで話題にしてみたい。
- 午後からの演習については、実際にPCAGIPの手法を取り入れた話し合いを実践することで、問題の明確化から具体策を考えるところまでを体験することができた。誰かの事例を取り上げて考えることで、様々な視点で話し合い、あっという間に時間が過ぎてしまった。1人1つの質問から始めるということで、すべての人が真剣に考えて話し合うことができた。夢中で話し合うなかで様々な視点で考えることができ、さらに自分事として考えることができたと感じた。ぜひ、学校に持ち帰ってチャレンジしたい。
- 講義の中で、不登校経験者と教員との間で不登校要因への認識が異なるという話があり、興味深かったと同時に、自身も生徒との関わり方や認識を改めていかないといけないと感じた。模擬ケース会議では、他校種の先生方とお話しできたことで、自分に抜け落ちていた視点や改めて大切にしたい視点などに気付くことができた。また、PCAGIPの手法については、自身の気持ちや指導目標を共有・整理するのにも有効なのではないかと考えた。今日の学びを現場でも実践していきたい。
10月16日(木)ⅢC1316(高)農業科・水産科教育講座B
講 義:地域資源を活用した教育実践と地域の振興
神戸学院大学 講師 菊川 裕幸
演習・協議:地域資源の活用に関する学習展開
〇講義では、地域資源の活用をテーマに、受講者の所属校での取組や課題を踏まえつつ、地域資源の発見と活用の視点や、ネットワークづくりの大切さ、これからの地域資源教育を生かした教育の在り方等について御教示いただきました。
〇演習・協議では、学習指導要領の内容を踏まえ、スクールミッションやスクールポリシーを確認しながら、授業等での取組を見直し、グループ内で協議し、全体発表を行いました。
〇研修を通じて、スクールミッションやスクールポリシー、さらに地域に求められる役割を正しく理解しておくことの大切さについて考えを深める機会となりました。
10月10日(金) ⅢG1206 行動上の問題への対応講座 -応用行動分析学に基づいた指導・支援-
【研修の概要】
講 義 行動面、対人関係への指導・支援
・記録に基づく分析(ABC分析)と行動の理由の推定(機能的アセスメント)
・推定した行動の理由に基づく指導・支援
高知大学 講師 宮田 賢吾
演習・協議 応用行動分析を用いた行動上の問題への対応
県立総合教育センター特別支援教育研修課 指導主事
【受講者の感想】
・応用行動分析学の、行動の機能を理解することの重要性を学び、事例をもとに行動記録をつける演習を行ったことで、記録の取り方や分析の視点を実践的に身に付けることができ、今後の支援に生かせると感じました。
・子どもたちの問題行動には、環境も関係していることを知り、様々な視点から子どもたちをみていかないといけないと改めて感じました。
・とてもわかりやすい講義で、子どもの問題行動を減らすよりも適切な行動を高めていくという考え方がとても良いと思いました。
・日頃から悩んでいた行動上の問題に対して、学年団での話し合いで解決できなかった点も、他校の先生方と協議することで、別の切り口が発見できました。どのような時も、様々な方に相談し、自分自身でも記録を取ったり、機能に応じた支援を考えたりしながら、来週から実践していきたいと思います。
10月9日ⅢC1112(小中)図画工作科・美術科授業実践講座
【研修の概要】
講 義 造形的な見方・考え方を働かせる授業づくり
鳴門教育大学大学院 教授 山田 芳明
発 表 対象や事象に働きかけ、児童生徒に自ら主題を生み出す授業実践
兵庫教育大学附属小学校 教諭 古家 美和
朝来市立梁瀬中学校 教諭 嶋田 豪
演 習 造形的な見方・考え方を深める表現と鑑賞を関連付けた授業づくり
(小)児童が自ら材料や場所に働きかける造形遊び
(中)感じ取ったことや考えたこと等を基に表現する活動
【受講者の感想】
・「つくり つくりかえ つくる」というフレーズが印象的でした。今まで、私自身が考える「よい作品」を子どもたちに求めてしまっていたように思います。作品づくりの途中に、相互評価の時間を取ることを心がけ、子ども一人ひとりが、自分なりに「満足できる作品になった」と思える時間になるよう授業づくりに力を入れたいと思いました。
・授業の導入において、児童の「やってみたい」という意識や姿勢をどれだけ引き出せるかが大切だと改めて気付かされました。教員が望む作品を作らせるのではなく、子ども達が作りたいものを思いのまま表現させることができる活動時間が望ましいことも分かりました。子ども自身の感覚や能力を大切にし、それを引き出す声かけを実践したいです。
・絵画コンクールに向けての作品作りや、卒業制作に追われて、造形遊びに取り組む時間があまりないと考えていましたが、造形遊びで得られる力こそ、今子ども達に必要な力なのではないかと感じました。友達と協力したり、様々なことを試してみたり、工夫したり、達成感を味わったりすることができると考えました。
10月9日(木) ⅢG1209 特別支援教育の視点を取り入れた図画工作・美術指導講座 -豊かな創造活動を実現する授業づくり-
【研修の概要】
講 義 特別支援教育の視点を取り入れた図画工作・美術指導
神戸芸術工科大学 特任教授 大槻 和浩
演 習 図画工作・美術ワークショップ
神戸芸術工科大学 特任教授 大槻 和浩
協 議 特別支援教育の視点を取り入れた授業づくり
-全ての子どもが参加できる図画工作・美術の授業づくり-
神戸芸術工科大学 特任教授 大槻 和浩
県立総合教育センター特別支援教育研修課 指導主事
【受講者の感想】
・「もっと楽しく、もっとのびのびしたらいいんだよ」「失敗したらやり直せばいい」「やっていったら作品になった、それもいい」という大槻先生の言葉が印象的で、気持ちが軽くなったように感じました。
・今まで、技法やクオリティ、完成度をどうしても気にしてしまっていたが、これからは、子どもたちの個性を奪わないように声かけを減らしたり、形にこだわりすぎないように心がけたいです。
・ワークショップでは、枠にはまった作品ではなく自分が感じたことをそのまま表現できることの楽しさを久しぶりに体感することができました。指示通りに作ることは作業であり表現ではないなと改めて感じました。
・たくさんのアイデアと材料から、様々な作品が生まれ、その自由な発想を認め合うことで、より豊かな感性が育まれることを学びました。自分の発想にはなかった創造力を、子どもたちから学ぶ姿勢で指導に取り組んでいきたいです。
10月3日(金)ⅢC1307(高)英語科教育講座
講 義 :外国語によるコミュニケーションを図る資質・能力の育成
-統合的な言語活動を通して-
関西大学 副学長 竹内 理
演習・協議:情報や考えなどを適切に表現するための統合的な言語活動の充実
〇講義では、テストから見る授業改善をキーワードに、これからの評価の方向性を踏まえながら、テストの妥当性や信頼性、「テストの持つメッセージ性」について御教示いただきました。
