校長たより
<2>氷上西高校って…「『啐啄同時』とうい石碑のある」学校
「そったくどうじ」と読みます。「啐(そつ)」は鳥の雛が卵の内側から殻をつつく音やその時の鳴き声のことで、「啄(たく)」はそれを聞いて親鳥が殻の外からついばむことです。雛と親鳥のこの行動が同時に行われて初めて、新しい命が産まれます。そこから「絶好の機会」や「学ぶ者と指導者の呼吸がぴったり合うこと」という意味になります。社会に出るために氷上西高校で自分の殻を破ろうとする生徒と、それを支援する教職員との息のあった活動そのものを言い当てた石碑です。
人との出会いも「啐啄同時」!氷上西高校での新しい友人や先生との出会いや地域での活発な活動を通していろいろな方々との出会いが「絶好の機会」であると私は信じています。自分の殻を破るチャンスです。
写真の「啐啄同時」の石碑は平成7年に創立20周年の記念碑として制作されました。左側の石碑は平成27年に創立40周年記念に制作された記念碑で、「輝く地域の星となれ 一人一人が主人公」と刻んであります。本校のスローガンです。
殻を破って成長し、地域の星となる・・・楽しみです。