中学部紹介


 今年度の中学部は、知的クラス12名(3年生4名、2年生6名、1年生2名)と重症児クラス3名(3年生2名、1年生1名)の計15名の生徒が在籍しています。発達段階に応じた基本行動の確立を目指し、基本的生活習慣や社会生活上のルール・マナーやコミュニケーション能力を高める等、社会生活に必要なスキルを身に付けられるような内容を設定しています。また、集団生活の中で、情緒を安定させ、健康的な体を維持するために自立活動の内容にも日々取り組んでいます。 

   

 

 

 

 

  

 

 

 
〈授業の様子〉

教科学習・教科等を合わせた指導・自立活動など

 知的クラスの国語・数学は、生徒それぞれの発達や実態に応じて学習グループを編成して取り組みます。体育、音楽、美術、日常生活の指導等もそれぞれのペースで自分に出来ることをしっかりとやり遂げるように指導しています。重症児クラスは「みる・きく・はなす」「ふれる・えがく・つくる」など、教科的な内容と身体の動きやコミュニケーションなどの自立活動の内容に取り組んでいます。

 生活単元学習では、生活上の課題や各行事への取り組みなどを通して幅広い経験ができるような内容を設定しています。

   

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


作業学習・農耕園芸

 季節の花や野菜の栽培をしています。生徒たちは畑を耕し、暑い夏も水やりや草取りをがんばります。重症児クラスは、教室でプランターに球根を植えたり、袋で栽培したさつまいもや大根を抜いたりもします。その他さまざまな作業を通して、友達と協力し、責任を持って作業をやり遂げる力を養います。

 

 

 

   

   

 

〈学部行事の紹介〉

社会見学

 植村直己冒険館や日本・モンゴル民族博物館、出石の街の散策などに出かけます。自分達の生活する町の文化や歴史にふれる貴重な体験をします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

    

 
自然体験活動

 養父市にある「但馬長寿の郷」での1泊2日の宿泊体験です。小学部の高学年の児童も一緒に参加します。それぞれのクラスのペースに合わせて陶芸体験や自然散策、クラフトなどに取り組みます。

 日常とは違う場所での食事や入浴は、生徒たちにとって大変貴重な経験となります。

 

 

 

     

 

 

修学旅行

 令和3年度は、10月に姫路方面へ1泊2日で出かけました。姫路セントラルパークではたくさんの動物を見て歓声を上げたり、太陽公園でトリックアート写真の撮影を楽しんだりして、笑顔があふれる旅行となりました。

 

 

 

 

   

  


〈交流教育等〉

 県立豊岡聴覚特別支援学校中学部、芸術文化観光専門職大学等の皆さんとの交流行事を年に数回実施しています。また、小学部と合同で行うクリスマス交流には、毎年サンタさん(パナソニックデバイスの皆さん)が子ども達にプレゼントを届けて下さいます。

 その他、出石文化祭作品展や円山川公苑ロビー展等にも出品して、地域の方々に生徒たちの日々の学習の成果を見ていただきます。