〇演習・協議では、統合的な言語活動を実現するために、指導のバリエーションを学んだ後、インプットの「質」を高める効果的な方法をテーマに模擬授業を行いました。
〇研修を通じて、アウトプットのためのインプット活動をより意識することができ、今後の授業実践について考えを深める機会となりました。
ⅢF1402 先端技術体験講座-3Dプリンタ・ドローン・VRゴーグル-
【研修の概要】
講 義 授業における先端技術の活用
演 習 先端技術の実機体験
・3Dプリンタ
・ドローン
・VRゴーグル
演習・協議 授業等における先端技術の活用
【受講者の感想】
- 今回の研修ではじめて3Dプリンタ、ドローン、VRゴーグルを使用したが、まだまだ身近ではない先端技術を体験することができてよかった。今後様々な技術が学校現場に導入されると思うので、抵抗感なく自分の業務や授業に取り入れていきたいと思う。
- 最先端技術と聞いただけでわくわくしました。中学校でも学びに取り入れることで、生徒への興味、関心を深めることができると感じた。これらの学びに取り入れることで、主体的に学習する力を伸ばし、更なる科学技術の発展につながると感じた。
- これから、未来が進むにつれて、3Dプリンタ、ドローン、VRゴーグルが使われてくる社会のなかに子どもは生きていく。小学校段階では、それらがどのように使われるか、そのことによって未来はどのように進んでいくかといった基礎・基本を伝えたい。
10月2日(木)ⅢG1212 障害のある子どものための性教育講座 -障害特性や発達段階に応じた性教育-
【研修の概要】
講 義 障害のある子どものための性教育
神戸親和大学 准教授 瀬戸山 悠
演 習 発達段階に応じた性教育の実際
県立総合教育センター特別支援教育研修課 指導主事
【受講者の感想】
・瀬戸山先生のご講義を聴き、あの時の指導は適切だったなと安心したり、これからはこういう支援もやってみようなど自分の指導を振り返ったりすることができました。
・性教育は、単に性に関する知識を伝えるだけでなく、子どもたちが自分自身を守り、他者との関係を適切に築く教育であると感じました。
・国際セクシュアリティ教育ガイダンスや、性に関する問題行動を大きく3つに分類すること、ワークシートのある教材など、すぐに活用したい情報をたくさん知ることができとても勉強になりました。
・ロールプレイで教員役をさせていただき、ワークシートの活用のしやすさや自分自身の発問の改善点に気付きとてもよい機会をいただきました。
・性の問題行動に対する背景要因を把握し、相談しやすい環境をつくっていくことの大切さを理解することができました。
9月22日(月)ⅢC1103【(小)算数科授業実践講座】
【講義】算数科の授業づくりで大切にしたいこと
-一人ひとりの児童の数学的な見方・考え方を育む授業-
神戸大学大学院 教授 岡部 恭幸
【発表】系統性を踏まえたつまずきの解消をめざす授業づくり
「変化と対応」領域の指導の工夫
姫路市立青山小学校 教諭 田中 渉
【演習】系統性を踏まえたつまずきの解消をめざす授業づくり
<受講者の感想>
・岡部先生のお話の中の、算数は、「自分にない考え方」を自分の中に入れていくということがとてもよく理解できました。子どもたちが、自分で考えたやり方とは別の考え方を取り入れるために、対話を使って他者との学び合いを通して、学級全体で難しい問題に取り組んでいくことで理解を深めていけるように授業をしていきたいと思いました。そのためには、まずは何よりも教材について正しく理解した上で教材研究を行い、ここで何を大事にして、何を習得させるのかを教員自身が押さえ、見通しを持って授業を組み立てていくことが重要だと改めて実感しました。
・岡部先生の講義を受けて、算数は「自分にない考えを自分の中に入れる時間だ」というところが心に残りました。また、算数がわかる子は、新しい問題でも「前と同じところ」が見えていて、苦手な子は「全て違う問題に見えている」というところが腑に落ちました。今後の授業で、いかに子どもたちに「今までと同じようにできる」と思わせられるような授業ができるかを考えていきたいと思います。また、田中先生の、「教えたらできるようになるはまちがい」「とりあえずやってみることが大切」という言葉も心に残りました。授業の中で、できるだけたくさん「やってみる」時間を作っていきたいと思います。
・身近な反比例を考えることで、私自身の反比例に対する理解が深まりました。生活の中で算数の学習を生かせてこそ、学ぶ喜びにつながると思いました。子どもたちが、学びを活用しながら、クラスみんなで課題を解決していく授業づくりをこれからも学んでいきたいです。
9月29日(月)(小)理科授業実践講座(中)理科授業実践講座
〔研修の概要〕
【講義】主体的に探究する学習活動の工夫-科学的に探究する力を育成する学習活動の充実と学習評価の在り方-
兵庫教育大学大学院 山本 智一 教授
【演習】
(小)理科の見方・考え方を働かせ、問題を科学的に解決する授業づくり
・主体的に問題解決に取り組むための導入の工夫
・問題解決の過程を振り返るための手立て
(中)理科の見方・考え方を働かせ、科学的に探究する授業づくり
・主体的に探究するための導入の工夫
・探究の過程を振り返るための手立て
[受講者の感想]
・主体的に問題解決に取り組むためには、問いの設定が非常に重要であることを実感しました。日常の疑問を科学的な問題へと導いていく視点も、学びの深まりに欠かせないと感じました。また、アーギュメントの考え方は腑に落ちるもので、子ども達にも分かりやすく、納得しやすい形で提示できると感じました。理由付けする力は他教科にも応用可能で、学級経営にも積極的に取り入れていきたいです。
・生徒の疑問を引き出すような提示や発問ができるよう工夫したいと思いました。高等部の軽度知的障害の生徒の授業を担当しており、生徒は生活経験はあるので、日常で当たり前になっていることの理由や仕組みに興味が持てるように導入を工夫しようと思います。予想や仮説を立てるのが苦手な生徒も多いですが、何を比べるのか明確にしたり、選択肢を用意したりして、経験を積めるようにしたいです。
9月29日(月) ⅢC1303 (高)地理歴史科・公民科教育講座B
講 義 :社会的事象の地理的な見方・考え方を働かせる授業づくり
・「地理総合」の授業における地図やGISの効果的な活用
奈良大学 教授 木村 圭司
演習・協議:「地理総合」における思考力、判断力、表現力等の育成
〇講義では、地理的な見方・考え方を身に付ける方法や、様々なWeb地図を用いた授業づくりについて御教示いただきました。
〇演習・協議では、GISを効果的に活用した授業プランを作成し、生徒の思考力、判断力、表現力等の育成につなげていく方法を考察しました。
