【お知らせ】

美術部 賀茂神社の絵馬再現

美術部が5年がかりで近隣にある賀茂神社の絵馬を再現し、神戸新聞にも取り上げていただきました。

「5年がかり!姫路別所高生が絵馬再現 傷み深刻でレプリカ制作 賀茂神社」

2024/4/30 05:30

姫路

 絵馬再現の作業を振り返る美術部員ら=姫路市別所町北宿、姫路別所高校

  姫路別所高校(姫路市別所町北宿)の美術部が、学校と隣接する賀茂神社の拝殿に掲げられ、傷みが深刻だった絵馬を5年がかりで再現した。地元の北宿自治会の依頼を受け、激しく劣化していた絵馬の図柄を転写して彩色し、レプリカを完成させた。来月10日、再び拝殿に飾られる。

  同自治会は、老朽化した拝殿の再建を計画する中で2019年に絵馬の再生を同校美術部に依頼。元の絵馬の制作時期は不明で、往年の社殿を見下ろした風景を描いたと思われるが、劣化のため色あせ、裏の文字も読めない状態だった。

  部員らは古い絵馬の表面に残された線を読み取って紙に写した後、縦1メートル、横1・5メートルの白木の板に転写。類似する絵馬の画像を参考にして着色して再現した。新型コロナウイルス禍による部活動の中断を挟みつつ、5学年計16人が作業をリレーし、今年3月に完成した。

  美術部の高木菜緒部長(17)は「大変だったが、地域の皆さんに大切にしてもらえたらうれしい」。自治会長の田中信也さん(67)は「元の絵が分からない状態から、鮮やかによみがえらせてくれた」と感無量だった。

                                               (藤本賢市)

https://www.kobe-np.co.jp/news/himeji/202404/0017598464.shtml