〇授業におけるGISの効果的な活用方法の視点を得ることで、今後の授業実践について考えを深める機会となりました。
9月26日(金)ⅢG1210 ユニバーサルデザインの視点を生かした授業づくり講座b ー合理的配慮の提供を前提とする授業づくりー
【研修の概要】
講 義 ユニバーサルデザインの視点を生かした授業づくり
・全ての児童生徒等が理解しやすい指導方法
県立総合教育センター指導主事
講 義 ユニバーサルデザインの視点を生かした授業づくり
・学習指導要領に例示された障害のある児童生徒等への配慮についての事項
を参考にした授業
熊本大学 教授 菊池 哲平
演習・協議 一人一人の教育的ニーズを踏まえた授業づくり
・各教科等の学びの過程において考えられる困難さへの対応
熊本大学 教授 菊池 哲平
県立総合教育センター指導主事
【受講者の感想】
・教室の具体的な環境づくりの方法や、子どもたちが安心して過ごすためにはどのような手立てが必要なのかを講義を通して考えることができました。
・合理的配慮のあり方だけでなく、その前段階としてUDがある、ということを認識し、誰もが過ごしやすく居心地の良い場を提供できるようにしたいと強く思いました。
・これまで何気なく行ってきた手法であっても、どういう理由でどのような効果があるかなどが理解できました。
・具体例をもとにどの部分がユニバーサルデザインの考え方に基づく工夫なのかに気付き、学ぶことができました。
・障害の有無に関係なく、ユニバーサルデザインを通して多くの人が社会参加しやすくなるのではないかと感じました。
メディア・リテラシー教育講座
[研修の概要]
講義・演習 情報との上手な向き合い方
演 習 受け手として情報を読み解く
演 習 送り手として情報を表現・発信する
[受講者の感想]
・今回の研修では、普段接している高等学校の先生方ではなく、小学校や中学校の先生方と協同して話し合えたのが参考になり、とても刺激を受けました。
午前の研修では新聞記者をされて、長らく広報活動をされてきた方のお話が聞けたのが良かったです。今後は、新聞を活用した授業を作っていきたいと思いました。
・情報を読み解く力、発信する力は、今の時代に求められている力で、今後世の中に出ていく高校生たちにも身に着けていかなければならない力だと改めて感じました。その指導を担う一教員として、どのように指導にあたり実践してくか、系統立てて計画的に行っていきたいと思います。
9月19日(金) ⅢC1321 (高)看護科教育講座
講 義:実践的・体験的な学習活動における指導と評価の一体化
兵庫県立大学 教授 池田 雅則
演習・協議:実践的・体験的な学習活動における妥当性・信頼性の高い評価方法の工夫
〇講義では、具体的な事例を交えながら、指導改善につながるルーブリックの作成に関して、分かりやすくお話しいただきました。
〇演習・協議では、各校の学習活動の取組における、評価方法の課題や改善点について協議することを通して、実践的・体験的な学習活動における妥当性・信頼性の高い評価方法に必要な視点を得ることができました。
〇一日の研修を通して、指導と評価の一体化の視点から授業改善を行い、生徒の主体的・対話的で深い学びを実現するための取組について、学ぶことができました。
9月17日(水)ⅢC1114(小中)「特別の教科 道徳」授業実践講座
【講義】考える楽しさを創る「特別の教科 道徳」の授業をめざして
ー対話的な学びを通して児童生徒が感銘を受けるとはー
兵庫教育大学大学院 教授 谷田 増幸
【発表・協議】考える楽しさを創る「特別の教科 道徳」の授業実践
香美町立柴山小学校 主幹教諭 安田 由貴子
【演習】対話的な学びをめざす「特別の教科 道徳」の授業づくり
〈受講者の感想〉
・これまでの実践では、中心発問に重点を置きながら教材研究をしていたが、主人公の背景や、変化のきっかけとなる場面で葛藤する心情を丁寧に考えさせることが大切だと思った。また、子ども達の反応を予想して、問い返しや補助発問などを準備し、授業の深まりを目指したい。教員と一人の子どもとの対話を聞きながら、周りの児童も自己内対話を行っていることも意識しながら授業を展開することの重要性を知った。子ども達の発言を逃さないよう丁寧に話を聞く姿勢を意識し、子ども達の考えをもとに授業を作っていきたい。
・実践発表の中の、道徳的価値によって中心発問を考えることや、問い返しを実感の伴う言葉に変える方法、副詞に注目して問い返しを行う方法など、すぐにとり入れられそうなものも多く、とても参考になった。演習では、「裏庭での出来事」をグループで教材研究をし、私たち教員自身が対話的に活動をすることができ、楽しかった。日頃から問い返しを意識していたが、交流する中で様々な視点を教えていただけて、視野が広がった。
・午前中の講座を聞いて、初めて道徳の楽しさを知れた気がする。日々の業務に追われて、しっかり教材研究ができていないまま授業を行うことがあったが、今回のように分析シートを使って教材研究をすると、今まで気づかなかった教材の楽しさを発見することができると思った。今まで授業をした教材も、谷田先生の話を聞いていると楽しくなり、苦手意識のあった道徳の授業を早く実際にやってみたいと思った。なかなかこれまで、生徒の発言を広げたり、考えを深めていけるような発問ができていなかったので、しっかり考えていきたいと思った。午後からの演習も考えることが多く、どのように発問していけばねらいに迫る子どもの姿にたどりつくのか、今後も考えていきたいと思った。
9月11日(木)ⅢF1402 先端技術体験講座
[研修の概要]
講 義 授業における先端技術の活用
演 習 先端技術の実機体験
・3Dプリンタ
・ドローン
・VRゴーグル
演習・協議 授業等における先端技術の活用
[受講者の感想]
・情報機器をさらに活用して、生徒に分かりやすいように物事を伝えたいと思いました。今日、初めてVRゴーグルや3Dプリンターを使って、少し知識を得ました。まだまだ、学んで活用できると思うので、新しい技術に自ら積極的にふれていきたいです。
・STEAM教育との関連からも今後先端技術は導入されると実感したため、今後も理解を深めていきたいです。体験をしてとても楽しく興味をもって取り組めたため、生徒にとっても良い教材となり得ると感じました。教育現場では実際にどのような取り組みをしているのか、実践例をより多く知りたいと思いました。
・実際に学校で活用したいが、機材がないので、機材を購入しないとなかなか実践はできないと感じました。県の方で、各学校に一台ずつでもいいので、このような先端技術を配備していただけるととてもありがたいです。学校の情報担当としては、やはりお金の面が気になるところでした。ただ、本当に効果的に活用できる方法がたくさんあることを知ったので、修学旅行の事前学習などをVRできれば楽しいんだろうなと思いました。
9月9日(火) ⅢC1322 (高)福祉科教育講座
講 義:介護現場における介護テクノロジーの活用
関西学院大学大学院 非常勤講師 生田 正幸
演習・協議:ICTを効果的に活用した「福祉情報」の授業づくり
〇講義では、様々な視点から介護現場の現状や今後の予想される状況、また介護テクノロジーの導入と活用の課題について分かりやすくお話しいただきました。
〇演習・協議では、「福祉情報」の授業づくりにおける具体的な指導方法について協議を行うとともに、今後の福祉分野における情報活用の指導の在り方について、理解を深めることができました。
〇一日の研修を通して、介護現場における介護テクノロジーの導入と活用ができる人材育成に向けて、学校が果たすべき役割を考える機会となりました。
9月3日(水)ⅢC1101【(小)国語科授業実践講座】
【講義】国語で正確に理解し適切に表現する資質・能力の育成に向けた「読むこと」の指導と評価
神戸女子大学 教授 吉川 芳則
【発表】児童の学びを振り返り、学習や指導の改善に生かす工夫
丹波市立竹山小学校 主幹教諭 村上 智一
【演習】「考えの形成」に向かう文学的な文章の授業づくり
<受講者の感想>
・講義で「子どもたちが文章の中から引用をしないで発表をするのは、思いを答えるだけの道徳と同じである」というお話が心に残りました。教科書の中からどうしてそう思ったのかの根拠を引っ張り出して答えられる力を身に付けさせられているだろうか?と自分の授業を振り返り考えました。正直なところ、不足していたと反省をしました。言葉の力を付けさせたいと思って授業を計画しているつもりでしたが、できていないことがあるなあと気付きました。今日の講義で得たことをこれからの国語科の授業づくりに生かしていきたいと思います。
・吉川先生の「良質な発問が良質な読者を育てる」という言葉が心に残りました。児童の中には行動描写や様子を表した描写から心情を読み取ることが困難な児童がいます。そんな児童のためにも読みは丁寧に行わないといけないと感じました。村上先生の児童の考えたことや疑問に思ったことを次の授業の課題にしてみんなで共有していく方法がとても素敵だと感じました。
・これまでも根拠を明確にすることの大切さは理解していましたが、徹底させることができていなかったように思います。言葉にこだわり、イメージ化させることをもっと取り組んでいきたいと思いました。また、午後の演習では、大造じいさんが銃を下ろした理由を問う発問について、自分一人で考えていたら、そのまま発問していると思います。今回のように誰かに突っ込まれることで、発問を精選することができるのがよいと思いました。
9月4日(木)ⅢG1211 特別支援教育の視点を取り入れた体育指導講座 -障害のある子どもへのスポーツ指導ー
【研修の概要】
講 義 特別支援教育の視点を取り入れた体育指導
・すべての子どもが参加できる授業づくり
・肢体不自由や重複障害のある子どもの障害者スポーツ
大阪体育大学 准教授 曽根 裕二
実 習 アダプテッド・スポーツの体験を通した障害理解
大阪体育大学 准教授 曽根 裕二
【受講者の感想】
・プレーヤーがスポーツに適応するのではなく、スポーツがプレーヤーに適応するという考えをもとに、人、もの、ルールの工夫によって誰もが楽しむことのできる授業を創っていきたいと思いました。
・体育の授業が、生涯にわたってスポーツを楽しむ力を育むとう役割をつくっていることを改めて実感しました。
・ルールや、活動内容に児童生徒を合わせるのではなく、目の前にいる児童生徒にどうやったらその子が楽しめるかを考えていくことが大切だと思いました。
・子どもの実態から出発し、ルールを子どもの理解や状況に応じてアレンジすることが、楽しく学ぶと言うことにつながるということだと体感できました。
9月3日(水) ⅢG1203 インクルーシブ教育システムと合理的配慮の基礎講座
【研修の概要】
演習・協議 ICF(生活機能・障害及び健康の国際分類)に基づく指導・支援
県立総合教育センター特別支援教育研修課 指導主事
講義・演習 インクルーシブ教育システムの推進
立命館大学 教授 村田 観弥
【受講者の感想】
合理的配慮は、障害者の侵害された人権を回復するための手続きであることを知り、社会モデルや人権モデルの考え方が大切だと思いました。
本人自らが合理的配慮を意思表明できるように促していくことも、教師に求められる専門性であることを知りました。
インクルーシブ教育システムが、同じ場所で学ぶということだけでなく、整備されるべき環境を整えるという意味を含むことを今日知りました。
障害の社会モデルの考えに基づいて、合理的「環境調整」を推進できるようになりたいと思いました。
9月2日(木)ⅢC1113(小中)体育科・保健体育科授業実践講座【b日程】
【講義】豊かなスポーツライフを実現する資質・能力を育成する授業づくり
ー課題を見付け、その解決に向けた学習過程-
兵庫教育大学大学院 教授 筒井 茂喜
【発表】発達の課題を踏まえ、系統性や運動の特性を意識した「走・跳の運動」・「陸上競技」の授業実践
丹波市立青垣中学校 主幹教諭 大槻武志
【実習・協議】児童生徒が、自己や仲間の課題を発見し、合理的な解決に向けて運動の取り組み方を工夫するするための授業づくり
〈受講者の感想〉
・私自身(特別支援学校)の体育の授業は、教科の専門性より、みんなで楽しく活動をすることが目標になりがちであったが、本日の講義を受けて運動メカニズムや学習指導要領など根拠を基にした授業の大切さを感じた。今後は、特別支援教育の視点だけではなく、教科の専門性も学び続け、両輪で授業をつくっていきたい。また、運動遊びや体を動かす楽しさを1人でも多くの子ども達が感じられる体育の授業を目指していきたい。
・これまでの授業でも、体の構造を考えながら子ども達に説明をしていたが、分かっていなかったことや新たなことを知ることができた。午前中の講義では、なぜ足が速くなるのか、その根拠を聞くことができ、とても勉強になった。午後の実技では、自身の身体が思うように動かないこともあり、苦手な子の目線で考えることができた。明日以降の授業づくりのヒントをたくさんいただいた。
・学習指導要領には、子ども達の発達に応じた学習内容が書いてあることがわかった。授業を考える際、小学校(低・中・高)と中学校の9年間を見通すことで、授業のめあても具体的かつ明確になる。例えば、ハードルを教えるのではなく、高学年のハードルでは、何を求めるのか、さらにそれを教えるために、低・中学年で何を学んできたのか、中学校で何を学ぶのかを知っておく必要がある。9年間を見通して豊かなスポーツライフの実現になるよう努めたい。
8月29日(金) ⅢC1305 (高)理科教育講座
講 義:科学的に探究するために必要な資質・能力の育成
京都教育大学 名誉教授 村上 忠幸
演習・協議:探究の過程を取り入れた授業づくり
・観察、実験を中心とした授業プランの作成
京都教育大学 名誉教授 村上 忠幸
〇講義では、新しい時代の探究活動と教師のすがたについてお話いただくとともに、理科に関する探究活動を実際に行うことで、科学的に探究するために必要な資質・能力の育成に向けた授業の在り方についてイメージを持つことができました。
〇演習・協議では、受講者が興味・関心を持っている探究活動のテーマを生かした授業プランの作成を通して、探究の過程を踏まえた授業づくりについて理解を深めることができました。
〇研修全体を通して、探究の過程を取り入れた観察、実験の授業づくりの視点を身に付けることができました。また、主体的で協働的な探究活動の在り方について理解を深めることができました。
8月29日(金) ⅢC1304 (高)数学科教育講座
講 義:高等学校における「統計的な内容」の充実をめざした授業づくり
立正大学 教授 渡辺 美智子
演習・協議:学習指導要領における「統計的な内容」に対応した授業の工夫
〇講義では、今後の社会において、統計的思考力及び情報活用能力を育成することの必要性について、お話しいただきました。
〇演習・協議では、「統計的な内容」における指導の工夫について協議を行うとともに、指導の充実に向けた実践的な授業展開について考察しました。
〇一日の研修を通して、生徒の主体的な学びを実現するための統計教育の指導の在り方と今後の授業づくりの視点について、理解を深めることができました。
8月20日(水)ⅢC1302 (高)地理歴史科・公民科教育講座A
講 義 :「問い」を中心に構成する学習の展開
ー「問い」を生かした授業づくりの理論と方法ー
兵庫教育大学 名誉教授 原田 智仁
演習・協議:探究的な授業を考える
ー「問い」を中心に構成する授業づくりー
〇午前は、「問い」を生かした授業づくりの意義や、「問い」を構造化し探究的な学びにつなげていく方法について講義いただきました。
〇演習・協議では、「問い」を中心とした授業づくりに取り組み、生徒の深い学びにつなげていく方法を考察しました。
〇一日の研修を通して、自身が行ってきたこれまでの授業を振り返り、今後の授業実践について考えを深める機会となりました。
8月20日(水)ⅢD1503 発達障害の可能性のある児童生徒といじめ問題講座
〔研修の概要〕
講義・演習:発達障害の可能性のある児童生徒のいじめ問題の理解と対応
・いじめ問題の現状への理解
・学齢期におけるいじめと発達障害の可能性のある児童生徒の関わり
兵庫教育大学大学院 教授 井澤 信三
講義・演習:いじめ未然防止のための児童生徒の関係づくり
・互いに認め支え合う集団づくりに生かせる「いじめ未然防止プログラム」の活用
〔受講者の感想〕
- 午前の井澤先生の講義では、受け持つ生徒を思い浮かべ「あの生徒にはこれを活用してみよう」と考える時間を持つことができました。発達障害のある方の話を聞き、視覚支援等の大切さに改めて気付くことができました。発達障害のある子どもに寄り添って、子どもの視点で環境を見直していくことを大切にしたいです。
- 発達障害のある児童の特性、感じ方、考え方をまずは教員が理解して、その子の思いや困り感をつかむことが大切だと思いました。普段の何気ないからかいや、不満からいじめに発展する可能性を考えて、適切な関わりができるよう学級づくりをしていく大切さを改めて感じました。
- いじめ未然防止プログラムは、自校種のプラン以外にも実際に使えそうなものが多くありました。今回学んだいじめ未然防止プログラムを子どもの実態に合わせながらアレンジし、積極的に活用していきたいと思います。特に特別活動と関連付けた授業実践を行ってみたいと思いました。
8月7日(木)ⅢC1314 (高)情報科教育講座B
演 習 データベースの活用
・データベースの基本
・データベースを活用した問題解決の方法
演 習 プログラミングによる機械学習
〇午前は、データベースの活用について、Google Colabのアプリケーションを使い、ブラウザから直接Pythonを記述する演習を行いました。
〇午後は、プログラミングによる機械学習について、午前の演習を踏まえ、Google Colabでブラウザから直接Pythonを記述し、プログラムを実行する発展的な内容の演習を行いました。
〇一日の演習を通じて、Google Colabを校内の業務にどのように生かすことができるかについて考えることができました。
8月7日(木)ⅢC1301(高)国語科教育講座
講 義:高等学校国語科における探究的な学び
ー自分の考えを広げたり深めたりする授業の在り方ー
安田女子大学 教授 大滝 一登
演習・協議:探究的な学びの実現をめざした授業づくり
・言語活動の充実
〇講義では、高等学校の国語科の授業において求められている授業の在り方について、探究的な学びの視点からお話をいただきました。
〇演習・協議では、受講者が選択した題材について、探究的な視点から考察し、全体で共有を行いました。
〇高等学校の国語科の授業において探究的な学びを取り入れることの大切さと、その実践について理解を深めることができました。
8月12日(火) ⅢG1210 ユニバーサルデザインの視点を生かした授業づくり講座a
【研修の概要】
講 義 ユニバーサルデザインの視点を生かした授業づくり
・全ての児童生徒等が理解しやすい指導方法
桃山学院大学 教授 松久 眞実
演習協議 一人一人の教育的ニーズを踏まえた授業づくり
・各教科等の学びの過程において考えられる困難さへの対応
桃山学院大学 教授 松久 眞実
県立総合教育センター指導主事
講 義 ユニバーサルデザインの視点を生かした授業づくり
・学習指導要領に例示された障害のある児童生徒等への配慮についての事項
を参考にした授業
桃山学院大学 教授 松久 眞実
【受講者の感想】
・準備に時間をかけなくても、発話の工夫や問いかけの工夫などによっても、より多くの児童生徒が理解しやすい環境づくりになっていることを知ることができました。
・授業の導入の入り方、刺激を減らす、静寂の時間を作るなど、クラス全体への支援をまずは充実させることがユニバーサルデザインの授業づくりの一歩であることが改めて理解できました。
・合理的配慮の提供は、障害等で支援の必要な児童だけでなく、全ての子どもたちにとって有用な考え方であるということを改めて確認することができました。
・簡単に取り入れられるものもたくさんあったので、少しずつ試しながら自分の技量を磨いていきたいと思いました。
・講演で、配慮を要する児童にとって、どういう事が良くなくてどういう事が効果があるのかを理由までお話いただいて、とてもイメージしやすく学びに繋がりました。
8月8日(金)ⅢG1213 発達障害のある子どもの就労支援講座
【研修の概要】
講 義 発達障害のある子どもの自立と社会参加に向けた指導・支援 ①」
・発達障害のある子どもの就労に関する現状と課題
国立特別支援教育総合研究所発達障害教育推進センター
主任研究員 榎本 容子
演習・協議 社会的・職業的自立に向けた学校段階での取組の充実に向けて
-就労に際して求められる能力と、自立活動の内容の接点から考える-
国立特別支援教育総合研究所発達障害教育推進センター
主任研究員 榎本 容子
【受講者の感想】
・卒業後の自立と社会参加を見据え、学校段階、小学部のうちから人間性や他者とのコミュニケーション力、基本的生活習慣など自立の基礎となる部分を育めるように支援していきたいと思いました。
・キャリアパスポートを活用して、苦手なことへの対応に関する学びや記録を蓄積することで、就労段階での合理的配慮の提供につながることがよくわかりました。
・本日大切だと教えていただいた「自己肯定感を育てること」や「自己理解をすること」を教育活動に取り入れ、実践していきたいです。
・就労について、小学生ではまだまだ先のことかと思っていましたが、小学校の段階でのことが将来につながることが分かり、日常生活に必要な最低限のことは自分でできるように指導していきたいです。
8月8日(金) ⅢC1310 (高)芸術科(美術)教育講座
講 義 :美術教育における文化芸術活動の充実
ー豊かな心や文化的な伝統を尊重する心の育成ー
奈良教育大学 准教授 池田 藍子
実践発表 :文化芸術活動を取り入れた授業実践
演習・協議:美術教育における文化芸術活動の充実をめざす授業づくり
〇午前は、古代における彩色技法と文化財の保存や記録を通して、日本の伝統文化をテーマとした授業づくりについて講義をいただきました。
〇午後の実践発表では、過去の勤務校での経験や取組を中心に発表いただきました。
〇演習・協議では、目の前にある題材を他のものになぞらえて表現することで、日本の様々な芸術様式で用いられている「見立て」の技法による視点を得ることができました。
8月8日(金) ⅢD1506 児童生徒への自殺予防教育講座
〔研修の概要〕
講義・演習:児童生徒の命を守るための予防教育
講義・演習:児童生徒の命を守るための危機介入
関西外国語大学 教授 新井 肇
講義:「兵庫版『自殺予防教育プログラム』」の活用
〔受講者の感想〕
- 改めて自分一人の力でどうにかしようとするのではなく、何かあれば小さなことでも周りの教員や保護者と連携することが大事だと思いました。何か起こってからではなく、起こる前に気付いて共有し、たくさんの目で見るようにできればと思います。そのためにも毎日生徒の様子をしっかり見ることと話しやすい環境づくりが大事だと思いました。
- 「させる生徒指導から支える生徒指導」という言葉は、最近生徒を見ていて心から感じることです。生徒の敏感さ、傷付きやすさ、SNSとの連動性、衝動性を甘く見ず、これからの生徒指導に当たっていきたいです。自分自身が正常バイアスに陥らないこと、生徒のサインは空振りでもいいから周りに共有し、決して見逃さないことを大切にしていきたいです。
- 今回の講座を通して、「誰もが悩みや孤独を感じることがある」という前提に立ち、周囲の小さな変化に気付く姿勢の大切さを改めて学びました。特に印象に残ったのは、「自殺予防の第1歩は気付きと絆」という言葉です。普段の何気ない表情や行動の変化に目を向け声をかけること、相談を受けた際には、すぐに解決策を提示するよりも、まずは相手の思いを受け止め、安心できる環境をつくることが重要だと学びました。今後は、日常の生徒との関わりの中で「話しやすい雰囲気」や「安心できる関係づくり」を意識し、小さなサインを見逃さないようにしていきたいと思います。
8月4日(月)ⅢC1319 (高)商業教育講座A
講 義:商業科目における授業デザイン
立命館大学 教授 荒木 寿友
講義等・実習:ビジネス情報分野における指導の充実に向けて
講義 ・ 演習:データを活用した実践的・体験的な学習活動に向けて
〇午前は、商業科目における授業デザインについて、御自身の研究も踏まえつつ、探究的な学びの視点から御講義いただきました。
〇午後は、ビジネス情報分野における指導の充実に向けて、実習を行いました。Pythonによるデータ分析実習では、複雑な処理を効率的に行う手法について理解を深めることができました。
〇データを活用した実践的・体験的な学習活動に向けて、兵庫県の就業者数と産業構成のデータを活用し、より実践的・体験的な学習活動について考察し、今後の授業の在り方につながりました。
8月5日(水)ⅢF1413 Office365実践講座~児童生徒の学びを深めるためのOffice365の活用~
[研修の概要]
講義・演習 Office365の各アプリケーションの効果的な使い方
発 表 児童生徒によるOffice365の授業での活用
演 習 単元を通した児童生徒の学びを深める活用
[受講者の感想]
- ICTを活用することであらゆる場面で時間短縮ができ、子どもたちがしっかりと考える時間、友だちと学ぶ時間をとることができるように感じました。それがさらに子どもの主体的な学びにつながっていくと思いました。便利な所を取り入れつつ、子どもたちの思考をつなげて深めていけるような環境づくりをしていきたい。
- 自分の授業の中で、どのようにいかしていきたいか、今日の講義を参考に考えていきたい。家庭科の授業の中で、生徒が主体的に学ぶことに重点をおいて授業を考えており、タブレットを効果的に使用しながら授業を進めていきたいと、常に考えていた。「深い学び」につなげるためには教師の声かけや発問が欠かせないこともよくわかったので、生徒が主体でかつ深く学べるには?を常に頭において、授業を考えていきたい。
8月4日(月)ⅢC1315 (高)農業科・水産科教育講座A
講 義:施設・設備の安全管理と事故防止に必要な実習指導の在り方
県立農林水産技術総合センター 専門技術員 九村 俊幸
演習・協議:農業教育・水産教育に求められる実技指導力の向上
・実技指導に関する知識・技術の習得
県立農業高等学校 校長 村中 利章
県立農業大学校 主任 久保田 誠三
- 講義では、安全管理において意識すべき点や、農業機械の操作に伴う事故の事例とその予防策について、御講義いただきました。
- 演習・協議では、受講者が実際に農業機械を操作し、技術を習得するとともに、農業機械を適切に活用する手法について理解を深めることができました。また、農業機械の安全管理の重要性を改めて認識する機会となりました。
- 研修を通して、施設・設備の安全管理と事故防止に向けた指導の在り方及び農業教育に求められる実技指導力に必要な知識・技術について理解を深めることができました。
7月28日(月)ⅢC1309 (高)芸術科(音楽)教育講座
講 義:音楽的な見方・考え方を働かせた授業づくり
-生活や社会の中の音や音楽、音楽文化と関わる資質・能力の育成ー
兵庫教育大学大学院 教授 野本 立人
演習・協議:主体的・協働的に音楽の幅広い活動に取り組む態度を養う音楽科授業づくり
- 講義では、音楽的な見方・考え方を働かせて、生活や社会の中の音や音楽、音楽文化と関わる資質・能力を育成する授業づくりや、音楽を構成する様々な要素を理解することを通して、作品に対する考え方や在り方について御講義いただきました。
- 演習・協議では、沖縄民謡を題材に、作品の背景や考え方を学んだ上で、三線の演奏に合わせて歌唱を行いました。また、演奏を通して沖縄民謡に対する指導方法の具体的なイメージを持つことができました。
- 研修を通して、主体的・協働的に音楽の幅広い活動に取り組む態度を養う授業づくりについて理解を深めることができました。
7月22日(火)ⅢD1502 いじめを生まない学級づくり講座
〔講座の概要〕
講義・演習 心理学から考えるいじめを生まない学級づくり
・いじめ問題の現状への理解
・いじめ未然防止に生かせる教員の働きかけ
兵庫教育大学大学院 教授 秋光 恵子
講義・演習 いじめ未然防止のための児童生徒の関係づくり
・学級づくりを意識した「いじめ未然防止プログラム」の活用
〔受講者の感想〕
・いじめを未然に防ぐために、学級での児童との関わり方が大切だと分かった。普段からの何気ない会話が、児童との信頼関係を築くことにつながると感じた。自分に足りない部分だと思ったので、2学期から実践していきたい。
・いじめ未然防止プログラムの活用を考えてみて、普段の授業がいじめ未然防止につながっていることを感じた。学級活動で今日考えたプログラムを実際にやってみようと思った。
・いじめに関するデータを見て、実態や背景がよく分かった。集団づくりに着目して考えを持てるように今後働きかけたい。いじめ未然防止プログラムに取り組んでみて、まずは自分の意見を持つ時間を与えることが重要だと感じた。他校の先生方とも情報共有ができ、自校でも活用できる引き出しが増えた。
7月30日(水)ⅢC1323 (高)生徒の探究的な学びを実現する授業づくり講座
講 義:新しい時代に求められる資質・能力を育むための探究的な学習
東京大学 教授 佐藤 浩章
演習・協議:探究的な学習をデザインする
-質の高い探究的な学習活動をめざして-
東京大学 教授 佐藤 浩章
〇午前は、午後の演習・協議につなげるために、探究的な学習の時間について押さえておくべきポイントを中心に御講義をいただきました。
〇午後は、演習・協議を通じて班ごとに課題を設定し問いを立て、その問いに対して協議し、考えを深めるとともに、課題解決のための提案をポスターセッション形式で全体共有しました。
〇勤務校の生徒たちの探究的な学びの質を高めるために、様々な角度から課題を考え受講者で共有することができました。
7月29日(火)ⅢF1411 Google Workspace実践講座
〔研修の概要〕
講義・演習 Google Workspaceの各アプリケーションの効果的な使い方
発 表 児童生徒によるGoogle Workspaceの授業での活用
演 習 単元を通した児童生徒の学びを深める活用
・アプリケーション連携
〔受講者の感想〕
- 今までGoogle Classroomは、課題の配信やお知らせといった教員からの発信でしか活用していませんでした。今後は、本日の研修で学んだようなスプレッドシート等を活用し共有型の授業を展開していき、生徒の学びを深められるようにしていきたいと思います。
- Google Workspaceの各アプリケーションの活用について、理解を深めることができました。実践発表では、「このように活用していけば良いのか!」と新たな知見を得ることができました。まずは自分がどんどん活用してみて、使い方に慣れていこうと思いました。
- 今回の研修の中で、Google Workspaceのアプリケーションを活用したクラスメイトとの共同作業に魅力を感じました。2学期からの授業で活用したいと思いました。
7月25日(金)ⅢC1312 (中高)家庭科教育講座
講 義:実践的・体験的な学習活動における指導と評価の一体化
ー妥当性・信頼性の高い学習評価の方法についてー
元広島大学大学院 教授 鈴木 明子
演習・協議:実践的・体験的な学習活動における妥当性・信頼性の高い学習評価の工夫
〇午前は、実践的・体験的な学習活動における指導と評価の一体化と題して、家庭科の指導方法や評価方法の工夫について講義をいただきました。
〇午後は、演習・協議を通じて様々なルーブリック評価を実際に作成し、妥当性・信頼性の高い学習評価の工夫について考察しました。
〇勤務校の生徒たちの生活に必要な学びを意識して学習活動のテーマを設定し、授業を行う視点を得ることができました。
7月17日(木)ⅢC1311 (高)芸術科(書道)教育講座
講 義:文化芸術活動の充実をめざす書道教育の在り方
ー豊かな心と感性を高める書道教育ー
奈良教育大学 教授 萱 のり子
演習・協議:書道教育における文化芸術活動の充実をめざす授業づくり
播磨東教育事務所 指導主事兼社会教育主事 前田 典子
- 文化芸術活動の充実をめざす書道教育の在り方について、アートゲームを取り入れ、作品を観察することを通して生徒が気付きを得る学びの手法を萱のり子教授より御講義いただきました。
- 演習・協議では、漢字仮名交じりの書の創作を通じて、言語活動の充実をめざす授業づくりの方法について考察しました。
- 研修を通して、受講者は作品の背景や時代に対する生徒の興味・関心の引き出し方など、書道における主体的・対話的で深い学びの在り方について学びました。また、対話を通して、書の表現の意味や価値を見出す授業づくりの重要性を再認識し、実践意欲が高まりました。
7月23日(水)ⅢG1208 特別支援教育の視点を取り入れた音楽指導講座 -豊かな音楽活動を実現する授業づくり-
講 義:「特別支援教育の視点を取り入れた音楽指導」
・全ての子どもが参加できる音楽活動
ヴァイオリニスト・社会教育士・
生涯学習開発財団認定ワークショップデザイナーマスター
南條 由起
音楽ワークショップ
ヴァイオリニスト・社会教育士・
生涯学習開発財団認定ワークショップデザイナーマスター
南條 由起
演習・協議:「特別支援教育の視点を取り入れた授業づくり」
・全ての子どもが参加できる音楽の授業づくり
ヴァイオリニスト・社会教育士・
生涯学習開発財団認定ワークショップデザイナーマスター
南條 由起
【受講者の感想】
・単語等の言葉を繰り返すだけでも、音楽が生まれていておもしろかった。音やリズムをくり返すことで自分たちから作り出される音楽を体験することで、表現活動に参加しようという意欲を育んでいきたいです。
・「音楽の絨毯を敷く」という発想が目から鱗でした。楽器を使わせようとするのではなく、教師の環境設定の工夫で「思わずやりたくなる」ように整えておくことを心がけたいです。
・南條先生の「参加の保証」という言葉が印象的でした。障害の程度や状態にかかわらずみんなが楽しめる授業とはどんな授業かを改めて考えみたいと思いました。
7月16日(水)ⅢG1202 特別支援教育の基礎理解講座
講 義:発達障害の特性理解
県立総合教育センター 特別支援教育研修課
指導主事 三上 惇
講 義:認知特性、認知処理過程、感覚過敏等に注目した支援
県立総合教育センター 特別支援教育研修課
指導主事 三上 惇
演習・協議:発達障害のある幼児児童生徒への指導・支援
【受講者の感想】
・教師が「困った子ども」と捉えるのではなく、「困っている子ども」であるという認識をもち、子ども理解、実態把握をしながら、適切な指導・支援をしていきたいです。
・研修で学ぶと配慮して当前のことだと思うことも、いざ現場では気が焦って子どもを急かしていたり、無意識にラベリングしたりしているかもしれません。今日学んだことを、心に留めながら、同僚や先輩の教師とも共通理解を図った上で、指導・支援ができるよう努めたいです。ありがとうございました。
・まず実践できるのは環境を整えることだと思います。刺激を減らす、構造化するという面で、教室環境を整えることはすぐにできると思いました。もうすぐ夏休みで少し時間に余裕も出てくるので、環境整備から始めたいと考えます。
ⅢF1406 生成AIの利活用講座
講 義 生成AIとは
演 習 生成AIの利活用
演習・協議 生成AIを効果的に活用した教育活動の検討
(受講者の感想)
・生成AIを利用して画像を生成し、図工の授業に生かすことは有効だと考えていた。しかし、今日の研修を受講して、子どもたちが卒業後または家庭で年齢制限を気にせずに使ってしまう可能性を考えると、子どもたちの生成AIへの関心をむやみに高めてしまうような使い方にならないように気を付けたいと考えた。どうやって作ったかは当面明らかにせず、必要に応じて生成した画像を使うほうが上策かもしれない。
今後は、今日学んだことをもとに自分自身がまず上手にツールとしての生成AIを使いこなせるように、普段から触れ続けていくようにしたい。そのうえで子供たちによりよく伝えられるように研鑽していきたい。
・生成AIの利便性を非常に感じた一方で、利活用には慎重さが必要であることを再度認識することができた。これまで何度か生成AIを活用してきたが、プロンプトの作成の仕方を今後工夫していくことが必要だと感じた。また、生徒の生成AI利用において注意しておくべきことは教員である我々がまず理解しておく必要があるので、そのあたりの正しいルール、知識を学んでいかなければならないと思った。今後は様々な生成AIの活用方法を考え、校務・業務の効率化を図り、学校全体の教育活動の質の向上に努めたいと思う。
7月11日(金)ⅢB1301 教育経営講座A(第2回)
講 義:コンプライアンスを意識した学校経営
県教育委員会 教職員人事課
指導主事兼管理主事 畠山 義隆
講 義:法規に基づく危機対応
ひめじ城下町法律事務所
弁護士 竹内 彰
演習・協議:教育法規から学ぶ危機管理
〇コンプライアンスを意識した学校運営について、具体例を踏まえながら、教職員人事課より講義を行いました。
〇裁判において、学校が訴えられる理由やいじめ問題における判例等を踏まえながら、教員として必要な危機対応の方法について、竹内弁護士より御講義いただきました。
〇演習・協議では、教育法規を踏まえた危機管理について、学校で起こり得る様々な事例を通して考えました。
7月9日(水)ⅢC1113(小中)体育科・保健体育科授業実践講座【a日程】
【講義】豊かなスポーツライフを実現する資質・能力を育成する授業づくり
-課題を見付け、その解決に向けた学習過程-
兵庫教育大学大学院 教授 筒井 茂喜
【発表】発達の段階を踏まえ、系統性や運動の特性を意識した「走・跳の運動」・「陸上競技」の授業実践
丹波市立青垣中学校 主幹教諭 大槻 武志
【実習・協議】児童生徒が、自己や仲間の課題を発見し、合理的な解決に向けて運動の取り組み方を工夫するための授業づくり
〈受講者の感想〉
・自身の指導を振り返ると、指導法に重きを置き、子ども達に方法を教える形になっていたと感じた。授業では、なぜその運動が必要かを考えることはしていたが、もっと子ども達が主体的に学習に参加したり、必要感を感じたりできるような手立てを工夫できると思った。子ども達が納得して運動経験を積んでいけるようにしていきたい。
・日頃の授業で、自身が実践している取組と共通する話がたくさんあり、自身の実践に自信がもてた。さらに、なんとなく感覚で行っていた指導が、研修を受けて言語化できるようになったと思う。
・なぜそうなるのか、なぜできないのかなど、子ども達の「なぜ」という部分をもう少し考えていく必要がある。運動が得意ではない子ども達も、いつかはできるようにと希望をもって学習に取り組んでいる。そんな子ども達が少しでも上達するように、できることが増えるように、子ども達自身で考えることのできる要素を授業の中に取り入れていかなければいけないと感じた。
7月10日(木) ⅢA1101 学校における危機管理講座
講義:学校における危機管理と危機対応 -学校事故等の事例から-
尼崎駅前法律事務所 弁護士 曽我 智史 氏
演習:学校内外における事故等への対応
・自校の危機の予測
・教職員による学校安全のための適切な対応
・児童生徒が事故や被害にあわないために
〔受講者の感想〕
・様々な判例や事例を講義の中で聞き、日頃よりリスクマネジメント、クライシスマネジメントの観点を意識し、生活指導、安全指導に力を入れていくことの大切さを感じました。あらゆるイレギュラーなことにも予防対策を講じる意識を持ち続け、それを学校全体の意識として波及させたいと思います。
・危険を予測して対応すること、日々の当たり前の生徒指導を積み重ねていくこと、記録を残しておくことの重要性を改めて実感したので、学校で実践していきたいです。
・学校における危機は本当にいつ何時起こるかわからないので、常に何が起こっても動けるように準備しておくことが大事だと感じました。また起こってから二次被害が大きくならないように日頃からの生徒への指導、関わりが大切だと感じました。
7月10日(木) ⅢC1306 (高)理科実験基礎講座
演習:観察、実験の知識・技能を学ぶ
〇学習指導要領における観察、実験の位置づけを確認した上で、物理、化学、生物の基礎科目の教科書に記載されている代表的な実験を行いました。
〇午前中は受講者同士でこれまでに行った観察、実験の授業内容を共有しました。また、中和滴定実験を実施し、安全面と授業におけるポイントについて協議しました。受講者が実際に実験をする中で、配慮や声かけが必要な場面について具体的に確認することができました。
〇午後はDNAの抽出実験と運動の法則の実験を実施し、これらの実験における留意事項について協議しました。1時間の授業の中で効率的に実験を進めるために必要な配慮について検証できました。